写真に疲れた・・

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写真旅行

予想以上に流れ良く、6時に帰投しました。さすがに兵庫は近い・・

今回はリバーサル2本とネガ2本、そしてデジカメ200カットほど撮りました。原則的に途中でカメラを持ち替えてないので重複はありません。フィルムの消費量をあらかじめ決めた上で、足りない分をデジカメでカバーした感じです。いろいろ使ってみたのは「結局何がいいのか?」ということを決めるためだったのですが、結論は上がりを見るまで持ち越しになるかもしれません。ただ言えるのは、リバーサルはしんどいからもうやりたくないということと、デジカメはやっぱり「写真」ではなく「画像」を撮っている気分にしかならないということです。

そして写真にもう疲れました・・。過密なスケジュールで動き回り、それぞれの場所で何カット撮るべし・・・って、まるで仕事じゃないの? これじゃ昔のネイチャー時代と何も変わらないんですよ。「写真を旅の主目的にしてはいけない」って、この前言ったばかりなのに、もう忘れてるんだから・・。同じような写真ばっかり撮ってるとだんだん飽きてくるというか、集中力がなくなってどうでもよくなってくるんですよ。しばらく写真なんか撮りたくないって感じ・・

やっと写真が復活したと思ったけど、やっぱり昔みたいな情熱は湧いてこないんですよね・・。その原因はもうはっきりしました。すべてはデジカメのせいです。あんなもので猫も杓子もキレイな写真が簡単に撮れるようになったから、もうバカらしくてやってられないというのが本音だとはっきりわかりました。自分は他人のやってることをするのが何より嫌いです。フィルムもあと数年以内になくなることはもはや避けられないでしょう。そうなったらもう写真なんか趣味にすることもなくなるんだろうなと思います。

よって写真はしばらく休止します。今は写真を「撮る」より「見せる」ことに専念すべきです。旅行もこれで打ち止めにします。写真なんかどこででも撮れるという自信ができましたから・・(笑)。わざわざ遠くへ行くこともないです。それにもうすぐ平日も高速無料になる予定だから、あわてて行くこともなし。(笑)

では、これからはツーリングに専念します。(笑)

片雲の風に誘われて

コメント

  1. 風景達の山本 より:

    ん縲鰀…しばらく前から言う事が二転三転して良く分からないのですが(^^;、
    デジタルだから「猫も杓子もキレイな写真が簡単に撮れる」ということは
    決してないでしょう。デジタルだってフィルムと同じ写真である事に変わ
    りはないです。「脱ネイチャー」とか「28mmか50mmしか使わない」などと
    考えず、気負わずに感じるままに撮れば良いと思います。
    ネイチャーで「キレイな色」に反応してシャッターを押すのだって、
    別に悪いことではないと思います。
    私はスナップ、ネイチャー共に、今でもずっと続けていますよ。(^^ゞ

  2. SORA より:

    @風景達の山本 さん

    キレイってことは要するに「見たままに撮れる」ってことですよ。
    見たときの感動と同じか、それ以上に写るということです。
    フィルムで「見たまま」に撮ることが大変難しかったことはおわかりでしょう。
    ネガでは見たままの色は絶対に出ません。出来上がった写真を見てガッカリした経験が誰にもあるでしょう。
    見たままの色を出したければリバーサルを使うしかありませんが、それは経験と失敗を積み重ねなければ思い通りには使いこなせません。
    そこまでのレベルに到達するにはものすごい努力を要するのです。

    ところがデジカメはシャッターを押すだけで「猫も杓子も」キレイな色が出ます。
    見た目だけはフィルムよりはるかに鮮やかでキレイです。
    しかも失敗してもやり直しができますから絶対に失敗しません。

    あんな苦労して身につけたものがシャッターを押すだけで誰でも簡単に写る、失敗したら撮り直せばいい、あるいはレタッチすればいい・・・その安直さが許せないのです。
    私は努力なしに結果だけを得ようとする人間が大嫌いです。
    趣味というものは努力して上達することに喜びを見出すものです。
    たとえばピアノなんかは相当努力しなければ人に聴かせられるようなレベルにはならないですよね。
    でもデジカメのおかげで何の努力もなしにキレイな写真が得られるようになってしまったのです(もちろん良い写真とキレイな写真は違いますが)。
    写真がこれほど安直に撮れるようになってしまうと、もはや趣味としての魅力は大いに削がれました。

    だからネイチャーでキレイな写真を撮りたいだけだったらデジタルが一番だと思いますよ。^^
    マクロなんて誰が撮っても「キレイだね」って褒めてもらえます。
    それで喜んでいられる人はデジカメ使ってれば幸せなんですよ。

  3. かくげ太 より:

    世に出回る自転車がロードバイクやMTBなども含めすべて電動アシスト車になってしまい(電動アシストロードバイク(笑))、誰でもカンタンにヒルクライムやロングライドやツーリングができるようになったら、自転車旅行なんかやる気がしなくなる、っていうようなものでしょうか?たしかに誰でも乗鞍登坂とか日本縦断とかできるようになったら、内心おもしろくありません。

    でも自分以外の世間の動向に頓着せず、昔からテクノロジーに頼らず精進してきた人は、他人のありように規定されず自分一人が楽しめばいいと思うのですが・・・。いい意味で我関せずの趣味人。趣味は最後には自分一人で向き合うものですし。(でもカメラの場合は、フィルムや機材の供給が絶たれかねないという現実の被害が出そうですね。現に、遺跡の発掘調査等で使う業務用フィルムは絶滅の危機にさらされているとか)

    他にやっている人が少ないというのが趣味の魅力を構成する一要素であることには同意です。

    ちなみに僕は「誰でも簡単に、自分が弾けているような手応え(錯覚)を得ながら、それなりに曲が弾けるようなギター」とかがあれば、今すぐにでもギターを趣味にしたいです(爆)・・・が、それはギターを習得し、演奏するのとはちがうわけで、そんなテクノロジー(デジカメ)があったとしても、「猫も杓子も」と昔から取り組んでいる人の間では、趣味としての深みや得られる喜びに決定的な差があると思うのですが。

  4. SORA より:

    @かくげ太 さん

    自転車というものは自分の実力以上のものは絶対に出ない、努力したら努力しただけ伸びる、だからこそ面白いんだと思いますね。「誰でもカンタンに50キロ出ますよ」なんて自転車ができたら、もうアホらしくてやってられないでしょう。(笑)

    デジカメがいくら普及しようとも自分はフィルムで行くんだ・・と趣味の道を貫き通せればいいのですが、それを許してくれないところが問題なのです。デジカメはフィルムの駆逐者であり、敵対する関係です。このまま行けば確実にフィルムは絶滅します。だからこそデジカメを有害外来種に指定せざるを得ないのです。

    間違いを自動的に直してくれるギター(笑)なんてのがもしできたら、確かに自分で弾けているような手応えを得ることはできるでしょうね。でも今のデジカメはまさにそれなんですよ。デジカメの写真は「自分が撮った」のではなく、「カメラが撮った」映像に過ぎないのです。カメラが作り出した絵をあたかも自分が撮ったように錯覚してるだけ。だからデジカメは面白くないんですね。それは本物のギターを弾く喜びとはまったく別物であるのと同じです。

  5. 風景達の山本 より:

    良い写真とキレイな写真はもちろん違います。デジタルで「良い写真を」撮るのはフィ
    ルム時代と変わらずとても難しいことです。撮り直せば済むと言う安易な話でもないで
    しょう。デジタルになったから趣味としての魅力が削がれると言う考えは、私には良く
    分からないですね。

    私がデジタルになって一番困っているのは、良いと思えるカメラがほぼ絶滅に近いほど
    なくなってしまった事です。一眼もそうですが、特にコンパクトカメラが顕著ですね。
    フィルム時代には、ヘキサー、GR1、TC-1、T3など優秀なコンパクトカメラがありま
    したが、デジタルになって絶滅。同じGRとの名を冠したGR DIGITALは出たものの、
    全く別物のカメラになってしまいました。
    かろうじて、シグマのDP1、DP2が頑張っている程度でしょうか。

  6. SORA より:

    デジタルには基本的に失敗というものがあり得ません。失敗のないものには進歩もありません。もっと悪い言い方をすれば、邪魔な電線をレタッチで消してコンテストに応募してもバレません。写真というものは光との一発勝負だからこそ面白いのであって、後からいろいろいじれてしまうと写真ではなくなります。たとえ自分はそういうことをしない主義であっても、そういう人たちと同じ土俵の上で勝負しなければならないのです。その時点でもう趣味としての崇高さは終わってますね。

    キレイな写真ではなく良い写真を撮るのはもちろん今も簡単ではないことには違いありませんが、多くの人はキレイな写真で満足してしまってるんではないでしょうか。デジタルのキレイさに酔わされて自分の腕が上がったように錯覚してしまうのでしょう。さらに悪いことに、フィルム時代は同じフィルムで撮る限り写りには差がありませんでしたが、デジタルは歴然とした差があります。荒っぽく言えばお金を出せば出すほどキレイな写真が手に入ります。そこからややもすると財力勝負に走っていくところが恐ろしいです。最高級のフルサイズ一眼レフを手に入れて「高感度でもこんなにノイズが少ない」と悦に入ったりするわけです。でもそれって結局「キレイな写真」に過ぎないんですけど、それが絶対的な価値であると勘違いしてる人があまりにも多い・・。それよりは安いコンデジで「良い写真」を撮ることに専念した方がカッコイイわけです。(笑)

    フィルムで撮る大きな理由は良いカメラを使いたいからです。デジカメに良いカメラなんて期待してません。しょせん3年ほどで消費されていくものですから多少使いにくくてもこんなものかと思って我慢します。たぶんメーカーもそこら辺をよくわかってるので、初めから作る気なんかないんでしょう。さっさと買い換えてくれた方が儲かりますから・・(笑)

  7. 風景達の山本 より:

    SORAさんは写真で「勝負する」と言う視点で考えているから、そういう結論になるの
    でしょうね。私は勝負するつもりはないし、コンテストも興味ないです。
    じゃあなんで写真を撮っているのかと問われれば、「撮るのが好きだから」としか言
    い様がないです。誰に見せる訳でもなく、自分で撮って、自分で見ていればそれで良
    いのです。(^^;

    レタッチは全くしないですね。感度はほとんどがISO100で、たまにISO200か400に
    上げる程度です。高感度のノイズを気にする人がやたらと多いですが、フィルムから写
    真を始めた私としては、そんな高感度を使う必要性がないです。そもそも高感度のノイ
    ズの少なさは「良い写真」かどうかとは関係ないでしょう。そんな事で悦に入っている
    人の声なんて、別に気にすることもないです。他人の声に惑わされる事なく、自分で決
    めたテーマや感覚に沿って、黙々と撮っていれば良いのです。
    SORAさんだって、しばらく前に自分のテーマを見つけられた訳ですから、余計な事を
    考えずに続ければ良いのではないですか。放り投げてしまっては、何も生まれないで
    しょう。

  8. SORA より:

    私もコンテストには興味もないですね。あれは競争心を煽る悪しき慣習だと思います。インチキしまくってる人と一緒に競い合うのもアホらしいですから・・

    ただHPに載せるというのも一種の「勝負」と言えるのかもしれません。その結果はアクセス数となって表れます。アクセス数を稼ぐにはやっぱりキレイで見栄えのする写真が有利であるには違いありません。

    デジタル時代になって「写真」より「機材」ばかりが注目されているような気がします。特に昨今は高感度ノイズばかりが目の仇にされているのも異常な状況としか言いようがありません。等倍に拡大してノイズの比較ばっかりやってる人って、「あなたはカメラのテストのために写真を撮っているのですか?」と突っ込みを入れたくなりますね。(^^; 要するに高いカメラを買ったことを自慢したいだけなんでしょう。

    機材バカ、スペックマニアにはもううんざりです。そういう雑音から解放されるためにフィルムカメラを使っているのに、デジカメはそのささやかな自由さえ奪おうとしている・・。いったいどうすればいいんだ?って感じです。(^^;

  9. Indigo より:

    僕はフィルムカメラを使ったことがないので多分全然分かってないのでしょうが、デジカメは野球のようにちょっとした腕や運動神経があればキャッチボールやバッティングはすぐにできるような感じ、フィルムカメラは僕がやってきた卓球のような練習量・経験がないと満足にラリーすらできないような感じなのかな?と最近思っています。

    まあ、僕の勝手な思い込みのような気もするのですが・・・(^^;)

    僕は今はD90を買って少なくとも大学生の間は壊れない限りその1台でやっていきたいです。

    フィルムも良いと思いますが、今の僕はデジイチも完全に使いこなせるとは言いがたいですし、今フィルムを買ってもきっとどこかでやめてしまいそうな気がします(僕が臆病なのは重々承知です・・・)

    でも、ある程度次のカメラに慣れてきてデジカメだけじゃどうもつまらないと感じるようになってきたら、家にあるF601を復活させるか、前にSORAさんが言ってたFM10を購入してフィルムで撮る楽しさも覚えてみたいです。

  10. SORA より:

    @Indigo さん

    運動オンチの人には野球も卓球も同じように難しいと思いますけど(^^;、デジカメの方が敷居が低いことは確かですね。そうでなければこれほどカメラ人口が増えることもなかったですから・・

    フィルムカメラといっても最新のAFカメラは優秀ですからオートでそこそこ失敗なく撮れますよ。でも失敗してもその場でやり直しできるかどうかがデジカメとの決定的な違いです。

    Indigoさんが大学に入る頃にはD90も旧機種になっていてお買い得になってるんではないでしょうか? そこからよくもって4年、大学を卒業するまでが寿命と思った方がいいですね。デジカメは壊れなくても新機種の誘惑を我慢できるかの方が問題です。

    そしてフィルムはなるべく早くやらないと本当になくなりますよ。(^^; 残ったとしてもフィルム代や現像代がものすごく高くなって使い物にならなくなるでしょう。大学卒業までもつかどうか・・? やるなら今のうちです。