自転車

2002.9.21 笠置から奈良・天理へ

投稿日:2002 年 9 月 21 日 更新日:

実走日:2002年9月21日(土)
コース:笠置~西狭川~東鳴川~中ノ川~般若寺~奈良町~帯解~天理

 やっと自転車に乗れる気温になってきたのでツーリング再開。そろそろ輪行の仕方を忘れているかもしれないので、今後のツーリングに備えて輪行の練習をしておく。車種はもちろんMR-4Fだ。とりあえず笠置まで輪行して自走で自宅まで帰ってくることにしよう。輪行の準備は今まで通り10分で完了。忘れ物もなかった。天理11:18発の電車に乗って奈良で大和路線に乗り換え、さらに加茂で亀山行きのディーゼル車に乗り換える。加茂より先は1時間に1本しか運転されていなくて、たった一駅なのにすごく不便だ。しかも一両編成のためすごく混んでいる。ワンマン運転のため降りるときは前のドアから降りなければならないのだが、輪行袋を持って混雑した車内を移動するのは大変だ。最近の行き過ぎたJRの合理化は乗客サービスの低下を招き、疑問を感じる。一駅にしては長い駅間を乗って、12:15に笠置到着。意外に遠くて天理から1時間もかかった。この駅で降りるのは実に17年ぶりになるが、昔と全く変わっていないのには驚かされた。駅の待合室で昼食をとってから、12:50にスタート。

笠置駅

 駅からすぐのところにある笠置温泉「わかさぎ館」を左に見て、狭い県道33号に入る。駅からわずか700メートルで奈良県に入った。このあたりは京都とはいえ、完全に奈良の文化圏に属しているのだ。道は白砂川に沿ってゆるやかに上っていく。沿道には彼岸花が咲き乱れ、秋の訪れを実感させる。しかし相変わらず暑い。すでに30度くらいありそうだ。ちょうど3キロほどで一旦開けて、下狭川に着く。ここで柳生方面への道が分岐している。さらにだらだらと上っていくと西狭川の集落に着く。予定ではここから安郷川に沿った道を行くつもりなのだが、広い道をそのまま行けば間違いなく須川方面へ行ってしまう。一旦地図を取り出して確認する。少しわかりにくいが、「柳生」と書かれた小さな標識があるところを右へ曲がる。ここから上りとなり、左の田んぼの中に川が見えるからこれで間違いないだろう。少し上れば山間に入り、川がすぐ左に近づいてくる。小さな滝などもあって、なかなかきれいな川だ。美しい杉木立が日差しを遮ってくれて快適である。軽四輪が通れるくらいの狭い舗装路で車は全く通らない。川の音しか聞こえない静かな道だ。川沿いにしては少々急な上りが続く。

県道33号・下狭川付近

 やがて川を渡ると開けた田んぼの中に出て、間もなく北村町から来る道と合流する。突き当たりを右折してまた狭い道を少し上っていく。集落が途切れるとちょっと急な上りとなり、峠に出る。ここが京都府との境で、これより加茂町となる。少し下って岩船寺への道を右に見送り、左の広い道に入る。そこから砂利採集場を経てまた奈良県に入り、短いが急な坂を下ると中ノ川から来る県道に合流する。

北村町付近

 この県道は2車線で、結構大型車の往来が多い。ここから東鳴川まで下りとなるが、下りはすぐ終わってアップダウンを繰り返すようになる。そしてほんの少しだが上り返しがあって中ノ川に着く。そこからもう少しだけ上ると国道369号との交差点に出る。信号を右折して国道369号に入る。ここからは下り一方で快調に飛ばしていく。この辺もダンプカーの往来が多い埃っぽい道だが、幸い今は全く車が来ない。川上町に入るとほとんど平坦となり、やがて左手に大仏殿が見えてきた。そして間もなく般若寺前で木津から来る旧24号に合流する。

般若寺付近より東大寺大仏殿を望む

 般若寺の交差点を左折し、奈良の旧市街を走る。そして県庁前を通過し、登大路を渡って国道169号に入る。奈良公園の真ん中でさすがに観光客の姿が多い。荒池を過ぎて次の信号を右折し、奈良町へ向かう。ここは江戸時代の町並みが残り、観光客にも人気のある地区である。入り組んだ路地を抜けていくと、ひっそりと奈良町資料館がある。黒壁のいかにも重厚な建物だ。その入口には「身代わり猿」と呼ばれる猿をかたどった布製の縫いぐるみがたくさん吊されている。自転車を止めてちょっと見学する。ここは民間の資料館なのだが、入館は無料である。中には古い看板や民具、仏像など貴重な資料が所狭しと展示されている。看板マニアの方などには大変楽しめると思う。

奈良町資料館

 次は少し南に進んで「格子の家」に立ち寄る。ここも見学は無料。江戸時代の典型的な町家である。玄関先で少し休憩させてもらう。ちょうど今尺八の演奏会をしているようで、上から尺八の音が聞こえてくる。

格子の家

 奈良町を後にして帰途につく。実はここから天理まで一度も幹線道路を通らずに行ける道があるのだ。京終の町並みを過ぎて桜井線沿いに南下する。このあたり非常に道幅が狭く、両側に家の軒先が迫っている。車では絶対に通りたくない道だ。一度広い車道を横切ると田んぼの中ののどかな道となる。そしてまた家が両側に迫ってきた頃、少し上って帯解に着く。このあたり帯解寺の門前町であり、昔ながらの古い町並みが残っている。帯解を過ぎるとまた田んぼの中を走り、高井病院の前に出る。ここで県道を渡ってまっすぐ南下する。道幅が狭いおかげで車の通行もほとんどなく、実に静かなたたずまいを残している。サイクリングには絶好のルートで、サイクリング中と見られる人も結構走っている。櫟本には楢神社というちょっといい感じの神社があったりする。すごく地元なのだが、つい最近までこんな道があるのを全く知らなかった。車に乗っていると幹線道路沿いの風景しか見ていないことを思い知らされた。

櫟本の楢神社

 櫟本郵便局を過ぎて一旦クランク状に曲がり、間もなく西名阪自動車道の下をくぐる。信号を渡ってさらにまっすぐ南下する。ここから先はちょっと道がややこしく、少しずつ左に曲がり始める。でもだいたい雰囲気でこれが本街道であることはわかると思う。そのまままっすぐ行くと国道169号に出てしまうので、その手前の小さな工場の前を右折して南へ進む。するとまた自然に左へカーブし、天理教の建物の前を通って天理警察署の前に出る。天理北大路と呼ばれる市道を渡ってまたまっすぐ行くと天理の商店街を横切る。そのまままっすぐ行って突き当たりを一旦左に折れてすぐまた右へ折れるとまもなく国道25号に出る。こうやって一度も幹線道路に出ることなしに自宅まで帰ることができた。

 電車で1時間もかかった割には帰ってサイクルコンピュータを見てみると27kmしか走っていなかった。このくらいの距離なら自転車の方が速いという人もいるだろう。前回しまなみ海道のツーリングで失敗した経験から、今回はオーストリッチの最も小さいフロントバッグを付けてみた。予備チューブ、工具と財布を入れるには十分な大きさである。日帰りツーリングならばそのままザックの中に入れてしまえるから輪行時も問題ない。しかし1泊以上のツーリングになると荷物が増え、ザックの中には入れられない。いくら小さいとはいえ肩から提げると邪魔な荷物になってしまう。さらにはフロントバッグを付けるとライトが付けられないという問題もある。まだまだ悩みは尽きない。

走行距離 走行時間 平均速度 最高速度 最高地点 最大標高差
27.24km 1:36:04 17.0km/h 46.0km/h 280m
府県境
235m

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