GPS

eTrex Legend HCx不良まとめ

投稿日:

ファームバージョンを2.30に戻したら異常が発生しなくなったので、速度フィルターのアルゴリズム変更が原因かという流れに傾いていたのですが、昨日のツーリングで仮説を一気に覆す結果が得られました。これによりファーム不具合説は完全に否定され、個体不良以外にあり得ないという結論に落ち着きました。
昨日のサンギリ林道で取得したログから作成したプロフィールおよびトラックを以下に示します。
profile080613.pngプロフィールマップ(クリックで拡大)
map080613.png異常が発生した場所(クリックで拡大)
サンギリ林道の取り付きは深い谷間なので大いに期待していました。予想では異常が出ないだろうということでファーム不具合説が裏付けられる手筈だったのですが、見事に期待を裏切ってくれました(爆)。
林道に入った途端、吸い込まれるようにぐんぐん高度が下がり始め、ついには海面下128mまで下降しました。結局、新しいファームとの差異は何もなかったということになります。今まで天ダムで異常が出なかったのは偶然に過ぎません。とことんまで異常を見たかったのでリセットは行わず、そのままにしておきました。そして標高600mに達したあたり、山の中腹に上がったところでようやく正常に戻りました。
しかし異常なのは高度だけではありません。地図の方を見ればわかるように、位置も大きくずれています。本来の道路から数百メートルも外れ、まったく意味不明な動きをしております。問題なのは、ここでもGPSの誤差半径は15m以内を示していることです。衛星をロストしてログが飛ぶのはわかるんですが、ちゃんと測位できているにもかかわらずまったくでたらめな位置を示します。これはマルチパスとかの影響で説明できる範囲ではありません。
これまで高度の異常にばかり目を向けていましたが、実は本質的なものではありませんでした。高度がずれるときは必ず位置もずれています。GPSの精度は水平方向に比べて垂直方向には大きく劣るため、位置がずれれば高度はさらに大きくずれます。要するに高度のずれは位置がずれたことによる副次的効果としてより顕著に表れるに過ぎないのでした。
このような環境はGPSにとって厳しいことは確かですが、山歩きではむしろ普通にあり得る状況です。Legend HCxおよび同じハードを持つVista HCxは登山者が多く使っている機種であり、常にこのような環境で使われているはずです。もし機種固有の不具合であるとすれば、当然山屋さんから多くの苦情が寄せられているはずなのです。山の中で数百メートルもずれれば遭難の危険性を伴います。しかしそのような報告はまったく見当たりません。
eTrex HCxシリーズは発売当初から不具合の絶えない機種のようで、ネット上にも多くの不具合報告が散見されます。このブログも「Legend HCx 不具合」というキーワードで検索すると3番目に出てきます(笑)。最近このキーワードがアクセスの上位を占めています。それほど注目されているのですが、ネット上に見つかるのは液晶が真っ白になる現象や突然フリーズするなどの明らかにわかる不具合ばかりで、精度不良に関するものは一件も見つかりません。このブログも相当数の読者が読んでいるはずですが、同様の不具合を指摘する人は皆無でした。
これほど情報が得られないとすると、機種固有の不具合やファームの不具合といった問題ではなく、個体不良以外には考えられなくなってきました。交換した機体がまた不良ということは普通はほとんどないはずですが、同じ時期に生産されたチップの不良である可能性も否定できません。
これで結論は出たので不具合検証は終了します。とにかく現状ではGPSの役をなし得ていないのでもう使う気になれません。せっかくのツーリングも異常を見るたびに不愉快な気分になります。いっそのこと売ってしまいたいです。こんなメチャクチャな情報を表示してくれるより、ロストしまくりでもForetrex101の方がよっぽどいいです。

関連記事

スポンサーリンク

-GPS

Copyright© 片雲の風に誘われて , 2017 AllRights Reserved Powered by micata2.