ルイガノ LGS-POP パンク予防対策

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メンテナンス自転車

LGS-POPオーナーのブログで「何もしないでいきなり乗ったらたちまちパンク!」というような噂があったので(^^;、届いてすぐにパンク予防対策を施しました。LGS-POPに限ったことではないですが、この手の安価な自転車はリムの仕上げが雑ですので、スポーク穴のバリが酷かったりします。まず乗り出す前にホイールを外してリムの内側を確認しておくことを強くおすすめします。最初に手間をかけてやっておかないと、後で痛い目に遭いますよ。この手のパンクはせっかく直してもすぐ再発する可能性が高いので、非常に厄介です。

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まずホイールを前後とも外して、タイヤ・チューブを外してみました。入っていたリムテープは薄っぺらいただのゴムで、しかもユルユルでした。簡単にずれてしまいそうで不安です。とても高圧に耐えられるものではないので、仏式チューブ化の際に一緒に換えてしまおうと思います。

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そしてリムテープも外してスポーク穴のバリを確認します。これも個体差があるんでしょうけど、思ったほど酷くはなかったですね。それでも指で触ってみると引っかかる箇所があるので、一応すべての穴をヤスリで削って滑らかにしておきました。

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そしてリムの接合部にある段差も要注意です。幸い気になるほどの段差はなかったですが、酷いのになるとあからさまに段差がわかるものもあるようです。これも一応ヤスリで削ってできるだけ平らにしておき、さらに念のためビニールテープを貼って保護しておきました。

とりあえずこれだけやっておけば安心でしょう。2時間くらいかかりましたけど、後からパンクして泣くことを思えば安いものです。

次にチューブですが、LGS-POPに標準で付いているチューブは英式バルブで高圧には対応していません。これも早速仏式に換えたいところですが、予備も含めて3本は買わないといけないので結構な出費になりますね。そして英式を仏式に変更する場合、バルブ穴の径が仏式より大きいため、そのままではユルユルになってパンクの原因になってしまいます。それを埋めるためにバルブスペーサーというものを使用するのですが、定番のシュワルベ 20×1.10/1.50 6SVというチューブでは付属のバルブナットにフランジが付いているため、バルブスペーサーはなくてもいけるとか・・。本当にそれで大丈夫なのか、やってみないとわかりませんけど・・

さて、英式バルブなんて長らく触ったこともありませんでした。ママチャリなどに使われているごく一般的なやつですね。虫ゴムで空気を封止しているため、この虫ゴムが劣化してくるとパンクしなくても空気が抜けてしまうので厄介な代物です。だから英式バルブは大嫌いなんですが、とりあえず当面の間はこれで我慢しなければなりません。そこで新兵器の登場です。

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これはダイソーで「スーパーバルブ」の名前で売っている商品です。ホームセンターにもありますが、どうせ中身は同じものですから百均で十分です。虫ゴムより10倍長持ちして、しかも空気が抜けにくいという優れものです。ダイソーの隠れた名品と言われてますね。(笑)

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バルブ部分はこんな感じで、先端に十字型の隙間があるのが特徴です。中に入っているシリコンのパッドが空気圧でスライドして穴を塞ぐ仕組みになっています。使い方は簡単で、元の虫ゴムが付いていたバルブを外して、そのまま交換するだけです。

これで空気を入れると、虫ゴムより入れる力が少なくて済むという利点もあります。なぜ未だに虫ゴムなどという時代遅れなものを使うのか不思議でなりません。単にコストの問題ですかね? そして英式バルブだと構造上、空気圧管理ができないのですが、このスーパーバルブを使った場合はエアゲージ付きのフロアポンプで空気圧を確認しながら入れられます。単体のエアゲージでは無理ですけど、できないよりはいいですよね・・

あと携帯ポンプで入れる際にはいわゆるトンボ口金が必要なのかと思ってましたけど、これは仏式用のバルブ口でそのまま行けます。したがってトンボ口金は携帯不要。意外な発見でした。

それよりこのタイヤ、早く換えたいなぁ・・(^^;

片雲の風に誘われて