自転車は乗るよりいじる方が楽しい

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カスタマイズ自転車

毎年、春先になると開放感からあちこち行きまくりますが、6月頃になると一通り行き尽くして行くところがなくなります。そして梅雨入りで乗れなくなり、梅雨が明けたら今度はあまりの暑さに自転車など乗る気もなくなります。そして秋になったらまたちょっと乗ってすぐ冬眠に突入。毎年同じパターンの繰り返しです。考えてみると、一年のうち自転車に乗ってるのって正味4か月くらいしかないんじゃないですか?

まあ今年の6月は天気の良い日が多かったので、乗ろうと思えばいくらでも乗れたはずなんですよね。でももう完全に飽きて行くところがなくなりました。自転車なんか乗ってるよりもっとやりたいことがいっぱいある。つまり自転車終了が近いってことです(爆)。

ただ、自転車に乗るのは嫌いですが(爆)、自転車という機材は好きなんです(笑)。今でも新しいロードバイクやパーツの情報には常に目を通していますし、ミニベロの改造計画を妄想したりもしています(笑)。つまり興味の対象が自転車に乗ること(ソフト)から機材(ハード)に移りつつあるんですね。

どんな趣味にでも言えることですが、一般的にソフトよりハードの方が読者受けがいいんです。たとえばこのブログで一番アクセスが多いのはGIANT IDIOMやKhodaaBloom Farnaに関する記事、つまりハード絡みなんですよね。ハード系の記事は誰もが情報を収集しているため、検索経由でのアクセスが非常に多いのです。一方、ツーリングなどのソフト記事は悲しいほどアクセスが少ない。そりゃ他人がどこ行ったとか全然興味のないことなんで、そんな記事書いたって誰も読まないんですよね。自転車ブロガーはそのことをよくわかっていなければなりません。アクセスを伸ばしたければハード記事を大量に書くのが一番なんです。

もう一つ、これまたどんな趣味にも共通することなんですけど、その趣味に行き詰まってくると興味の対象がソフトからハードに移るのはお決まりのパターンなんです。特に典型的なのがカメラです。カメラなんてしょせん写真を撮る道具に過ぎないんですけど、いつの間にかカメラそのものが目的になることが多いんですよね。写真を撮ることに熱中している間はカメラのことなんてさほど気にならないんですよ。もちろん必要なものがあれば買いますが、必要のないものまで買うことはありません。しかし写真を撮ることに飽きたり、行き詰まってくるとカメラという機材に興味が移ってしまうんです。そして必要もないのに、ただ欲しいという理由だけで新しいカメラやレンズを買っちゃうんですね。でも新しい機材を買ったって目的がないんですから、適当にその辺の花とか景色とかを撮って、「さすが新しいセンサーは高感度ノイズが少ないね!」とか「このレンズは開放からバリバリシャープだね!」とか言って悦に入っているだけなんですよ。つまり写真なんかどうでも良くて、新しい機材を買うこと、その性能を試すことだけが目的になってしまってるんです。それがいわゆるテストカメラマンというやつですね。こうなるともう写真という趣味は終わっています。

自転車の世界もそれとまったく同じことが言えます。自転車で走ることが楽しくて仕方ない間はあまり機材のことには関心が行かないでしょう? それより次はどこ行こうかな?とかツーリングの計画を練ることに忙しいはずです。でも僕みたいに完全に飽きてしまうと自転車に乗っても面白くないので、自転車という機材に興味が行っちゃうんですよ。まあ僕はお金がないので新しい自転車はめったに買えませんが(笑)、パーツを載せ替えたりしてグレードアップしたいという欲求は常にあるわけです。でももともと自転車に乗ることに飽きてるわけですから、グレードアップしたところでガッツリ乗るわけじゃないんです。ただその辺をちょろっと走ってみて、パーツ交換の効果を試してみたいだけなんですね。これじゃテストカメラマンならぬテストライダーだな(爆)。

結局、写真も自転車も行く末は同じなんですよ。最後は機材に走って目的と手段が逆転してしまいます。そうなるともう末期症状だということです。僕は最近まで自転車なんて全く買わなかったのに、この4年間で3台も新しい自転車を買いました。何を言いたいのかと言いますと、僕の自転車趣味はもう終わりが近いということです(爆)。

片雲の風に誘われて