フレームバッグを使ってみた

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自転車自転車用品

当ブログでずっとアクセス1位を独占している記事はロードバイクに最適なバッグの話なんですよね。そもそもロードバイクは荷物を積むのに向いてないんですが、ツーリングに必要な最小限の荷物を積もうとすると何らかのバッグを付けなければなりません。体に背負うのは非常に辛いですからね、一度背負わない快適さを味わったら元には戻れません。やっぱりそれだけ悩んでる人が多いってことでしょうか?

ただこのバッグ選びというのが非常に難儀でして、ロードバイクにピッタリ合うバッグというものは未だに見つからないんですよね。どれも一長一短があって一つには決められません。それで目的によって使い分けたりしてるんですが、これまでに買ったバッグは数知れず。世の中には「サドル沼」という言葉がありますが、自分の場合は「バッグ沼」です(笑)。いったい、これまでいくつのバッグを買って無駄にしてきたことでしょうか・・(爆)

なかなか気に入ったバッグが見つからない理由として、「見た目の問題」があります。基本的にロードバイクにバッグを付けるとダサくなるのは間違いないんですが(笑)、要はダサさの程度の問題ですよ。我慢できるダサさなのか、我慢できないダサさなのか?


バッグの中でも最もダサいのはフロントバッグです(笑)。ランドナーには似合っても今風のロードバイクに付けると超絶カッコ悪いです(笑)。中でもこのモンベルのドラム型フロントバッグは最悪のデザインですね。よくこんなダサいデザインを思いついたもんだ(爆)。これの愛用者も多いと思うんですが、僕にはこのダサさ、絶対に耐えられません(笑)。


次に大型サドルバッグ。定番のオルトリーブLを使ってますが、これも目立ち過ぎてロードバイクのシルエットをぶっ壊します。便利なので仕方なく使ってますけど、写真映えは最悪なんですよね・・

何でこれほど見た目にこだわるのかというと、写真映えを意識してるからですよ。昔は風景主体で自転車の写真ってあまり撮らなかったんですが、今は「自転車のある風景」みたいな感じで自転車そのものが被写体になるんですよね。それをSNSでシェアするわけです。そこで今流行りの「映え」ですよ(笑)。自転車はできるだけカッコ良く見せたいわけで、ダサい自転車は見せたくないですよね? こんなこと考えるの自分だけ?(爆)

だからフロントバッグも大型サドルバッグも写真映え的にアウトです。ロードバイクのシルエットを大きく崩すものは美学に反します。

そこで次に注目したのが今まで試したことのないフレームバッグです。ロードバイクの前三角って完全なデッドスペースになってますが、そこを最大限に活用するのが三角形のフレームバッグです。まあこの手の三角バッグは昔からあったんですけどね、ちょっとした工具を入れる程度のものであまり大きなバッグはありませんでした。しかし最近はバイクパッキングが人気で大型のフレームバッグも出てきましたよね。これなら結構荷物が入るのでサドルバッグの代わりになるかも?と考えたわけです。

ただフレームバッグの問題点はボトルケージと干渉するということです。ホリゾンタルフレームなら全く問題ないと思いますが、スローピングフレームだとシートチューブ側のボトルケージは使用不可になります。今までそれを嫌って手を出さなかったのですが、よく考えるとここのボトルケージって一度も使ったことないんですよね。たぶん真夏に乗ってないからだと思いますけど(笑)、最近は水があればこまめに補給していますので、ボトル1本でも別に困ってないんですよね。だったら物は試しで一度買ってみようと思いました。

フレームバッグもいろんな市販品が出てますけど、フレームを選びますので買うときは正確に寸法を測って入るかどうかを確かめる必要があります。今回購入しましたのはイベラという台湾メーカーのこちらの商品です。

イベラと言えば自転車用品では割と有名ですし、高評価レビューが多かったので無難にこれを選びました。寸法から言えばギリギリ収まるはずなんですよね。ちょっと使ってみましたので、レビューいたします。


こちらが表側です。なぜか左側に入口が来ます。一応本体は防水らしいですが、ファスナーは防水でないので長時間の浸水には耐えられません。防水ファスナーは開けにくいという問題がありますので、雨の日に乗らなければこれで良いと思います。

サイズは実測で横が30.5cm、縦が21cm、斜辺が33cmくらいでした。ほぼ仕様通りですね。


そして右側が裏になってしまいます。こちらには何もありません。ロゴの一つでも欲しかったところですが。普通、写真は右側から撮るので、間抜けな感じになってしまいますね。う~ん、いまいち・・


厚みは仕様では6cmとなってますが、実測では5cmでした。まあ柔らかい素材なので多少は膨らみますけどね。


フレームには3ヶ所のベルクロで固定します。製品によっては樹脂製のループが付いたものがあって、その方がしっかり固定できそうな感じはするんですけど、あれはフレームと擦れて傷が付きそうなのでループのないタイプにしました。ベルクロの接着力は強力なのでこれでも問題はありません。ちなみに耐荷重は1.5kgとなっています。


ファスナーを開けると中は完全な空間で内ポケットなどはありません。容量は公称で3Lとなってますが、とてもそんなにないですね。直角三角形として単純に体積を計算すると約1.6Lですよ。誇大表現もいいところだわ・・(笑)


自転車に取り付けますとこんな感じになりました。懸念されたボトルケージとの干渉はギリギリOKでした。ちょうどボトルが支えになって良いかもしれません。ボトルの取り出しも特に支障はありません。

このフレームにはギリギリ付いたんですけど、これ以上小さいサイズだとボトルケージと干渉して無理ですね。特にGIANT系のフレームは前三角が小さいので要注意です。これはコーダーブルームの465サイズなんですけど、GIANTで言えばSサイズに相当します。したがってGIANTのSサイズまでなら付けられますが、XSサイズになるとダウンチューブ側のボトルケージも外さないと入りませんのでご注意下さい。

この中に入れる物ですが、財布とスマホ、それに補給食くらいです。工具類は小型のサドルバッグに分散させます。補給食と言ってもカロリーメイトなどは余裕で入りますが、厚みがないのでおにぎりやパンを入れるにはちょっと入れ方を工夫する必要があります。それでも何とか入らないことはないでしょう。

このバッグの美点はフレーム下に完全に収まり、一切はみ出さないことです。そのため足に当たることはありませんし、乗車中にバッグの存在を意識することもほとんどありません。乗車したままで中身を取り出せますのでサドルバッグより便利です。重心も低くなって良いことずくめです。

ただ写真映え的にどうかというと微妙ですね(笑)。サドルバッグのように大きくはみ出してシルエットを壊すことはないんですが、フレームの向こう側が見えなくなってしまうのはイマイチです。やっぱりシルエットを崩すことは間違いありません。それに右側が素っ気ない真っ黒なのも間抜けです。サドルバックとどっちがダサいかは微妙・・(笑)

今まで使ったことのないタイプのバッグなので、しばらくこれで様子を見てみたいと思います。確かにスマホの収納には便利です。ただダサさはサドルバッグと目くそ鼻くそレベルですから、いつまでダサさに耐えられるかが問題です(爆)。

片雲の風に誘われて