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2003.6.8 奥伊勢・相津峠と湯谷峠

投稿日:2003 年 6 月 8 日 更新日:

実走日:2003年6月8日(日)
コース:道の駅飯高~向粥見~相津峠~三瀬谷~栗谷口~湯谷峠~富永~道の駅飯高

 高見峠の三重県側、国道166号は自分の好きな道で、これまで湯谷峠や加杖坂峠と組み合わせて何度か走っている。今回久しぶりに走ってみたいと思い、カシミールの山旅地図を眺めていると相津峠という新しい峠道ができているのに気づいた。少し古い地図では点線道になっている。早速インターネットで調べてみると最近開通した県道のようだ。完全舗装で峠は公園として整備されているらしい。湯谷峠とセットでダブル峠越えになるが、距離を測定すると60km少々なので手頃である。標高差も大したことはないので大丈夫だろう。最後に相津峠を持ってくると辛いので、コースは右回りとした。その結果、湯谷峠は今までとは逆方向から上ることになる。

 出発点は飯高町の道の駅とする。飯高までは結構遠く、しっかり2時間を要する。道の駅には午前10時頃到着。途中で食料を調達しようと思っていたら菟田野町のコンビニは弁当類すべて売り切れで結局調達できなかった。やはり田舎のコンビニを当てにしてはいけない。出発時に買っておくべきであった。あいにく道の駅付近にはコンビニなどは全くなく、何も持たないまま出発する。途中で調達できそうなところもなく、かなり不安が残る。道の駅から数百メートル東へ走ると橋があり、そこを渡って対岸の県道に入る。こちらの方がアップダウンが少なく、交通量もほとんどない。有間野付近では整然と田植えされた水田、その背後に堂々たる山容の局ヶ岳がそびえる。

有間野付近の水田と局ヶ岳

 櫛田川右岸の県道はほぼ1車線幅で、時々樹林の中を通り、大変雰囲気がよい。

波留付近の感じ良い県道

 向粥見まで来ると勢和方面への道と分岐する。ここは直進し、相津峠への県道に入る。このあたりの相津川は大変美しい渓谷となっている。

向粥見付近の相津川

 相津川沿いにゆるやかに上っていき、下相津・上相津の二つの集落を通過する。上相津を過ぎるとやや勾配を増し、寂しい山間に入っていく。そして道が大きく左カーブする地点で相津川から別れて山腹へ這い上がる。この地点で上相津から標高差100mを上っている。ここでちょっと一息入れる。この先は結構な急勾配が続き、峠道らしくなる。そして標高差にしてさらに100m上ったところで一見峠のように見える場所に出る。ここから局ヶ岳の眺めが大変よい。ここはまだ峠ではなく、尾根を一つ乗り越しただけである。

 尾根を乗り越してからは道は山腹を巻き、やがて尾根上に出てスカイラインとなる。ここまで来れば勾配もゆるくなり、上ってきた道が下に見えるのは気持ちいい。

相津峠へ向かうスカイライン

ほぼ水平に走って、やがて峠のお地蔵様が見えてくると相津峠に着く。思ったより楽勝であった。

相津峠

 峠には東屋があって、県道の開通記念碑がある。また願いを叶えてくれるという「願い地蔵」があって、いかにも峠らしい雰囲気である。この裏手の山は初日の出の名所となっていて、元日の朝には賑わうらしい。本当ならここで昼食にしたかったのだが、まだ調達できていないので少し休憩しただけで出発する。

峠の東屋にて

 峠を越えて大台町側の下りは豪快そのもの。かなりの高度感があって、はるか上にガードレールが見える。こちら側から上るのは結構辛そうだ。わずか10分で三瀬谷まで下る。JR三瀬谷駅前にもコンビニなどはなかった。それで踏切を渡って国道42号に出てみると道の駅があって、その向かいにサークルKを発見。やっと食料を調達できた。道の駅で昼食を取りながら、ちょっと休憩。

JR三瀬谷駅

 道の駅でポカリと水道水を補給し、再出発。再び踏切を渡って線路沿いの旧道に入る。ここを真っすぐ行けば自然に県道31号に合流する。やや追い風気味なのかかなり快調。この道はほぼ平坦で大変走りやすい。宮川村との境には公園があって、カヌーがたくさん浮かんでいる。さらに快調に飛ばしていると何となく後ろからチェーンの回る音が近づいてくる。と思ったら「こんにちは~」と声がしてロードレーサーに抜かれた。(^^; 数分で視界から消え去る。速すぎる・・。わずかながらも上り、江馬まで来ると宮川村の中心である。道沿いにしばらく集落が続く。そして天ヶ瀬の集落を抜けると宮川を見下ろす眺めのいい場所が続き、気分も良い。

天ヶ瀬付近の県道31号

 そしてほどなくして湯谷峠との分岐点に着く。ここは右へ行っても左へ行っても国道422号である。左は大杉谷方面、右が湯谷峠方面だ。

湯谷峠への分岐点

 栗谷口からは川沿いをじわじわと上っていく。国道とはいっても交通量はほとんどなく、楽しい道だ。栗谷の集落ではなぜか荷台に犬をいっぱい載せた軽トラックが通り過ぎる。吠えまくってやかましい。そして栗谷川右岸の道と分岐する標高200m地点から本格的な上りが始まる。湯谷峠まであと170mの上りである。こちら側から上るのは初めてだが、かなり距離を走っていることもあって結構きつく感じる。

国道422号栗谷付近

 山腹に上がって道が巻き出すといよいよ勾配はきつくなってくる。そしてちょっと一息入れたいところに湯谷不動明王の湧き水が現れる。今日は水量が少なめだが、冷たい水が何よりありがたい。そしてここまで来ると峠までもう一息だ。

湯谷不動明王の湧き水

 間もなく湯谷トンネルが見えてくる。以前は照明がなかったように思うが、今はオレンジ色のナトリウム灯が点いている。トンネルを抜けて下り始めると以前と雰囲気が変わっているのに気づく。植林がすべて伐採されて日当たりが良くなっているのだ。以前は植林の中で適度な日陰があったが、これでは夏など暑くてたまらないだろう。伐採されて地肌をむき出しにした山も見栄えの良いものではない。湯谷川の側まで下りてくると勾配もゆるくなり、快調に飛ばして栃原で橋を渡り、国道166号に出る。栃原の集落ではユキノシタが見事な群落を形成していた。

湯谷トンネル

 富永から先の国道166号はすでに往路車で走ってしまっているので面白くない。ここから先は1車線区間が多く、大型車との離合に苦労するような場所もある。完全に2車線化された奈良県側とは違って、三重県側の改良はかなり遅れている。しかし以前からこの細い道が好きだったので、いつまでも変わらないでいてほしい。田引では比較的新しく開通した田引トンネルを通過する。かなり長いトンネルである。トンネルを抜けると赤桶で国道422号と分岐し、野々口では旧道と分岐する。

国道166号田引トンネル

 橋の上から櫛田川を見下ろすとエメラルドグリーンの水と白っぽい露岩、そして赤い鉄橋との取り合わせが美しい。この鉄橋は旧国道166号のものである。そして間もなく道の駅飯高に帰着。この後、波瀬の「グリーンライフ山林舎」で入浴してから帰る。ここは温泉ではないが、香りの良い檜風呂があり、入浴料315円と安いことから気に入っている。

野々口付近の渓谷

走行距離 走行時間 平均速度 最高速度 最高地点 最大標高差
61.15km 3:03:50 19.9km/h 45.9km/h 455m
相津峠
360m

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