先週はちょっと南紀の方へ廃校成分を摂取しに行っておりました（笑）。そもそも自転車が飽きる理由は目的がないからなんですね。自分にはタイムを何秒縮めるとか、毎月何百キロ走るとか、そういう数値目標は絶対無理なんでね(^^;、目的もなくただ漫然と走ってもすぐ飽きるわけですよ。僕にはノルマ達成のためだけに毎日同じ道を走って何が楽しいのかまったく理解できません。(^^;
ですからなるべく知らないところへ遠征するしかないのですが、どうせ行くなら何か目的を絡めたいわけですよ。まあ昔からよくある峠とか街道は定番ですが、それは意外と難しいんです。だって峠を越えたら帰って来ないといけませんから・・。そんなしんどいのは嫌いなんで（爆）、どんどん自転車から遠ざかっていったわけですが、ふとあることを思いつきました。そうや、廃校があるやんけ！（笑） だいたい廃校というのはとんでもない山奥にあるんで、車で絶対行きたくない場所ばっかりなんですね。ですから自転車ととても相性が良い。別に周回しなくても往復するだけでもOKですしね、コースも取りやすい。というわけで、ツーリングのテーマに廃校を取り入れることでマンネリ脱却を目指しました。（笑）
それで今日は午後から大物の廃校を取材する予定がありますので（笑）、午前中だけ軽く走れそうなコースを急遽考えました。前日から本宮町の道の駅で車中泊してましたので、近くにある廃校を１件だけ絡めて熊野古道をちょっと走ってみることにしました。
走行コース図
8時過ぎに道の駅を出発して、熊野川を見ながらR168を南下していきます。
熊野本宮のすぐ近くにある「大斎原」へ寄ってみました。ここは熊野本宮の旧社地で大鳥居が建っています。初めて来ましたけど、近くで見るとものすごく大きいです。
せっかくなんで、熊野本宮大社に参拝してから行きます。
熊野本宮のすぐ横から音無川に沿った道を上っていきます。沖の平という場所で熊野古道と交差しています。せっかく上ったのにまたしばらく下らされます。
小森の集落にさしかかると急な上りになってきます。右上へ上っていくガードレールが見えますが、このあたりかなりの激坂です。
激坂を越えたらまた緩やかになって、いつの間にか水呑王子に到着しました。王子というのは熊野の神様を祭る神社なんですが、すでに神社はなくお地蔵様と水飲み場だけが残っています。ここは熊野古道のルート上なんで、ハイキングの人がひっきりなしに訪れています。
そこと同じ場所なんですが、一応ここが本日の目的地です。自分としては水呑王子より廃校の方に興味があるんですが・・（笑） この建物は一時期キャンプ場として利用されていたようで、かなり改修されて学校の面影はほとんど残っていません。
校庭には大屋根が設置されていて、テーブルが整然と並べられています。これを見ると今でもビアガーデンでもやってそうな雰囲気ですよね（笑）。でもれっきとした廃なんです。潜入はできませんでしたけど（笑）、30分ほど大量に写真を撮って次の目的地へ向かいます。
「発心門」のバス停があったので、もう着いたのかと思いましたが、これはそういう地名なんですね。発心門王子はまだ先です。
発心門の集落にて。このあたりいい風景だなぁ・・
ダラダラと上らされてなかなか着かないんですが、やっと発心門王子の石碑に着きました。発心門という門があるのかと思ってましたが、そうじゃないんですね（笑）。無知すぎる・・(^^;
発心門王子には神社が残っています。この先へ進むと龍神本宮林道のようですが、とりあえず今日はここで折り返し。
石楠花もきれいに咲いてますよ。
バス停まで来た道を戻りまして、伏拝へは寄らずに直接下ります。本来ならハイライトの伏拝王子に寄るべきでしょうが、また激坂を上らされるのでパスしました（笑）。あとは下りだけですから、道の駅までほんのわずかです。ぐずぐずしてたら11時を過ぎてました。
たった18kmに3時間もかかるんかよ！（爆）
走行距離：18.2km
平均速度：10.1km/h
