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IDIOM2をIDIOM1に改造(作業編)

投稿日:2017 年 7 月 23 日 更新日:

はぁ~、もう自転車いじってるだけで汗だくですわ・・(爆)

あまりの暑さにやる気も起きませんが、パーツが全部揃ったので交換作業しましたよ。一気にやらなくても、とりあえずリアだけとかフロントだけとか言う方法もあるんでしょうけど、別々にやるともう一度チェーンを切らないといけないのでなるべく避けたいんですよね。というわけで、めんどくさいけど一気に全部交換しました。

とりあえず覚え書き程度に作業の流れをメモしておきます。

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まずクランクを外します。真ん中にあるボルトを8mmアーレンキーで回して外します。結構固かったです。


クランクを外すにはコッタレスクランク抜きという専用工具が必要です。これは昔やったので持ってました。スクエアテーパーのクランクは単に軸にはめ込んであるだけなので、それをこの工具でグイグイ押し出してやるわけです。使い方は簡単で、工具のネジが切ってある部分をクランクにねじ込んで回転軸をモンキーで締め込んでやるだけです。最初、失敗して斜めにねじ込んでしまい、ネジを削って焦りましたよ(汗)。奥まで入らないときは斜めに入ってますので、よく注意しましょう。これも完成車のときは馬鹿力で締めてあるので、かなり力が要りましたよ。


クランクが外れてBBの軸が現れました。スクエアテーパーの場合、BBの軸長というものが重要です。GIANTのスペックによると、IDIOM2は113mm、IDIOM1は110.5mmとなっていて、微妙に違うんですよね。たぶんこのくらいの差ならそのままで行けるだろうと思ったのですが、せっかくタンゲの高級BBをいただいたので交換することにしました。後でわかったのですが、これは必ず交換しなければならない理由がありました。


いよいよ最大の難関、BBの交換です。実は今までBBの交換だけはやったことがありません。ちょっとやそっとで外れないと聞かされていたので恐怖感を持っていたんですよね。でも一度は通らなければならない道・・。この際、BB外し工具も揃えて挑戦しました。この工具もいろいろあって、柄の付いたやつもありますけど、たぶん二度と使わないような工具なので安いのにしときました。シマノ純正は32mmのモンキーが必要になるので、もっと細いやつにしました。イオンバイクで800円ちょっとでした。


工具のギザギザの部分をBBの溝にはめてモンキーで回すだけですが、回転方向に注意。右側は逆ネジになっているので、時計方向に回すと緩みます。左側は正ネジです。両方とも進行方向に回すと緩むと覚えておきましょう。左側はキャップになっていてネジの部分だけ取れるので、先に左側を外してから右側を外します。手こずるだろうと覚悟していたのですが、実にあっさりと外れました。こういうのは一度固着してしまうと簡単に外れないので、新しいうちに一度バラしておいた方がいいですね。


BBが外れました。ちょっと感動(笑)。IDIOM2純正はVP製の113mmが入ってます。


フレームのBBシェル内は古いグリスやらアルミの削りカスが溜まってるので、きれいに掃除しておきます。


新しいBBをはめるときは先に右側を入れてから左側を入れます。ネジの部分には固着防止のためグリスをたっぷり塗っておきましょう。これで新しいBBが装着されました。


次に新しいクランクを装着します。はめるときは手である程度はめ込んでからボルトを締めるだけです。専用工具は要りません。後で述べますが、このときちょっとした注意が必要です。

力の要る作業はここまでです。あとはフロントディレイラーの取り付け、リアディレイラーの交換、シフターの交換、ワイヤーの取り付けがありますが、あまりの暑さに写真撮る余裕がありませんでした(爆)。まあこれは大して難しくないので説明する必要もないでしょう。

IDIOM2の場合、ヘッドチューブ左側にフロント用のアウター受けがあり、BB下にはフロント用のインナーレールがあらかじめ付いていますので、特別な加工は不要です。アウターワイヤーを適当な長さに切って、インナーを通すだけの作業です。

ワイヤーとチェーンを取り付けたら、あとはシマノのマニュアルにしたがって調整します。手順としては、まずワイヤーのテンションがかかっていない側から先に調整します。つまりリアはトップ側、フロントはインナー側ですね。ワイヤーを張るときはできるだけ手で引っ張りながらピンと張っておくのがコツです。張りが緩いとうまく変速しません。もう一つ気をつけることは、ハンドルバーのシフターの位置も先に決めておくことです。後からシフターの位置を動かしただけでワイヤーの長さが変わりますので、もう一度調整しなければなりません。

思いっきり省略しましたが(笑)、とりあえず完成しました。これで名実ともにIDIOM1になりました(笑)。


クランクがシルバーになるとカッコイイですね。ペダルは片面SPDを付けていたのですが、あれは街乗りで裏を踏んでしまうのが鬱陶しいので、結局フラットペダルに戻しました。ちゃんとしたペダリングができていればビンディングは不要だと思いますよ。多少の軽量化にもなりますしね・・


フロントディレイラーはこのように直付バンドアダプターを介して取り付けます。


リアディレイラーはSSなのかGSなのかちょっとわからんなぁ・・


スプロケは11-28Tのクロスレシオになりました。


ロード系コンポのシフターにはなぜ目盛りがないのか? いま何速か正確にわからんじゃないか!


フロント2速ですが、トリムを含めて4通りのインデックスがあります。

重量比較

フロントダブル化すると必然的に重量は増えます。これは避けられません。気になるのはどのくらい重くなったのかです。そこで交換前後でパーツごとに重量を比較してみました。

交換前 交換後
クランク 755g 750g
BB 285g 235g
FD(直付バンド含) - 125g
RD 305g 246g
Fシフター - 128g
Rシフター 115g 128g
チェーン 303g 271g

すいません、スプロケは測り忘れました(笑)。まあほぼ同じってことでいいでしょう。結局、トータルで120gの重量増となりました。機能を考えると許容できる重量増でしょうね。やっぱりBBの軽量化が効いているようで、最小限の重量増で済みました。結果的にIDIOM1よりは若干軽くなっているはずです。

しかし最も軽量化に寄与するパーツはやっぱりクランクでしょうね。そのうちホローテックにしたいとか、さらなる欲望が出てきそうですね・・(爆)

問題発生!

これで一応完成して試運転しましたが、そうすんなり行くわけがないんですよね。お約束の問題発生です(笑)。これも予想されたことなんですが、案の定というかFDから音鳴りが発生しました。フロントアウターでリアのトップ側3枚でカリカリと音鳴りがします。IDIOM1ではしばしばトップ側の音鳴りが報告されてますので、やっぱりかという感じです。

原因は?

音鳴りは常時というわけではなく、クランクがある特定の位置に来たときだけ発生するんですよね。つまり1ヶ所だけでチェーンがガイドプレートと接触しています。こういう場合、よく見るとチェーンリングが振れてるんですよ。だいたい1ミリくらいですかね。隙間を見れば広がったり狭まったりしているのでわかります。チェーンリングの振れというのはよくあることらしくて、高級クランクでも2~3mmくらいの振れは許容範囲として出荷されているんだそうです。でも振れがあると調整が難しくなるんですよね・・

対策は?

チェーンが1ヶ所だけで当たっているのなら、それでも当たらないようにガイドプレートをさらに外側へ移動させれば良いわけです。そのためにはガイドプレートの可動範囲を決めるアウター側の調整ボルトを緩めてやればいいんです。ただ、あまり外側へ寄せすぎるとチェーン落ちするリスクが高くなります。

ディレイラーの可動範囲の限界を超えている?

調整ボルトを緩めていくと下に出っ張っているネジの先端が引っ込んで見えなくなりますが、それ以上回しても無駄なわけです。これは可動範囲の限界を超えているということで、目いっぱい外側へ寄せてもチェーンの接触を回避することはできません。

BBの軸長は適正か?

ここでIDIOM2とIDIOM1の軸長が異なる理由がわかりました。つまりIDIOM1の場合は目いっぱいクランクを内側に寄せないとディレイラーの可動範囲に収まらないのです。だから110.5mmになっているわけですね。でも市販のBBでこれ以上短い軸長はないようなので、純正と同じ110.5mmを使うしかないのです。

チェーンリングが振れる理由

チェーンリングの振れは割とよくある現象なのですが、その原因は複数が絡み合っていて、切り分けるのがなかなか困難です。大きく分けて原因は次の4つです。

1. チェーンリングそのものが歪んでいる
2. クランクの加工精度が悪い
3. クランクがまっすぐ入っていない
4. BBの軸が振れている

フロントダブルの場合、まずアウターとインナーが同時に振れているかどうかを見ます。同時に振れているようなら1.の可能性は排除できます。つまりクランクそのものが真っ直ぐ取り付けられていないということです。これも複数の原因があって、四角軸の嵌合部の精度が悪い可能性もありますし、取り付けに失敗して斜めに入っている可能性もあります。また稀にBBの軸そのものが振れていることもあるようです。

スクエアテーパーの場合はBB軸とクランクの四角穴の摩擦で固定されているため、一度外すと削れて嵌合状態が変わってしまうことがあります。そのためBBを新しいものに交換すると直るケースもあるようです。ただクランクが悪いのかBBが悪いのか判別が付かないため、交換したら必ずしも直るとは言えないのが難しいところです。

トルクをかけると音鳴りする場合もある

スタンドで調整していたときは音鳴りしなかったのに、実際に乗ってみると音鳴りすることはよくあります。今回もそうでした。これはクランクに応力がかかったときにたわみが生じるためです。そのため振れが拡大されてしまうわけです。ですから剛性の高いクランクに交換すれば解決する可能性もあります。

四角軸の嵌合の問題

有識者の話によると、スクエアテーパーの場合はクランクを入れる方向が4通りあるため、そのうち1方向だけで振れが最も少なくなる位置があるということです。ですからクランクを取り付ける際に4通り試してみて一番振れが少ない位置を見つければ良いのです。いちいちボルトを締めなくても、手で軽く叩いて押し込むだけでOKです。

一応これも試してみましたが、どの方向にしても振れは大差ありませんでした。やっぱりクランクの加工精度そのものが悪い感じですね。でもとりあえず前回とは90度異なる方向にしておきました。

結局、クランクが奥まで入っていなかった?

これでダメなら諦めてシングルに戻そうと思ったのですが、もう一度試乗してみると今度は音鳴りが解消しているのです。チェーンとガイドプレートの隙間を見ると、以前よりクランクがやや内側に入ったことがわかりました。スクエアテーパーの場合、クランクがどこまで入るかはなかなかわかりづらいんですよね。ボルトを目いっぱい締めたつもりでも奥まで入っていなかったりします。最後の方は非常に力が要りますのでね、非力な人がやると奥まで入らない可能性が大です。実際、簡単に外れましたから奥まで入ってなかったんでしょうね。奥まで入ってないと、当然ディレイラーの可動範囲を超えてしまいます。最後は体重をかけてしっかり締め込みましょう。

すったもんだしましたが、これでやっと音鳴り問題が解決して乗れるようになりました。一度全部バラしてみるとフレームから自転車を組める自信が付きましたよ。何でも経験ですね。しかし暑すぎてツーリングなんかできるかよ!(爆) 次回は実際にフロントダブル化してみて、メリットとデメリットについて感じたことをまとめてみます。

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