キララときめきロードを走る

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ライド記録自転車


由良町三尾川付近

有田市・湯浅町・広川町・由良町・日高町・美浜町・御坊市の海岸沿いを走る県道20号・24号は通称「キララときめきロード」と呼ばれております。このあたりは紀州でも一度も足を踏み入れたことのない空白地帯だったので走ってみたいと思ってましたが、日帰りで行くのは厳しく、なかなか実現できずにいました。しかし近くで車中前泊すれば余裕で行けることを思いつき、天気の良さそうな9月の三連休に実行しました。前夜は旧金屋町にある道の駅「明恵ふるさと館」で車中泊し、翌朝スタート地点となる「ふるさとの川総合公園」まで移動してから出発しました。



ふるさとの川総合公園は紀伊宮原駅の近くにあって、よくある河川敷のグラウンドです。ここに車をデポして8時15分に出発します。有田川にかかる保田橋を渡って県道172号に入ります。


須佐神社近くの小さなピークを越えると待望の海に出ます。


栖原から40mくらいのピークを越えると湯浅の町に出ます。海岸沿いに道があったのを見落としてました。湯浅は醤油の町なんですね。川沿いに古い醸造所がありました。


広川河口をまたぐ橋を渡ると広川町に入ります。この橋が結構な激坂を上らされますが、上からは湯浅の町を一望できます。


海岸沿いの道はアップダウンが厳しいので、内陸側に入り、広川ビーチ駅を通過します。


唐尾を過ぎて三尾川にさしかかるところで道が二手に分かれます。地図を見ると新道はアップダウンがきつそうだったのであえて山側の旧道を通りましたが、新道は橋がかかっており、それほど上りはないようでした。結局どっちが楽だったのかはよくわかりません。このあたりから鷹島と黒島がよく見えます。


三尾川を過ぎると内陸に入り、このルートで最も高い標高80mのピークを越えます。そして坂を下るとこの辺では最も大きい衣奈の集落に着きます。集落に入る前、なんかタイヤから周期的な音がするなと思ったら、前輪がパンクしてました。何年ぶりのパンクでしょうか、しかもたいがいパンクするのは後輪ですが、前輪とはこれまた珍しい。適当な場所がないので仕方なく炎天下でチューブ交換しましたが、チューブがタイヤと癒着していて剥がすのに一苦労しました。もう5年ほど替えてないですからね、チューブも寿命でしょう。何を踏んだのかわかりませんが、小さい穴が一ヶ所空いてました。空気を入れますが、携帯ポンプでは元通りまでは入りません。たぶん7気圧くらいでしょうか、走るのに支障のない程度には入れられました。しかしもう一度パンクできないので緊張感が生まれます。


気を取り直しまして先を急ぎます。衣奈から新しいトンネルを3本ほど抜け、戸津井の集落を通過します。


そして小引を過ぎたところからかなりきつい上りが始まります。といっても標高50mくらいですが。上り切ると風光明媚な眺めが楽しめます。


再び下ると白崎海洋公園に着きます。ここは道の駅になっていて、レストランのほか、ダイビングの基地があります。石灰岩というのでしょうか、白っぽい岩が多いのが印象的です。何となく埃っぽくて採石場のような雰囲気もあります。


白崎の短いトンネルを抜けて南側に回ると、白っぽい岩石でできた白崎の全容がよくわかります。


大引の集落を過ぎ、神谷地区に入ります。このあたりから工場が目立ち始めます。


網代で由良湾を回り込み、後半ルートに入ります。このあたりはセメント工場や巨大なクレーンが目立ち、工業地帯という雰囲気です。大井付近の公園からは先ほど通ってきた神谷のあたりが対岸に見えます。


柏から先、方杭を経て小浦までが全コース中で最も厳しいアップダウンの連続です。標高はせいぜい50~60mですが、それが3度ほど繰り返されるので結構足に来ます。最後の小浦峠を越えると一気に下り、小浦の集落に出ます。


さらにまた2つほどピークを越えると比井の集落に着きます。


産湯海岸を過ぎ、阿尾の集落を過ぎるとちょっと不思議な風景が・・。地図では湿地帯の表示になっているところ、このあたり小規模な湿原になっています。海と仕切られているということは淡水でしょうか? 付近には何の案内もないのですが、フェンスが厳重に張られていて人が入れないようになってます。学術上貴重な場所なのかもしれません。


田杭の小さなピークを過ぎると美浜町三尾。ここから紀州最西端らしい日ノ岬への道が分かれてますが、激坂なので行きません。写真の撮りすぎで予定時間を大幅にオーバーしています。写真ばかり撮ってたら時速10キロペースでも進まないようです。御坊まで残りはほぼ平坦、先を急ぎます。


松原が美しいと言われる煙樹ヶ浜を通過します。幸いなことに、今日は北西寄りの風に助けられてずっと楽してます。追い風に乗って御坊駅までラストスパート!


15時過ぎに御坊駅にゴールしました。60キロのコースに7時間近くもかかっています。15時35分発の電車で紀伊宮原駅まで輪行し、スタート地点に戻りました。あんなに走ったのに30分もかかりませんでした。(笑)

走行距離:61.2km
平均速度:17.0km/h
体重:57.4kg
体脂肪率:14.8%

片雲の風に誘われて

コメント

  1. genさん より:

    お疲れ様です。
    20才代の頃、仲間とこの辺りはよく投げ釣りに来ました。 比井、懐かしいなぁ~。釣りをしたり泳いだり。

    今年の1月2日に自走(260km)で紀州鉄道を見に行きました(長男が鉄道マニア)
    なかなか、ディープな路線ですね(笑)

  2. cancan より:

    SORAさんは3年前の「みかんとキララ」には参加してなかったのですね。
    阿尾と田杭に間、あの湿地はむかし原発の候補地にもなったのですよ。

  3. SORA より:

    @genさん

    あの辺は海釣りのメッカなんですかね、えらいたくさんの人が来てました。
    あそこまで自走ってのも変態的ですが・・(笑)
    紀州鉄道って、わずか3キロほどの路線に駅が4つってすごいですね。(^^;

  4. SORA より:

    @cancan さん

    その日は大台ヶ原激坂クライムで苦しめられた日でした。(^^;
    あれを周回だと結構きついんじゃないですかね・・

  5. ワシはGT。 より:

     こんばんは。
     もう3年前になりますか。cancanさんの「みかんとキララ」に参加したんは。あんまり太平洋岸を走ることが無いんで、いい機会とご一緒させていただきました。海はきれいでしたが尾根を越えるごとのあの坂の刺激はたまりませんでした。
     あの頃は私も往復30kmの自転車通勤で元気でしたから、どういうことも無かったんですが、今は「??」ですわ。

     「1日キップ」がまた出たら行きたいんですが、京都から和歌山て使いごたえあるんです。

  6. SORA より:

    @ワシはGT。 さん

    みかんとキララ、行ってはったんですか。
    海岸線はアップダウンがつきものですが、あの程度はまだマシな方かと思います。
    京都から輪行であのコースは結構きついですね。