自転車

次期ミニベロ選び(1)

投稿日:2016 年 10 月 29 日 更新日:

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お買い物自転車と化したLGS-POP(笑)

MR-4を売却してFarna 700とLGS-POPの2台体制になり、これからはLGS-POPを魔改造して楽しもうと思ってました(笑)。一応当面の予定としては、タイヤをシュワルベのマラソンレーサーに交換して高圧化、リアディレーラーをClarisに交換(意味ないけど)くらいを考えてました。やっぱりタイヤを換えると走りが劇的に変わりますからね・・

ところが突然どこからかギシギシと異音が発生するようになり、どうやっても直らないのです。まあきっかけがないことはないのですが、やったことと言えばリアハブの回転が渋かったのでバラしてグリスアップしただけですよ。もちろん元通り間違いなく組み付けました。それで異音が発生するとは考えられないんですよね・・。ステム、BB、シートポストなど全部調べましたが、結局原因は見つからず諦めました。まあすぐに問題が出るようなものではないんでしょうけど、こういうのはどうにも気持ちが悪い・・

それにいくら改造したところでLGS-POPはポジションがダメなんですよね。ハンドルが近すぎるためアップライトな姿勢になり、向かい風の影響をもろに受けます。ちょっとでも向かい風になると全く進みません。もちろん上り坂でも力が入らないのでしんどい。フレーム構造だけはどうにもなりません。折りたたみ機構もやっぱり値段なりで、畳んだ後に固定する仕組みがないのでベルトで縛る必要があり、やたらと手間がかかります。しょせん実売4万円の折りたたみ自転車ですからね・・

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というわけで、あっさりとLGS-POP改造は断念し、新しいミニベロに買い換えることになりました(爆)。というのもMR-4の売却金が入って気が大きくなったからです(笑)。そうやってすぐ使うから金が貯まらないんですけど、一応売却金で何か買ったことにしとかないと、知らない間に消えたっていうのが一番寂しいじゃないですか?(爆)

実は欲しい自転車はすでに決まってたんですよ。それはこれです。定価は72,000円(税抜)なんですけど、Amazonでは何と税込60,918円で出てました。もう迷う必要も何もなく、これで即決です。

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tern LINK N8 2017

何でLINK N8が欲しかったかというと、コスパが抜群に良いからです。DAHONやternと言えば高いイメージがありますが、この車種は戦略的な位置付けになっているため、値段が低めに抑えられています。それでいてスペックはかなり充実しており、リア8速仕様でClaris搭載、11-32Tのワイドレシオ、トリガーシフター、ダブルウォールリム、シュワルベKOJAK装着、前後クイックリリースと、およそ考えられる必要な条件をすべて満たしています。重量も11.8kgとまずまず。コスパで考えればこれに勝るものはないでしょう。だから迷う余地なんて何もないんですよ。安かったら絶対に買いです。即ポチしました(爆)。

ところがですね、間の悪いことに今はちょうどモデルチェンジの時期なんですよね。Amazonでもいつ入荷するかわからない状態で、その間に迷いが出てきてしまいました。というのも、よく考えるとLINK N8はLGS-POPとスペック的には全く同じなんですよね。もちろん専業メーカーだけあって折りたたみ機構は良くできてますし、初めからKOJAKが付いてるので現状のLGS-POPよりは軽く走れるでしょう。とは言っても重量やポジション的には全く同じ、やっぱり向かい風で全然進まないことは容易に想像できます。LGS-POPがあまりに走らないのでお買い物専用車になってしまった経緯を考えると、LINK N8を買っても結局同じ道をたどりそうな気がしました。というわけで注文をキャンセル、そして「折りたたみ自転車が本当に必要か?」という原点に立ち戻って再考が始まったのでした。

LGS-POPに乗るまでは折りたたみ自転車に乗ったことがなかったので、いろいろと「幻想」を抱いていたのですね。たとえば「すぐ畳めるので輪行に便利そう」とかね・・。でも実際に乗ってみて、それらはすべて幻想であることがわかってきました。折りたたみ自転車は決して万能じゃないんです。むしろデメリットの方が多いです。それをわかった上で買わないとお買い物専用になってしまうことは間違いありません。以下、実際に乗ってみて感じた折りたたみ自転車のデメリットについて書いてみます。

折りたたみ自転車のデメリット

1. 重い

自転車は軽いほど高価になるのは常識ですが、折りたたみ自転車は同じ価格帯で比べると普通の自転車より圧倒的に重いです。折りたたみ機構があるために強度を確保する必要があり、重くなってしまうのは仕方がありません。10万円以下で買える折りたたみ自転車は軒並み12kg前後はあります。15万円出してもせいぜい11kg、10kg切ろうと思えば最低20万円は覚悟しなければなりません。20万円出せば結構なロードバイクが買えますよね。つまりむちゃくちゃコスパが悪いんです。

2. 走らない

自転車というものはホイールが大きいほど走行性能が高くなります。大径ホイールは慣性モーメントが大きいため回り続けようとする性質が強く、ペダルを止めても一定速度を維持しやすくなります。一方、折りたたみ式に限らず小径車は慣性モーメントが小さいため、ペダルを止めるとすぐにスピードが落ちます。したがってスピードを維持するためにはずっと漕ぎ続けなければならず、同じ距離を走るのも大径ホイールより疲れます。MR-4に乗っていたのでわかりますが、24インチと20インチでは越えられない壁が存在します。これは平地よりもむしろ上り坂でそう実感します。上り坂のような低速でもやはり慣性モーメントが効いているのです。さらに回転数が高くなるため空気抵抗が増大し、タイヤの減りも早くなります。走行性能に関して言えば、小径で良いことは一つもないのです。こればっかりは物理的制約なので、いくら高いお金を出しても大径ホイールは絶対に超えられません。

3. ポジションが窮屈

スポーツ走行に特化したモデルは別として、一般的な折りたたみ自転車はサドルとハンドルの距離が近く、前傾姿勢を取りづらくなっています。普通の人にとってはそれが楽な姿勢と感じるのでしょうが、向かい風の影響を受けやすいため、少しの向かい風でも全然進まなくなります。これはもう乗ってみれば嫌になるほどわかります。さらにハンドルを引きつけて上体の力が使えないため、上り坂もしんどくなります。アップライトなママチャリポジションには良いことは一つもありません。

4. 畳んでも大して小さくならない

折りたたみ自転車ってすごくコンパクトになりそうな印象がありますが、実際はそうではありません。ブロンプトンのような特殊な例を除いては、折り畳んだサイズはだいたい80センチ四方くらいになります。しかも厚みが40センチ近くあります。これは大型のスーツケースくらいあるので全然小さくないですよ。

それでもセダンのトランクに積んだり、座席の間に入れたい場合にはギリギリ入る大きさでしょう。ただ1BOXカーの場合は荷台が広すぎるため、立てて積むと倒れてしまいます。そのため横に寝かせるしかありませんでした。そうすると荷台を半分以上占有されて、結局畳まずに積むのと変わらないんですよね。1BOXカーの場合は畳んで積む方がむしろ積み下ろしが面倒になるため、畳む必要性が全くありません。

5. 「輪行に便利」はウソ

折りたたみ自転車といえば「輪行に便利」というイメージが一般にはあります。僕も初めはそうでした。工具なしで簡単に畳めて数分で電車に乗れ、またサッと展開して走り出せるという謳い文句には誰もが夢を抱いてしまいます。でもそれは幻想なんですよ。現実はそんなに甘くありません。

まず、10万円以下の折りたたみ自転車は重量が12kgはあります。それも本体の重さだけじゃないんですよ。輪行袋自身の重さに加えて、様々な装備品を加えると最低プラス2kgは見ておかなければなりません。つまり14kgもある荷物を担いで歩けますか?という話です。LGS-POPを輪行状態にしてみてこれは無理だと思いましたね。とても輪行しようと思えるような重さではありません。結局、LGS-POPでは一度も輪行しませんでした。輪行するなら本体だけで10kgが限界だと思います。手間はかかっても輪行は軽い方が絶対的に有利です。

重さを我慢したとしても、縦横80センチ、厚みが40センチもある荷物は相当な大荷物ですよ。折りたたみ自転車だから邪魔にならないということは決してありません。それなら普通にロードバイクを輪行した方が厚みが薄いだけマシじゃないでしょうか?

結局、折りたたみ自転車で快適に輪行するためにはブロンプトンくらい小さくなるか、10kgを切らなければいけないわけで、そうなると軽く20万円コースになってしまいます。ぜんぜん気軽じゃないですね。

6. アクセサリーが取り付けにくい

自転車を買ったらボトルケージやポンプ、ライト、サイコンなどのアクセサリーを取り付けるのが普通ですが、折りたたみ自転車の場合は畳んだ時に干渉しないように取り付け位置に制約が生じます。これがパズルみたいに複雑で、ポンプ一つ取り付けるにもえらい苦労しました。畳めるというだけでそういう目に見えない面倒さが発生してしまうのです。

7. トラブルが起きやすい

言うまでもなく折りたたみ自転車にはフレームやハンドルポストに折りたたみヒンジがあるため、どうしてもガタなどのトラブルが生じやすくなります。もちろんその分、剛性も低下します。またアウターワイヤーを長く引っ張っているため、どうしても引きが重くなりがちでワイヤー折れなどのトラブルも生じやすくなります。畳まないなら良いことは何もありません。

8. 結局畳まない

一番言いたいのはこれですよ。折りたたみ自転車って結局畳まないんですよね。特に1万円くらいで売ってる安い折りたたみ自転車なんてほとんど畳まれたことがないんじゃないでしょうか? 僕もLGS-POPを買ってから年に一度くらいしか畳んだことがありません。それも1BOXカーなので畳む必要性すらありませんでした。どうせ畳まないんなら折りたたみ自転車って要らないんじゃない?と素直に思ったのでした。

結局、折りたたみ自転車が本当に役に立つケースって、駅まで走って輪行し会社までまた走るとか、セダンのトランクに積みたいとか、保管場所がないので玄関先に置きたいとか、職場に持ち込みたいくらいの用途に限られると思うんですよ。そういう明確な使用目的がない限り、「何となく便利そう」という理由だけで折りたたみ自転車を選ぶと絶対に後悔しますよ。ほとんどデメリットしかないんですから、お買い物自転車と化すこと請け合いです。いやお買い物専用になれたらまだマシな方で、ホコリを被ってそのままということにもなりかねません。

というわけで、いったんはLINK N8を注文するところまで行ったのですが、やっぱり折りたたみ自転車は要らないと考え直し、「畳めない」ミニベロに方向転換することになりました。すごく長くなってしまったので、この先はまた続きとします。

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