GPS ソフト開発

地図上にGPSログを写真付きで載せるサイト『轍 ONLINE』

投稿日:2016 年 5 月 3 日 更新日:

wadachi_screenshot

手前味噌なネタで恐縮ですが、独自開発したソフトとWebサービスのご紹介です。もう知ってる人は知ってるでしょうが、10年前に開発したGPS用ソフトが『轍 Wadachi』です。当初はGoogle Mapの上にGPSで記録したログを重ね合わせ表示するために開発しました。当時はそういうサービスがまだ少なく、結構画期的だったので次第に利用者が増え、人気ソフトへの道を上り詰めました。

しかし、その後Googleがマイマップ機能でログのアップロードをサポートしたり、ルートラボやヤマレコなどのサードパーティーも続々と登場したことから、この手のサービスはもはや当たり前のものとなり、『轍 Wadachi』の存在意義も薄れていきました。今ではもう見る影もなく、細々とメンテナンスが続けられているだけです。ソフトというものは環境の変化によって常に栄枯盛衰があるもので、いつまでも良い時は続かないということなんです。

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それで『轍 Wadachi』自体は需要が激減したもののまだ存在しているわけですが、今回ご紹介したいのは『轍 ONLINE』というWebサービスの方です。こちらは『轍 Wadachi』と連携して動作するGPSログ投稿サイトで、ソフトからワンアクションで写真を含むレポートを投稿できることを特徴としております。類似のサイトはいくらでもあるわけですが、写真付きでログをアップできるものは少ないのではないかと思います。まあヤマレコならできますけど、投稿するのが非常にめんどくさいです。『轍 ONLINE』はめんどくさいことが嫌いな方のために、できるだけ簡単に投稿できることを目指しています。

『轍 ONLINE』も開設してもうすぐ3周年になりますが、アクセスが非常に少なく、閑古鳥が鳴いております(爆)。当初は投稿が増えてサーバーの容量が足りなくなったらどうしようと心配していましたが、そんな心配がまったく無用なほど過疎化しております(爆)。このままでは永遠に海底に沈んだまま浮上できませんので、ここらで宣伝してテコ入れすることにいたしました。

轍 ONLINEの特長

投稿レポートがどんなものかはトップページからリンクを開いていただければよいのですが、一応この前アップしたサンプルをリンクしておきます。

wadachi_map1
これがレポートのメインとなる地図画面です。Google Mapを背景にしてGPSログの軌跡を重ねることができます。また地点アイコンをクリックするとポップアップして写真や詳細が表示されます。

wadachi_map2
Google Mapだけでなく、国土地理院の地形図やオープンストリートマップに切り替えることもできます。登山用にはこちらの方が使いやすいでしょう。

wadachi_profilemap
サイクリングには欠かせないプロフィールマップも自動作成されます。地名を入れることができるのは他のサービスにはない特長です。

wadachi_analysis
GPSログを解析して各種データを表示します。

wadachi_report
レポートの末尾には「写真レポート」として、地点にリンクされた写真を一覧表示します。これだけで簡易レポートとして利用できるようになっています。


またタグを貼り付けるだけでご自分のブログに地図を簡単に埋め込むことができます。ボタンを押さないと表示しないのは、GoogleMaps APIの利用回数を無駄に消費しないためです(閑古鳥につき、そんな心配はまったくありませんが)。

レポート投稿の簡単な流れ

詳しい使い方についてはここでは説明しませんが、最初に利用する際にはユーザー登録が必要です。これはユーザーを識別して個別に管理ができるようにするためのもので、Webサービスとしてはやむを得ないものです。めんどくさいことが嫌いな方のために、メールアドレスとハンドルネームだけで登録できるようにしてあります。一度登録すれば、次回からは必要ありません。登録が完了すると指定されたメールアドレス宛に初期パスワードが送付されます。このパスワードを『轍 Wadachi』に入力することで投稿が可能になります。

レポートの作成自体はそれなりにめんどくさいですが(爆)、まずGPSログを読み込んで、写真をドラッグ&ドロップで放り込むと自動的に写真付きの地点を作成できるようになっています。あとは必要に応じて地名や説明を追加していきます。

すべて作成が完了したら、「Webアップロード」ボタンをクリックし、タイトルやタグなどを設定してOKを押すと即座にアップロードが始まります。アップロードが終わればただちに『轍 ONLINE』のトップページに反映されます。

轍 ONLINEサービス提供の経緯と制約事項

『轍 Wadachi』はもともとGoogleMaps APIを組み込んだWebページを自動的に生成するためのツールとして開発されました。現在でもその機能は残っており、こちらの方がより正統的な使い方と言えます。ただ、この方法では自前でサーバーを準備しなければならない上に、FTPでアップロードする作業も初心者にはハードルが高いものです。そこで誰もが簡単にGPSログを共有できるようにソフトと連動したWebサービスを構築して『轍 ONLINE』として提供する運びとなりました。

基本的に『轍 ONLINE』では『轍 Wadachi』自身が出力するスクリプトと同等の機能を実現できるようになっていますが、Webサービスの制約上、あまり細かい設定はできないようになっています。どうしても自分用にカスタマイズしたい方は従来通り自前のサーバーにアップロードする方法をお使い下さい。

また、詳細説明なしにGPSログだけを投稿することも可能ですが、一定の評価基準を満たさないレポートは90日後に自動削除される仕組みになっています。それはつまり文章のないレポートは検索にまったくヒットしないので、アクセス増加に寄与しないという事情からです。このようにしてより良質なレポートだけが蓄積されることを目指しています。削除されたくない場合は、最低限の説明を付けるようにして下さい。

他にもこんなことができます!

『轍 Wadachi』は度重なるアップデートにより機能を追加し、本来のGoogleMaps APIスクリプト作成以外にも多彩なことができるようになっています。たとえばGPSの生ログを任意のポイント数で間引いて軽くしたり、Google Earth用のKMLファイルを生成したり、写真にジオタグ(位置情報)を埋め込むといったこともできます。

便利だと思ったらシェア!

言い忘れましたが、『轍 Wadachi』も『轍 ONLINE』も完全無料のソフトであり、Webサービスです。開発や運営にかかる経費はすべてサイトの収益だけで賄われています。現在『轍 ONLINE』のアクセス数はここでは言えないほど悲劇的に少ないのですが(爆)、このまま閑古鳥が続いて収益が出ないと継続も難しくなってしまいます。石の上にも三年と思ってましたが、三年経ってもまったく芽が出ないので、開発者自身がやる気を失っています。

とにかくアクセスをあと一桁増やさなければお話にもなりません。できるだけ多くの方に使っていただきたいと思っております。一度使ってみてこれは便利だと思ったら、TwitterやFacebookでこの記事をシェアしていただけると幸いです。

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