豊島一周と現代アート観賞

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ライド記録自転車

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豊島南岸より小豆島を望む

豊島はちょうど一年前に訪れているんですが、その時は徒歩だったのでほんの一部しか歩いてません。今回は自転車を持ち込んで完全一周を目指しました。また3年に一度開かれる瀬戸内国際芸術祭の春会期が4/21まで開催されていますので、アート観賞も兼ねて再訪してみました。



走行ルート図

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豊島へは岡山側の宇野港から小豆島フェリーが運航しています。当然、車は宇野港に置いて自転車だけで行くわけですが、宇野港には無料駐車場がありませんので、JR宇野駅前にある「ポートパーキングうの」を利用します。ここは24時間毎に500円と一番安いです。四国へ行くときにも使えますので、覚えておくとお得です。それで問題はフェリーの便なんですが、どういうわけか往復ともフェリーで行こうとすると便の間隔が悪く、帰りの便が早すぎるか遅すぎるかどっちかになってしまうんですね。そこで往路だけ旅客船を使うことにしました。フェリーと旅客船は交互に出てるんですが、宇野8:30発の旅客船に乗り込みます。一応窓口で尋ねたのですが、輪行したらたぶん大丈夫だろうという曖昧な返事でした。しかし芸術祭で非常に乗客が多く、整理券が配られている始末です。まあ何とか乗れたんですが、輪行袋を置く場所に結構困ります。2台くらいなら何とかデッキに置けますが、混んでると客室内に持ち込むのは無理です。芸術祭の期間以外はそんなに混むことはないと思いますけど、念のため切符を買うときに確認するようにして下さい。豊島の家浦港へは旅客船なら25分で到着しますが、今日は波が高く、デッキにいたら思いっきり海水をかぶってしまいました。(^^;

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家浦港を出たら、まず島の南側にある甲生(こう)の集落を目指します。ここはすでに未知のルートです。南側へ行くには標高70mほどの山を越えなければなりません。この辺がピークです。

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そして山を越えると南側の展望がぱっと開けました。いい感じ・・

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とりあえず甲生の港まで下りてみました。ただの大漁旗だと思ってたんですが、実はこれもアート作品だそうです。(笑)

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ここが甲生の集落です。

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そして「遠い記憶」というアート作品を鑑賞します。実はアートだと気づかずに通り過ぎたので戻ったんですけど・・(笑)。この作品は分校跡に古い民家の戸などを集めてトンネルにしたものです。この分校の雰囲気が廃校マニアにはたまらないんですよね・・(笑)

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どう見ても廃屋にしか見えないんですが、これもアートですよ。(笑)

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「遠い記憶」の観賞を終えて、次は島の東側にある唐櫃(からと)の集落を目指します。甲生の集落を見下ろしながら、どんどん上っていきます。

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この上りが結構な激坂なんです。前に見えるのは豊島で一番高い壇山(339m)です。豊島は小さい島なのに自然がとても豊かなんですよね・・

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上っていく途中で甲生の集落を見下ろす絶景が・・。こんなのを見ると疲れも吹っ飛びますね。

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そして標高120mまで上ります。ここからしばらくほぼ水平に走ります。小豆島や四国を見渡す絶景が続き、なかなか進みません。(笑)

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四国の屋島や五剣山が見えてますね。すばらしい・・

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そして島の東端を回り込み、唐櫃の集落に入ります。唐櫃は海側と山側の二つの集落に分かれてるんですが、海側は昨年歩きましたので、今回は海へは下りず山側を通過します。集落の中心にあるのが「島キッチン」というアート作品です。作品と言っても実際に飲食ができる店になっています。観光客でえらい混んでましたけど・・(^^; 島キッチンの敷地内の蔵に「あなたの最初の色」というアート作品がありますので、そこも観賞しました。映像インスタレーション作品なんですけど、蔵という空間とのミスマッチ感が不思議な感じでしたね。

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ここが唐櫃の集落です。

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次に集落の外れ、神社の境内にある「空の粒子」という作品を鑑賞しました。ここは無料で自由に見学できます。横から見ると何だかよくわからんのですが(^^;、空を見上げると円形の中にいろんなものが見えてきます。なるほど・・という感じでしたね。

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唐櫃から小ピークを越えて硯(すずり)の集落へ下っていきます。この道は昨年も歩きましたし、この写真も撮りました。

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12時頃、いったん家浦港に戻りましたが、フェリーの時間までもう少しあるので、ついでに島の西側にある神子ヶ浜の方へ行ってみます。またちょっと山を越えなければなりませんが、ピークを越えたところでダートに変わったのでそこから引き返しました。

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そして家浦港に戻って12:40のフェリーで宇野へ帰ります。自転車は別に350円必要です。フェリーはゆったりしていてやっぱりいいです。次の14:55の旅客船は激混みみたいだったので、これに乗って正解でした。というわけで、一周してもたった15キロほどの小さな島なんですが、とてものんびりしていて良いんですよね・・。何と言っても車なんてほとんど通りません。この時期、緑が美しくて最高です。瀬戸内海で一番気に入った島ですね。また行きたいなぁ・・

なおアート作品鑑賞には個別に観覧料が必要で、芸術祭期間中以外は土日祝しかやってないと思いますので、行かれる方はご注意下さい。

走行距離:15.8km
平均速度:12.8km/h

片雲の風に誘われて

コメント

  1. まっさー より:

    私は直島しか知りませんが、最近の瀬戸内は現代アートが面白いですね。
    芸術祭はあと夏、秋ですが、その期間外でも作品は鑑賞できるのですか?。

  2. SORA より: