峠発掘?

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自転車


文殊峠
先日ツーリングのテーマが見つからないと嘆いていたが、やはり峠漁りくらいしかネタが見つからないのである。とは言っても近場の峠はほどんど行き尽くして新たな峠をゲットするのは困難を極める。しかし何気なく通過していたピークが実は峠だったというのは意外と多い。特に宇陀地区での峠のネタになっているのが昭文社の山と高原地図「赤目・倶留尊高原」である。この地図にはなぜか国土地理院の地形図には載っていないマイナーな峠がやたらと載っている。徒歩でしか通れない峠も含めればその数はかなりの数に上る。これからのシーズン、MTBで無理やり突っ込んでみればまだゲットできそうな峠は残っているだろう。こうなるとまさに峠「発掘」だ。
しかし「新峠ゲッとぉ~!」と喜んでいても、c氏峠おやじN氏がしっかり行っていてガックリすることは日常茶飯事である。昨日も前から狙っていた「珍布峠」をc氏に取られたばかりだし・・(^_^;。この道はかくも厳しいのである。
今日は大宇陀を起点に東吉野を回って染谷峠を越えて、ついでに「水呑峠」の写真でも撮ってこようかと思っていたのだが、大宇陀で何かの集会が行われているらしく、道の駅の駐車場が満杯で入れない。置く場所がなくてうろうろしているうちに11時も過ぎてすっかりテンションが下がってしまった。もうめんどくさくなったので当初のコースはやめ、ショートコースに変更。そういえば「文殊峠」なんてのがあったな・・。佐倉峠の少し東にある峠だけど、地図の隅っこにあって気づきにくい。R166佐倉峠があるから普通はわざわざ越えようとは思わないし、存在すら知られていないだろう。しかしいい名前の峠ではないか。国土地理院の地形図では黒線道になっているが、舗装されているのかそれすらもわからない。まあとりあえず峠まで行ってみて、行けそうなら鷲家へ下り、入野経由で帰ることにするか・・・


道の駅の奥が空いていたので何とかデポ。文殊峠へは菟田野区の松井から入る。古市場からの旧道をまっすぐ進んでR166を渡る。ちょっと上ったところで分岐があり、ここでコースミス。なにせ予定になかったコースなのでGPSが役に立たないのだ。間違えて下芳野方面へのトンネルまで上ってしまった。引き返して宇賀志への広い道に出る。この道はまったく初めてだが、とてものどかで良いところだ。
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宇賀志にて
文殊方面への標識などは何もないが、宇賀神社の角を右折する。そのすぐ先に迷いそうな分岐があるが、ここは左へとる。あとは文殊峠まで上り。距離的には短いが、コンクリート舗装の激坂があり、かなりエグい上りだった。標高的には佐倉峠より少し高いから、わざわざここを越える理由はまったくない。
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宇賀神社
峠名の由来となった文殊の集落は数軒の民家があるだけの寂しいところ。やたらと吠える犬がいる。鷲家方面への下りも結構きつい。距離が長い分、逆に上るのも大変だろう。しかし深い樹林の中を走り、なかなか雰囲気は良い。
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鷲家への下り
鷲家に出たら小川を経由して高見川沿いに下る。
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小川付近より高見川
吉野町窪垣内からはR370に入って入野トンネルへ上っていく。その途中からは蛇行する吉野川が見下ろせる。
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入野峠上りから吉野川
入野トンネルは結構急な勾配でしんどい。トンネルを抜けたところに「入野峠」のバス停があった。しかし道はまだ上り続けており、ぜんぜん峠ではない。旧峠はトンネルの上にあるのだが、今は廃道状態で通ることができない。したがってここを入野峠とすべきなのか。地形的に峠じゃないので釈然としないが、まあ峠ということにしておこうか。(^_^;
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入野峠バス停
あとは三茶屋を経て関戸峠を越え、道の駅に戻る。長いダラダラ上りが結構しんどい。
走行距離:34.1km
平均速度:18.2km/h
体  重:60.2kg
体脂肪率:20.4%

片雲の風に誘われて