迷惑メールフォルダは時々確認しよう

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雑記

インターネットの黎明期には迷惑メールというものは全く存在しませんでした。ですからホームページにも堂々とメールアドレスを明記するのが当たり前でした。それが信用にもつながりますからね・・

ところが1998年頃からでしょうか、インターネットが一般に普及するにつれて宣伝目的の迷惑メールが急増してきました。そして本来のメールよりも迷惑メールの方が圧倒的に多いという状態が当たり前になります。大量の迷惑メールに埋もれて大事なメールを見失ってしまうこともしばしばでした。ホームページにメールアドレスを載せようものなら、たちまちスパムの餌食になりましたね。

迷惑メールを開くなんて常識のある人なら考えられないと思いますが、たとえ1万人に1人でもクリックするアホがいると、1億通ばらまけば1万人からアクセスが得られるわけですから十分目的は達成できてしまいます。だから迷惑メールは永遠になくならないんですね・・

インターネットの歴史はスパムとの闘いであるとも言えますが、そういった迷惑メールを撃退するためにスパムフィルターというものが実用化されるようになりました。特定のアドレスやキーワードを検出してスパムを自動的に振り分けるという機能で、最近はどこのプロバイダーでも標準になりつつあるようです。

僕も昔はプロバイダーから提供されたメールアドレスを使ってましたが、数年前からは完全にGmailに移行しました。個人用と仕事用で複数のアドレスを使い分けてますが、最終的には全部Gmailに転送するようにしています。Gmailの何が良いかというと、スパムフィルターが非常に優秀なことです。いったんGmailを経由させれば、迷惑メールはほぼ完全に除去することができます。

ところがですね、たまに必要なメールまでスパム判定されて迷惑メールフォルダに入っていることがあるのです。それも今まで普通に通っていたのがなぜか突然弾かれたりして、挙動がよくわからないんですよね。普段、迷惑メールフォルダってめったに見ないですから、後から重要なメールに気付いて冷や汗なんてこともありました。仕事で使ってるとかなり致命的な失態です。

でも自分が受け取る分には自分が気をつければいいだけなので、まだ救いようがあるんです。一番怖いのは、相手が迷惑メールフォルダに気付かないケースです。実はつい先日こんなことがあったんです。販売しているソフトが突然おかしくなったので対処法を教えてほしいというユーザーからの問い合わせでした。自分ではその質問に対して考えられる原因を調査し、即座に返信したはずだったんですよ。ところが、どういうわけか自分のメールがスパム判定されてしまい、相手の迷惑メールフォルダに振り分けられてしまったんですね。でも迷惑メールフォルダって普通見ませんから、相手はまだ返信が来ないと思っているわけです。そして2週間ほどしてから返信を催促する苦情が来ました。もちろんそれにも返信はしてるんですが、一度スパム判定されてしまってるから相手には届いてないんですよね。そして無視されたと思って、ついにブチ切れてモンスター化(爆)。こっちは何も悪くないのにほんまにムカつきましたわ・・(^_^;

だいたいPCの素人ほど迷惑メールフォルダなんて絶対見ません。そして質問してくるのは素人と相場が決まってます。(^_^; だからこういう最悪のケースって割と起こりうると思うんですよ。その時はどんな偶然か、たまたま迷惑メールフォルダを開いたら気付いたということで一件落着しました。後から平謝りしてこられましたけどね・・(笑)

こういうのってもう自分ではどうしようもないので、何とか連絡を取る手段を考えるしかありません。複数アドレスを持っていれば別のアドレスから送ってみるというのも一つの手ですけど、それもダメだったみたいですね。そうなるともうどうにもなりません。相手が気付いてくれることを祈るのみです。

ですから少なくとも自分では定期的に迷惑メールフォルダを確認する習慣を付けましょうという話です。もともと見たくないメールだから分けてるのにわざわざ見るのは本末転倒な気がしますが、タイトル見るだけでいいんです。ほとんど英文か、いかがわしいタイトルのメールが大量に入ってますが、たまにその中に見覚えのあるメールが紛れ込んでるんですよ。それもかなり高い確率で・・。迷惑メールは30日経つと自動的に削除されてしまうため、せめて週に一度はチェックする習慣を付けた方がマジで良いですよ。仕事でなくても、最悪は人間関係にヒビが入る事態に発展しかねませんから・・。ああ恐ろしや・・

片雲の風に誘われて