予定外の本白根山で雨に降られる

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登山

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逢ノ峰から見る草津志賀道路

もともとここへ来る予定はなかったのですが、無計画であるがゆえに予定外の行動をとりました。というのも、前夜たまたま六合の道の駅で車中泊したため、ここくらいしかめぼしい山を思いつかなかったのです。草津白根山というのはこの辺の山の総称で、これといったピークはないのですが、その中で一番高いピークが本白根山ということになっています。一応、日本百名山にも数えられているのでとりあえず登っとくかという感じなんですが、現在は火山性ガスの危険があるため本白根山への立ち入りは禁止されています。それで山頂に立つことはできないのですが、もともとこれといった山があるわけではないので、火口を一周する遊歩道がその代替になっています。


登山コース図

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草津白根レストハウスの駐車場に停めた後、まず目の前に見える逢ノ峰に登ります。道路を渡った向かい側に登山道入口があります。ほとんどの観光客は湯釜を目指して登っていくわけですが、それとは正反対の方向へ登っていきます。

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下から見るとすぐそこに頂上の東屋が見えてるんですが、実際登ると結構長いです。それでも15分くらいで山頂に着きました。

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逢ノ峰の山頂からは湯釜がこんな感じで見えます。ここから湖面は見えないですね。

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今度は逢ノ峰からまっすぐ下っていきます。これも10分くらいでしょうか。下りきったところはリフト乗り場になっています。以前はここまで車で入れたようですが、今は一般車通行止になっています。もともとはスキーリフトですが、夏場も登山リフトとして運転されています。さすがにこれを使っちゃうとインチキという気がしますが・・(^^;

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このあたりウスユキソウがたくさん見られます。

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リフト乗り場からしばらく山腹をトラバースした後、沢を渡ります。

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あまり花が咲いているのを見たことがないバイケイソウが咲いています。

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リフト乗り場から40分ほど歩くと殺生河原方面との分岐点に着きます。ここを右に折れると階段の連続する登りが始まります。

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鏡池までの道は木道が敷かれ、よく整備されています。どうもこのルートは左回りする人が多いようで、すれ違う人は多いのですが、後ろから来る人は誰もいません。木道の上ですれ違うのは結構厳しいです。

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だいぶ登った頃、鏡池の畔に出ました。もっと大きな池かと思ってましたが、ずいぶん小さいし遠くにしか見えません。ここからまたもうちょっと登ります。

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これはツリガネニンジンかな? いまいち自信がない・・(^^;

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そして本白根山の展望所が見えてきました。ここは火口の縁にあたる場所です。

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登山道の傍らに咲いていた黄色い花。ちょっと名前はわかりません。黄色い花は多いですからね・・

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そして高山植物の女王と呼ばれるコマクサ。このあたり一面に生えています。少し終わりかけているのか、きれいな花を探すのに苦労しましたね。これが見られただけでも感激です。

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ほどなく展望所に着きました。お誂え向きに日本百名山と書いてありますね(笑)。今まであんまり人に会わなかったのに、ここまで来ると人がいっぱい。おそらくリフトで上がってきてここまで往復してるんでしょうね。そこまでズルして百名山でええんかい!(爆)

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向こうに見える裸地が遊歩道の最高地点になります。頂上ではありませんが、一応あそこまでは行けるということです。どうせ天気も悪いので行きませんでしたけど・・

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展望所ですでにヤバそうな雰囲気だったのですが、万座温泉との分岐まで下ってきたところで雨がポツポツ降り出し、合羽の上だけ着たら本降りになってきたので、結局下も着ました。山で雨具を着るなどめったにないことですよ。雨が降りそうなときは行きませんから・・(笑)。くそー天気予報め、騙しやがったな!(爆)

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この後、雨が降ってるので写真はほとんど撮ってません。この雨の中でも切れ間なく人が登ってきますが、傘差しの方が圧倒的に多い。サンダルの方もいるし、完全に山をなめてますな。(^^; 黙々と下って再びリフト乗り場に下りたところでヤナギランが咲いてました。

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リフト乗り場からは逢ノ峰の横を回る舗装道路を歩いて帰ってもいいのですが、ロープウェイ乗り場の横から遊歩道に入ると少し近道になります。この道は知らない人が多いようですね。

というわけで、駐車場に帰ってきたら晴れてきました。くっそー、何やねん!(爆)

片雲の風に誘われて