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1994.5.5 大洲から双海町へ~伊予灘を走る~

投稿日:2019 年 9 月 3 日 更新日:

実走日:1994年5月5日(木)
コース:大洲~長浜~高野川

 前日、大洲郷土館YHに宿泊する。このYHはペアレントさんがとても親切で、家庭的な雰囲気で良かった。この日の宿泊者は男性4名、女性4名のみ。

 5月5日の朝、町の中心にある肱川橋の下の公園駐車場に車をデポして出発する。JR伊予大洲駅前を通って橋を渡り、肱川左岸の県道に出る。堤防上の道を快調に飛ばす。少し走ると標識があって、長浜方面へは右折するように示されているので、大半の車はもう一度橋を渡って右岸の広い県道に流れる。しかし左岸の県道を通っても長浜へ行けるのでこちらを行くことにする。こちらは道は狭いが交通量がほとんどないので快適である。

 道はほとんど1車線で畑の中などを行く。途中工事中の箇所があり、ダートの道を迂回させられる。大和橋あたりまで来ると前方に新長浜大橋が見えてきて海が近くなったことを感じる。肱川は愛媛県一の川だそうだが、河口近くまできても川幅はそれほど広くない。その前に四万十川を見ていたのでそれに比べるとスケールは小さいように思う。

肱川河口付近

 長浜で県道は海に突き当たり、大きなアーチ状の新長浜大橋の下をくぐって左から国道378号線に合流する。2車線だが市街地では少々道が狭くなる。工場の横を通り過ぎるといよいよ海岸に出て快適なシーサイドランが始まる。ほのかに漂う磯の香りが心地よい。300番台国道にしては交通量が多いが、路側帯が広く走りやすい。海岸沿いにありがちなアップダウンはほとんどない。

 やはり海岸沿いは海側を走るのに限る。自転車だと車より視点が高いので、すぐ下の波打ち際までのぞき込むことができる。この道はずっと海岸ぎりぎりのところを走り、波の高い日は波をかぶりそうなところである。はるか沖には瀬戸の島々が浮かぶ。北上するにつれてそれがだんだん近づいてくる。また山側には色とりどりの花の植え込みがあってきれいである。今日は強い西風に乗ってどんどんスピードが出て、35km/hで巡航することができる。はっきりいって極楽である。もしこれが向かい風だったらと思うとぞっとする。ここで最高速度に挑戦し、平地で47km/hを記録。その気になれば50km/h以上出せそうだが、あまり無茶するとバテるのでやめておいた。

 途中2回ほど写真を撮ったが、それ以外はずっと飛ばしまくってあっという間にシーサイドランの終わる高野川に到着した。今日のツーリングはここで終わりとする。飛ばしていたので今日はほとんど走るだけのツーリングになってしまった。

 ここで軟弱にも輪行で大洲に戻るため駅を探す。わざわざ輪行するのはできるだけ数をこなして慣れておきたいからである。ところが標識などが全くなく、なかなか駅が見つからない。鉄道は山側のかなり高いところを走っているようなので、ものすごい急坂を息を切らしながら上って行ったが、それらしきものは見つからない。やっと踏切に出てトンネルの向こう側を見ると、駅らしきものが見えるので引き返して反対の道を上り直す。どうやら駅と反対の方向に来てしまっていたようだった。やっと駅にたどりついたが、そこは短いホームがあるだけの寂しい無人駅だった。駅舎と呼べるものは全くない。そのまま誰もいないホームで自転車を分解する。輪行袋に収納するまでやっぱり15分かかった。

 11時57分、八幡浜行きのワンマン列車が入ってきた。何人か降りただけで、乗る人は他に誰もいない。この列車は1両編成で後ろから乗って整理券を取り、前で運賃を払って降りるというバスと同じシステムだ。ゴールデンウィークなので混雑を予想していたが、意外にも列車はガラガラだった。ワンマン列車なので後部の車掌室が空いていて、ちょうど輪行袋を置くのにいいスペースがある。

 列車は今走ってきた道とほとんど並行して走る。海の眺めがよい路線である。途中伊予長浜で行き違いのため7分間停車し、約1時間で伊予大洲駅に到着。自転車で1時間42分で走ったところを列車で1時間もかかった。無人駅から乗ったので当然手回り品切符は持っていない。しかし、改札で料金を請求されなかったのでそのまま運賃640円だけを支払って通過する。駅前で自転車を組み立ててそのまま大洲市内を観光する。古い町並みが残っている風雅な街だ。市内観光を終えて駐車場に戻り、次の宿泊地松山YHに向かう。

走行距離 走行時間 平均速度 最高速度 最高地点 最大標高差
41.56km 1:42:19 24.3km/h 47.0km/h 30m
大洲市多田付近
30m

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