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2003.6.6 青山高原のはずが伊賀越

投稿日:2003 年 6 月 6 日 更新日:

実走日:2003年6月6日(金)
コース:平田~上阿波~伊賀越~安濃ダム~林~関~加太~柘植~新堂~平田

 梅雨入り前に青山高原を走りたいと思い、大山田町上阿波から高良城川林道で青山高原に上り、スカイラインを経て青山峠に下り、国道165号・県道2号経由で周回するコースを考えた。少々暑いが貴重な晴れ間が広がったこの日に決行。大山田町役場の向かいにあるB&G海洋センターに車をデポして出発する。まずは国道163号を津方面へ向かう。ほぼ平坦で交通量少なく、快適な道だ。上阿波の手前からゆるいながらも上り坂となり、次第に勾配を増してくる。

国道163号・上阿波付近

 そして高良城川にかかる橋のところまで来て思わぬ仕打ちが・・。無情にも通行止の看板が立ちはだかる。3km先で9月30日まで工事中とのこと。行くか戻るかしばし悩んだが、せっかく上って通れなかったら嫌なので涙を呑んで戻ることにする。おそらくこういうこともあろうかと予備コースを用意していたのだ。伊賀越経由で関へ抜けるコースである。このコースは過去2度ほど走っているが、もう長いこと走っていないので久しぶりに訪れるのも良いだろう。地図は持ってこなかったが、過去の記憶に頼って何とかなるだろう。

高良城川林道は無情にも通行止め

 気を取り直して国道163号をさらに上る。伊賀越の入口は長野峠の手前約1kmのところにあるが、標識がないので少々わかりにくい。県道42号の青い標識のあるところが伊賀越の入口である。入ってすぐ小さな橋を渡り急な上りとなる。以前はきついと感じたこの上りも今はそれほどでもない。急な上りは少しの間で終わり、あとは川沿いのゆるやかな上りとなる。

ちょっとわかりにくい伊賀越の入口

 やがて樹林が開けてきて道が大きく右へカーブする地点を過ぎると間もなく伊賀越のピークに達する。ここから先は芸濃町、伊勢の国となるが、峠そのものは何の変哲もないところ。

伊賀越

 峠を越えて完全1車線の狭い道を下っていく。最初は急勾配・急カーブで緊張の連続、スピードはほとんど出せない。しかし芸濃側の下りは大変雰囲気が良く、鬱蒼とした杉林の中を駆け抜けていく。道の真ん中に止まって写真を撮っていると後ろから何やらカタカタという音が・・。小さな落石かなと思って構わず写真を撮り続ける。それでふっと後ろを振り返ると人影が・・。これにはびっくりした。何とロードレーサーに乗った男性がそこに立ち止まっていた。先ほどの音はビンディングを外す音だったのだ。ちょっと挨拶して先に行ってもらう。止めてしまってごめんなさい。それにしても平日こんなところを通る物好きもいるものなのだなぁ・・

伊賀越の下りは雰囲気抜群!

 急な下りが終わり、道幅が広くなるとぐっと走りやすくなり、一気にスピードを上げる。何度通っても快適な下りだ。やがて覚ヶ野付近で水たまりを避けるため止まっていたロードレーサー氏を追い抜く。ここからはほぼ平坦となり、ペダルを回さないと進まない。下之垣内の集落を過ぎると左手に錫杖湖が見えてくる。この辺り一帯はレジャーゾーンとして整備されており、子供向けのアスレチックやレストハウスなどがある。景色を見ながらゆっくり走っているうちに先ほどのロードレーサー氏が追いついてきた。二言三言話して別れ、湖畔の公園に入る。六角形の東屋の下で昼食にする。

錫杖湖の公園

 トンネルを抜け、湖畔をさらに東へ向かうと安濃ダムの堰堤手前に公園がある。そこからは三角形の特徴ある山容を見せる錫杖ヶ岳が高くそびえている。満開になったサツキの花も美しい。

錫杖湖と錫杖ヶ岳

 安濃ダムを後にして、ここからちょっと道筋に自信がない。とりあえずトンネルを抜けて2車線の広い道を下っていく。以前はこんなに下っただろうかと思うほど下りが続き不安になる。しかし長徳寺まで来て見覚えのある風景に出会い、一安心。門前ヶ淵のところは確か橋を渡らずに直進したはずだ。このまま民家の間の狭い道を真っ直ぐ行けば横山池に出る。池の東側を回り込んでいけば自然に伊勢別街道に出られる。多少風景が変わっているものの、記憶は薄れていなかった。林で伊勢別街道に合流し、関まで一気に飛ばす。いつもは交通量が多くて好きではないが、時間帯のせいか今日は交通量が少ない。名阪国道の下をくぐり、さらに勧進橋を渡ったところが国道1号との交差点だ。そこを直進して鳥居をくぐると旧東海道に出る。

 ここから約2kmの間は関の宿場町として街並みが保存されている。茶色のカラー舗装が施され、電柱は一切取り払われている。古風な佇まいの喫茶店や郵便局も見られるが、中仙道の妻籠宿のように作りすぎた雰囲気がなく、生活のニオイが感じられるのは好ましい。それにしても電柱がないだけで街はこんなにもスッキリと見えるものなのだ。

関宿の家並み

 旧東海道をまっすぐ行けば自然に国道1号に合流する。信号を渡って国道25号に入る。ここからは加太川に沿ってゆるいながらも上りが続く。左手には関西本線が通っており、単線非電化のいかにも寂れたローカル線だ。加太駅を過ぎるとしばらくは集落が点在する。この辺でジュース休憩。

JR関西本線・関~加太間

 そして北在家の集落を過ぎると再び山の中となり、約120m上らなければならない。ところがこの道、過去何度か通っているが、砂利採集場があってダンプの往来が激しく、非常に埃っぽいのだ。できれば通りたくないがそうも言っていられない。アスファルトはひび割れし、砂が一面にこぼれて走りにくい路面をじりじりと上っていく。幸いダンプはあまり来なかったので助かった。やっとしんどい上りが終わって大杣池の北でピークとなる。この辺りなぜか野生のサルが群をなしてうろついていた。少し下るとすぐ横に鴉山池がある。やがて伊賀ICを過ぎ、柘植からは完全2車線になった国道25号を上野へ向かう。少し追い風気味なのだろうが平地でぐんぐんスピードが乗る。40km/h巡航は気持ちいい。

鴉山池

 快調に飛ばしていたのであっという間に新堂に到着。ここからは以前通った時とは違う道をとる。下柘植ICで名阪の下をくぐり、県道を南下する。しかしこの道は結構アップダウンがある。ここへ来てどっと疲れが出る。途中小さな丘を越えるところがあるが、そこは迂回して平坦な道を選ぶ。平田付近まで戻ってくると辺り一面は赤褐色に実った麦畑が広がっている。関西では珍しい風景ではないだろうか。そして間もなくB&G海洋センターに戻る。当初の目的は果たせなかったが、それなりに充実したツーリングであった。

平田付近の麦畑

走行距離 走行時間 平均速度 最高速度 最高地点 最大標高差
66.02km 3:24:09 19.4km/h 51.8km/h 505m
伊賀越
330m

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