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1996.9.15 朽木村・北川と針畑川沿いの道

投稿日:1996 年 9 月 15 日 更新日:

実走日:1996年9月15日(日)
コース:市場~地子原~雲洞谷~能家~生杉~平良~葛川梅ノ木町~市場

 国道367号線から滋賀・京都・福井の三府県にまたがる山地に向かって伸びる県道がある。うまい具合に周回コースになっているので前から行きたいと思っていたが、奈良からのアプローチが遠く、ずっと延び延びになっていた。インターネットでこの道の情報を見てますます行きたくなり、三連休の中日、絶好の晴天に恵まれたのでようやく出かけることができた。

 9月15日、渋滞を避けるため早朝6時30分に天理を出発する。琵琶湖大橋経由で鯖街道に入るが、渋滞は全くなく、約3時間で到着。やはり早朝発に限る。道の駅・朽木新本陣に車をデポして午前10時に出発する。

 国道367号線を1kmほど北上し、「能家」の標識を見て左折する。ゆるい上り坂が続き、1kmほどで木地山方面との分岐点に出る。ここは左に進路をとる。木漏れ日が降り注ぐ木立の中を行くと、「朝日の森」の案内板がある。木立を抜けるとほどなく水田の広がる田園地帯に出る。ここが地子原である。路傍にコスモスが咲いていたので自転車を止めて写真を撮る。秋の写真にコスモスは欠かせない。いい写真が撮れただろうか。

コスモス咲く地子原付近の道

 このあたりは水田の中に大きな三角屋根の民家が点在する純日本的な風景が続く。ゆるやかなアップダウンを繰り返しながら、まもなく雲洞谷の集落に入る。またいい風景を見つけたので自転車を止めて写真を撮る。電線など邪魔なものが少なく、写真を撮りやすい。

 北川に沿って遡っていくと、次第に民家は少なくなり、最後の集落である能家に着く。江若バスの停留所があるが、まったく人気のないところである。ここから先は何もない山の中を走る。この辺まで来ると北川も幅1~2mほどの小川となる。あれは葦(ヨシ)というのだろうか、両岸が水草に覆われているのが特徴である。その外側には針葉樹林が続き、実に美しい風景である。このような川は近畿では珍しく、写真を撮りまくる。しかし雲が多いため、たびたび太陽を遮られ、日が射すまでシャッターチャンスを待つのに時間がかかる。

能家付近の北川

 ゆるやかな上りを快調に上っていくと突然急坂が現れた。この先、針畑川という別の流れになるため、峠があることはわかっていたが、かなりの急勾配である。調子に乗って飛ばしすぎていたので苦しくなり、ついに休んでしまった。そこから峠までは予期しない急勾配でかなり苦しめられた。ようやく峠らしきところに着いて一息つく。特に名前はないが、百里ヶ岳登山口の標識がある。山屋さんのものと思われる車が4~5台ほど駐車してある。ここで標高は約500mである。

 峠からはちょっとしたダウンヒルを楽しみ、まもなく生杉の集落に到着する。ここに日吉神社がある。杉の大木に囲まれた古い神社で、風格を感じさせる。また「ブナの自然林」の標識がある。このあたりは山懐に深く入り込んだ本当に静かなところである。

生杉の日吉神社

 さてここからは針畑川に沿ってゆるやかに下り始める。この川もやはり北川と同じように両岸が水草に覆われている。黄色く色付きはじめた水田は刈り入れ間近の様子である。懐かしさを感じる美しい風景の中を快調に走る。この風景は日本人が持っている「ふるさと」のイメージに最も近いものであろう。

中牧付近ののどかな風景

 針畑川の河原で昼食をとり、さらに走り続ける。しばらく走っていると気が付くが、この道には自動販売機の類がまったくない。普通はどこでも自動販売機があるので、あまり水の心配をしなくてよいが、ここではボトルの水の残量が気になる。自動販売機だけでなく、この道沿いには観光客向けの施設がまったくない。つまり純粋な地元の道なのである。そのため交通量は無いに等しく、絶好のツーリングコースとなっている。

針畑川

 白く泡立つ針畑川の清らかな流れを見ながら、古屋・桑原・平良と続く集落を抜けて行く。急いで走り抜けるのがもったいないくらいの素晴らしい道である。平良を過ぎたあたりで二人のロードレーサーが声をかけて追い抜いていった。荷物がないところを見ると練習中だろうか。こんなところで練習できるなんていいな。小川の集落に着くと、酒屋の前についに自動販売機があった。喉が乾いていたのでジュースを飲む。そこから少し行くと「京都市」の標識が現れた。ちょっと意外な感じがしたが、ここも京都市だったのである。にわかに交通量が多くなったと思えば、久多峠への道に合流した。

 橋を渡って左折し、鯖街道方面に向かう。川はかなり水量を増し、美しい渓流となっている。しかし、さっきの道に比べるとずいぶん交通量が多い。それも道が狭いだけに始末が悪い。一旦止まって対向車をやり過ごさなければならない箇所もある。この原因は川合付近にあった久多キャンプ場のせいだろうか。さっき見た限りでは、このキャンプ場は大混雑していて駐車場待ちの車が道路まであふれていた。あんなところでキャンプして何が面白いのだろうか。それにしてもこの交通量の多さはいったい何だ。しかも馬鹿でかい4WDばかりで迷惑この上ない。

 狭い道を抜けるとやがて梅ノ木の交差点に着き、左折して鯖街道を朽木方面へ向かう。ここは滋賀県大津市となっている。道路工事のため、ちょっといやなダートが3ヶ所続いている。そこを抜けるとまもなく再び朽木村に入る。今日は三連休で異常に交通量が多い。川の下流に向かう割には結構アップダウンが多いが、ほとんど勢いで上れてしまうほどである。あと10kmほど、鯖街道を高速で突っ走る。横を流れる安曇川は水量がたっぷりあり、水もよく澄んでいる。桑野橋を渡り、田圃の中を一直線に伸びる道を抜けると朽木の町並みに入る。まだ余裕を残しながら、午後2時過ぎに道の駅・朽木新本陣に帰着した。

走行距離 走行時間 平均速度 最高速度 最高地点 最大標高差
52.65km 2:26:24 21.5km/h 42.7km/h 500m
小入谷越
335m

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