ブリヂストン RADAC(レイダック)に乗ってました

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ロードバイク自転車

ついに10日間連続更新達成! でも重いネタはとても時間がかかるので、これやってると他のことが何もできなくなります。で、たまには軽いネタを・・。と言っても今は自転車乗ってないので新しいネタは何もないんですよね(爆)。毎日更新するためには化石ネタを発掘してこないとネタがもちません(笑)。

というわけで今回は最初に買った自転車の話です。おそらくこの自転車はブログでも一度も出てきたことがありません。本邦初公開です(笑)。ただこの時代はほとんど自転車の写真を撮ってなかったんですよね。写ってるのは景色ばっかり。細部までまともに写ってる写真が一枚もないんです。仕方ないのでただ一枚右サイドから撮った写真があったのでそれをもとに紹介してみます。

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この写真は1994年の8月、佐渡島をツーリングしたときのものです。この時は直江津まで輪行してフェリーで小木に渡り、島内で3泊しました。本来は完全一周する予定だったのですが、天候悪化で一周できず、両津港で打ち切りになりました。それで左隅に小さく写ってるのが、その頃乗っていた自転車です。

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上の写真じゃわからんので、トリミングして拡大してみました。当時デジカメなんてものはもちろんありません。日付が入っていることからわかるように、安物のコンパクトカメラで撮ったものです。そのため写りが悪く、頑張ってもこれ以上は鮮明になりませんでした。

この自転車はブリヂストンから発売されていたRADAC(レイダック)というモデルです。見た目は一応ロードレーサーっぽいですが、本物のロードレーサーではありません。今で言う「ロードバイクもどき」ってやつですね(笑)。メーカーではフィットネスというカテゴリーに分類されてました。スケルトンを見てもホイールベースがかなり長いことがわかります。タイヤも28Cを履いてましたから、どっちかというとクロスバイクに近かったですね。

これを買ったのが1992年、何と26歳!でした(笑)。参入だけは早かったんですけど、その割に全然進歩してないですね(汗)。その時は自転車の知識というものがまったくありませんでした。自転車に10万円!と聞いて腰を抜かす側の人間だったのです(笑)。その当時ちょうどMTBが第1次ブームを迎えてまして、もともとMTBを買うつもりで地元の自転車屋さんへ見に行ったんですよ。するとなぜかこの自転車が目に留まって一目惚れしてしまいました。おそらくこのカラーに惹かれたんでしょうね。そしてMTBのことなんか忘れちゃって即決でこれを買って帰ったのです(笑)。まあ初心者あるあるですね(笑)。値段は確か6万円くらいだったと思います。もちろん10万円以上出す勇気などこれっぽっちもありませんでした(笑)。

この自転車のスペックを調べてみると、フレームは前三角がアルミ、シートステー・チェーンステーがクロモリというハイブリッドフレームだったんですね。今では見かけないと思いますけど、軽量さと乗り心地を両立させるという当時としては斬新なフレームだったのではないでしょうか? 重量は11kgくらいだったと思いますけど、それまで重い自転車しか乗ったことがなかったのでこれでもずいぶん軽いと思いましたね。グングン走ってくれるのでどこでも行けそうな気がしました。

特徴的なのはパーツ構成です。おそらくシマノパーツは一つも使われていませんでした。ディレーラーはサンツアー製でフロント2速、リア7速でした。8速ですらなかったんですね(笑)。そしてまだSTIというものはなく、昔懐かしいダブルレバー式でした。それも調子が悪く、常にガチャガチャ言ってました(笑)。ギア比は確かフロントが50/40Tでリアは最大26Tが付いていたのではないかと思います。今から思うと相当重い(笑)。

ブレーキはダイアコンペのかなり安っぽいキャリパーブレーキが付いてました。全然効きませんでしたね(笑)。クランクはどこかわからんやつのです(笑)。全体的にコストダウンの跡が見られますね。当時はパーツのグレードなんて全然わからなかったんで、何も考えずに見た目だけで買ったんですね(汗)。そしてホイールはスポークが36本で年代を感じさせます。

よく見るとペダルはSPDが付いてますね。初めのうちはトゥークリップを使っていたのですが、やっぱりめんどくさくて当時出たばかりのSPDを導入しました。今でも怖がる人が多いですが、立ちゴケなんか一度もしませんでしたよ。トゥークリップの方がよっぽど怖いです。ビンディングのペダリング効率には感動しましたね。

この自転車を買ってから、7年間休止していたツーリング熱が一気にぶり返しました。これでずいぶんいろんなところへ行ったものです。初輪行も初100km超えも経験しました。そして史上最長となる琵琶湖一周150kmも実はこの自転車で達成されたのです。この記録は未だ破られていません。この頃は同じコースを二度走ることがまだなかったのですね。つまり常に新コースを開拓していた時期で、すべてが新鮮でした。写真もほとんど撮ってなかったですけど、それだけ走ることに集中していたんですね。とにかく純粋に自転車に乗ることが楽しい時期でした。

そしてだんだん自転車に詳しくなってくると、自分の買ったのがロードレーサーじゃないということに気付いて軽い衝撃を受けました(笑)。ずっとロードレーサーだと思ってたんですが・・(爆)。付いているパーツも得体の知れないのばっかりで、めちゃくちゃ安っぽい。世間ではシマノっていうやつが凄いらしい・・。そして本物のロードレーサーは10万円以上することを初めて知ります(笑)。

ここからの展開はもうおわかりでしょう(笑)。本物のロードレーサーが欲しくてたまらなくなりました。こんなのじゃ恥ずかしくてレースにも出られないからです。最初に安い自転車を買ってすぐいいのが欲しくなるという初心者の王道パターンに見事にはまりました(笑)。そして結局3年後に新しいロードレーサーを買ってしまいました。まあ3年も我慢したんですけどね・・(笑)。でも今から思えばこの自転車に乗っていた時期が一番楽しかったんですよね・・

たった一枚の写真でこれだけ文章書けるって凄いな・・(笑)

2017.3.3追記:

後日、良い写真が発見されました。これはたぶん1992年か1993年頃だと思います。まだ購入直後の状態でほぼノーマルです。タイヤは28C、ペダルもフラットペダルが付いています。何とスタンドも付いてました。サドルが異様に低いのが気になりますね・・(笑)

片雲の風に誘われて