古座川の知られざる秘境を行く

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ライド記録自転車

21日は古座川に移動して秘境を巡ってきました。古座川といえば紀伊半島でも最も遠い場所です。去年の秋も同じようなところを走ってましたが、今回はさらに奥地を目指します。たぶんこんなとこ誰も行かんやろね(笑)。

走行ログはこちら。


古座川の一枚岩付近の駐車場を8:50スタートします。R371を少し戻り、鶴川橋を渡って県道38号線へ。その橋の上から見た古座川は新緑に映えて美しい。


滝ノ拝方面との分岐の少し手前、明神郵便局の近くに沈下橋がありました。


県道43号線に乗り換えて滝ノ拝を目指します。小さなピークを越えると小川の集落が目に入ってきます。


前回はなぜか気付かなかったのですが、椎平地区には旧小川小学校跡を確認できました。校庭に公民館が建てられているせいで、隠れて見えなかったんでしょうね。この廃校はだいぶ前に解体されたと聞いていたのですが、それは小川中学校の間違いだったようです。何はともあれ健在で良かったです。


そして道の駅滝之拝太郎に到着。土日しか営業してないらしいし、たぶん日本一マイナーな道の駅じゃないですかね?(笑)


これが名勝「滝ノ拝」です。


小川簡易郵便局のすぐ先を左折して宇筒井・下露方面への道に入ります。林道風ですが、たぶんこれは町道と思われます。滝ノ拝から奥はほとんど人が住んでないため、携帯の電波も入りません。当然、こんなとこ通る車もありません。万一事故ったら誰にも発見されないかも?


宇筒井川に沿って緩やかに上っていくと、宇筒井集落への分岐があります。ここはわずかながら唯一、人が住んでいる場所です。


この辺を走っているとあちこちで樽の上に重石を載せた奇妙な物体を目にします。前から何だろう?と気になってたのですが、ネット情報によると野生の蜂から蜜を採るための仕掛けらしいです。なるほど、そうだったのか。確かにミツバチが出入りしてましたよ。


宇筒井から先、川沿いにもかかわらず10%超の激坂が続きます。そこを過ぎると再び平坦となり、二つの林道と立て続けに分岐します。ここまでは昨年も来ました。地名は大桑という場所なのですが、すでに人が住まなくなった廃集落があります。しかも昭和35年まで小川小学校大桑分校があったらしいですね。Googleマップの航空写真で見ると、確かに学校跡と思われる開けた場所が確認できました。そしてアクセス路はおそらくこの寂れた橋です。昨年は全く気付かなかったので、お約束の廃村探索です(笑)。


さっきの橋を渡った対岸に一軒の廃屋が見つかりました。


その廃屋から左方向、もうちょっと進むと倒壊した廃屋もありました。しかし草木が茂ってこれ以上進めそうにありません。航空写真で見た開けた場所にはたどり着けませんでした。学校跡はさすがに何も残ってないでしょうね。


二つめの林道と分岐すると、この先は初めて通る道です。どうも下露側は後から開通したようで、急にきれいな道に変わりました。


ピーク付近まで結構な激坂が続きますが、そこを越えると急に展望が開けてきました。


ここがおそらくピークと思われます。標高は385m程度でしょうか。


ピークからちょっと下りますと、絶景ポイントに遭遇。眼下に下露の集落を見下ろせます。背後の山はよくわからんのですが、たぶん大塔山の辺りでしょうね。紀伊半島で最も奥深い場所。この絶景を見るために来たんや!


絶景ポイントから一気に下って畝が崎の橋で県道229号線に合流します。ここから七川ダム湖に沿って走ります。


これが七川ダム湖の風景。新緑がきれいだな。


途中に吊り橋があったので、反対側まで渡ってみました。こういうの苦手な人はダメでしょうね(笑)。ただ反対側は地道があるだけで何もなさそうでした。一応、対岸の車道とつながってるのかな?


佐田の集落を越えて真砂で七川ダムの下に出ます。そこからは対岸の道を走ります。宮の平地区には知る人ぞ知る秘湯・美女湯があります。ここは二度ほど入ったことがありますが、火木土日しか営業していない超マニアックな温泉。残念ながら現在は感染症対策のため、古座川町住民限定になっているようです。


温泉を過ぎるとすぐ、佐本方面から来る県道224号線と合流します。佐本方面へは未開通で自動車通行不能なのですが、徒歩なら通れると思われます。自転車担いででも通れないものかと思案中ですが(笑)。


古座川沿いに快調に走り、三尾川橋を渡ってR371に合流します。あとは勝手知ったる道ですが、有名な天柱岩が見えてきます。


そして午後1:10頃、一枚岩に到着。ああ、またグロスアベレージ10km/h切ったやんけ!(爆) もう写真とTwitterをやめない限り、グロス15km/hなんて夢のまた夢ですね(笑)。

片雲の風に誘われて