歴史は繰り返す

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雑記

うちはとにかくモノが多いのですが、その原因は薄々気付いております。前の記事にも書きましたが、物を溜め込みやすい人には共通する特徴があります。それは「凝り性」、「飽きっぽい」、「浮気性」の三点セットであります(爆)。自分はすべてに当てはまっていることを否定しません(爆)。

世の中には一つの趣味を何十年も続けていて、その道のプロみたいな人もおられますが、自分には10年以上続いた趣味が何一つないことに今さら気付きました。だから何をやっても中途半端、三流で終わるのですね。これもすべては飽きっぽい性格の所以です。何でも初めのうちはどんどん上達するから面白いのですが、ある程度上達するとスランプみたいな状態になって伸び悩み、そこでしんどくなってやめてしまいます。中級者から上級者へのハードルは想像以上に高く、そこを我慢して乗り越えられればまた新たな道が開けるのですが、いつも我慢できずに脱落してしまうのですね。要するに堪え性がないというか・・

これは別に趣味の問題だけでなく、仕事もそうなんですね。これまでいろんな職を転々としてきましたが、未だに落ち着きません(爆)。これも一箇所にとどまることを好まない生来の「旅人」の習性なんですかね?


この「浮気性」こそがモノの多さと密接に関係しているのですね。なぜならすべての趣味には何らかの「道具」が関わっているからです。そこで最近20年間の趣味の変遷を年表にしてみました。

年代 主な趣味 買った物
1991~1992年 音楽時代 アコースティックギター
エレクトリックギター
シンセサイザー
1992~1996年 第一次自転車時代 ロードバイクもどき
Panasonicのロードバイク
その他自転車用品
1997~1999年 登山時代 登山靴・ウェア類
アウトドア用品
1999~2002年 写真時代 カメラ多数
交換レンズ多数
三脚など写真用品
スキャナーなど周辺機器
2002~2010年 第二次自転車時代 MR-4F
ゲイリーフィッシャーのMTB
自転車用品多数
デジカメ多数
GPS
2011年~ 買わね~よ!

これらはその頃最も優勢であった趣味を示しているもので、ある年を境に急に移り変わるわけではありません。たいていはクロスフェードしながら漸進的に推移しているのですね。一度熱中すると他のことが見えないという性格から、二つのことを同時にやるなんて器用な真似はできないんですね。必ず前の趣味はフェードアウトしていきます。そして自分の趣味の特徴は、周期的に繰り返すということなんですね。全く新しい趣味が始まるということはほとんどありません。自転車にしろ、写真にしろ、登山にしろ、学生の頃にやっていたものが復活したに過ぎません。音楽に至っては幼少の頃からやっているものです。だから基本的な趣味というのはほとんど変わってないのですね。

こうして見ると一番長い第二次自転車時代でも8年。もっと長いスパンで見れば結構な年数があるのですが、いずれもブランクがあるのですね。何でも一度やめてしまうと復活するのは大変な努力を必要とします。だから一つのことを地道にやっている人に比べれば年数は同じでも確実に劣るんですね。それは労力だけでなく、道具についても言えます。

もうお気づきかと思いますが、こうやって一つの趣味が終わって次の趣味に移った瞬間に、それまで買い込んだ道具がすべてがらくたに化けるわけです(爆)。自分の場合、趣味は周期的に繰り返しますから、またいつか使うだろうと思って古い道具を取ってあるのですが、これがゴミ屋敷化する要因。うちはこういった「過去の遺物」によって占拠されているのでございます。しかし大事に取っておいても、長いブランクの後でもう一度使おうと思った頃には、すでに時代遅れになっているか、劣化していて使えないことが多いのです。結局は捨ててもう一度買い直すことになるのですね。一生モノと言えるのは楽器だけ(電子楽器は除く)。

一生モノと言えばカメラもそうでした。昔の機械式カメラは壊れても修理が効く限り、一生使い続けられるものでした。もとよりカメラは高価なものでしたから、一家に一台、それが代々に渡って受け継がれることも珍しくない時代がありました。僕が写真にはまっていた2000年頃には、カメラに注ぎ込んだ金額は100万円を下らないと思います(爆)。現在所有しているカメラも多いですが、それは氷山の一角に過ぎず、実はすでに売却して手元にないカメラも含めれば相当な数のカメラを購入してきました。そこまで投資できたのは、当時カメラというものは換金価値が高く、年数が経ってもそこそこの値段で売れることがわかっていたからです。もし僕が破産して生活に困ったら、手持ちのカメラを売って一財産にしようと本気で考えていました。(爆)

ところが間もなくデジカメが台頭し始めると、フィルムカメラの中古相場が暴落し、目論見は見事に崩れ去りました。今や鉄屑同然の値段でしか引き取ってもらえません。今でも必要以上に持っているカメラ機材が部屋を占有しているわけですが、売るに売れない状況でございます(涙)。これがホントの「塩漬け」。売り時を見誤りました・・

カメラが一生モノであった時代は完全に終わりました。今のデジカメなんか3年も経てば換金価値はゼロに近いです。デジカメは耐久消費財と言うより、一日あたり何円というランニングコストで考えた方が正しいと思います。たとえば10万円の一眼レフを3年使ったとしたら、一日あたりのコストは約91円ね(笑)。デジカメはいくら撮ってもコストがかからないと言う人がいますが、それは間違っています。デジカメは買った瞬間から次の買い換えまでのランニングコストが発生しているのです。さらに記憶媒体やバックアップのことまで考えると、ランニングコストは決して安いものではありません。

いかん、また話がカメラにそれました。(^^; 要するにまたいつか使うかもしれないと思って取っておいても、どうせその時になったら使えないんだから、さっさと捨てるなり、売るなりした方がいいよってことなんですわ。

さて、2002年から続いている第二次自転車時代なんですが、そろそろ転換期に来ているのではないかという予感がしています。少なくとも下降局面に入ったことは間違いありません。最近は自転車に乗りたくて乗っているのではなく、強迫観念から仕方なく乗っているんですね(爆)。もう行きたいところも行き尽くし、完全にネタ切れなんですね。俗に言う末期症状でしょう。持ち前の飽きっぽい性格から、同じ場所を何度も走るという芸当は僕にはできません。最近は身の回りでも自転車から離れていく人をちょくちょく見かけます。来年はまだ自転車に乗っているのでしょうか?

(写真:奈良県田原本町)

片雲の風に誘われて

コメント

  1. Indigo より:

    僕は最長で卓球の6年ですね。
    これからも機会があれば続けたいとは思っているのですが、大学生になったら
    バイトとかで部活には入れないでしょうし、やはり厳しいかもしれません(^^;)

    僕も来年は自転車やカメラなどの機材を揃える反面、旅などのソフトの面も楽しみたいです。
    これまで部活で忙しかったので旅行などほとんど行けず、まだまだ知らない場所だらけなので(笑)

  2. SORA より:

    @Indigo さん

    旅は学生のうちにしておいた方がいいですよ。
    モノは社会人になったらいくらでも買えますが、旅は思うようにできないですからね。
    カメラなんて安物で十分、どうせすぐゴミになるんですから・・(爆)

  3. kasumi より:

    う~~ん
    納得してしまいます
    凝り性で飽きっぽい。
    次々がらくたはできてもやめられません
    まぁ、人生いつ終わりになるか分からないのですから
    好きなことを好きなようにできるのは幸せなことだと思います
    ところで毎日、{本日の練習」とはどういう意味なんでしょう?
    わずか1000m不思議に思ってます

  4. S_Yoneyan より:

     いやー、趣味の変遷がよく似ていますな。私の場合、その間にブラックバス、フライフィッシングの釣りが入ってきますがはっきりいって今これが一番のがらくたになっています。たぶん、2度と使わないんじゃないかと・・
     あ、そうそう ラジコンってのもありましたわ。飛行機も3台、車も3台、そして現在、まともに動くものゼロですわ。はっきりいってがらくたの山ですな(笑)
     

  5. SORA より:

    @kasumi さん

    ず~っと一つのことを追いかけてれば、こんなにモノは溜まらないんですけどね・・
    なんで浮気するんでしょうか・・(爆)

    「本日の練習」は水泳のことですよ。

  6. SORA より:

    @S_Yoneyan さん

    もしかして似たもの同士ですか?(笑)
    ラジコンも昔凝ってましたが、あれはモノそのものが趣味みたいなもんですから、一番良くないですね。
    二度と使わないとわかってても、なんでこういうがらくたを捨てられないんですかね?(爆)

  7. Choko より:

    ハッキリ言って、みんな同じなんじゃなですか?我々50年代生まれならともかく、少なくとも70年以降生まれの方々は、物に溢れて育った人が多いでしょう?そんな人たちは、多かれ少なかれ多趣味で飽き性になるのは必然ですよ。僕たちの時代は、プラモデルなんて高価でお年玉貰った時しか買えなかったもんね。普段なら少年キング読んで、公園で草野球するくらいしか遊びはなかったですし…古っ!。でも、「凝り性」「飽きっぽい」「浮気性」でいいんじゃないですか?人生に幅ができるでしょうしね…?来年もよろしく!

  8. SORA より:

    @Choko さん

    さすが言うことが違いますなぁ・・(笑)
    これも時代の申し子なんでしょうか・・
    だいたい男性は誰しもモノを集める習性があるんですよね。女性のコレクターってあんまり聞かないし・・(笑)

    では来年もよろしく!です。

  9. ばば ひでひこ より:

     ども、小学生のころは、剣道と唐手(沖縄カラテ)、中学生のころから写真(今も続いてます)と自転車(継続中)とラジコン(オフロード・・・2年でやめました。中学生にはお金が掛かり過ぎ)てな感じです。
     来年もよろしくお願いします。

  10. SORA より:

    @ばば ひでひこ さん

    僕も自転車は中学生からです。30キロ程度でしたが・・
    写真は大学生の頃から・・
    中学生の頃はプラモデル、ラジコン、鉄道模型が趣味でした(物欲の王道)。
    思えば、この頃から物欲の下地ができてたんですね。(笑)

    では、今年もよろしくお願いします!

  11. KAY.T より:

    趣味が多いというのはそれだけ人生の楽しみ方を知っているということでしょう。

    生きている内にどれだけ楽しめるか…要はこれですね。

    がらくたを残して死ぬのもありかな…と思うようにもなりましたが…。

    ただ人生そのものをがらくたにはしたくはない思いです。

  12. SORA より:

    @KAY.T さん

    いろいろやるのはいいのですが、どれも「つまみ食い」になっているのが気になります。
    多芸は無芸と申します。
    何か一つでも一流と言えるものを持ちたいのですね・・