大滝川森林公園から真妻山

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登山

2日目は日高川町へ移動して真妻山に登りました。この辺りの地域名を真妻と呼んでおり、その姿から別名日高富士とも呼ばれます。地元ではよく知られた山なのだろうと思いますが、県外の人間にはほとんど知られてないですよね。何でこんなマイナーな山を知っているのかと言うと、関西名山の本で調べて登りやすそうな山をあらかじめピックアップしてあったからです(笑)。

GPSログはこちら↓


県道25号線の山野から大滝川沿いに東へ入ったところにある大滝川森林公園が登山口になっています。ここは広めの駐車場とトイレがあって非常に良いです。車中泊もできそうだなぁ(笑)。


駐車場から真妻山の案内にしたがって歩いて行くと、川を渡って「涼みの滝」がありました。文字通り涼しそうな雰囲気ですが、この時は水量が少なくてしょぼかった(笑)。


涼みの滝からもう少し登りますと徳本上人初行洞窟というのがありました。江戸時代に実在した地元の高僧・徳本上人が最初に修行をした場所と伝えられています。


洞窟を過ぎるとチェーンの張られたきつい上りが始まります。低山といってもそんなに甘くはありません。


登山道は至るところに道標があるので迷うことはありません。非常によく整備された感じがしますね。


次第に植林帯を抜け、自然林も混じった明るい感じの尾根道に変わってきます。


最後は溝状に掘れた急坂をフィックスロープをつかみながら登ります。


もうすぐ頂上かなと思ったら唐突に山頂に出てきました。ここまで実質1時間20分くらいでしょうか。三角点あり、標高523m。


山頂はほとんど木がなく、ほぼ360度の展望が得られます。これは北東方面の展望。


こちらが南の印南方面かな。


春霞でちょっと見にくいですが、西の方には御坊市街が見えます。


北の方には広川方面の風車群が見えますね。この辺りあちこちに風車が多いです。


ちょっと離れて山頂を見るとこんな感じ。丸いドーム状の草地の台地が気持ちいい。ほんとに展望最高ですよね。


帰りはモデルコース通り周回して別の道から下山します。山頂から東へ延びるやや狭い稜線を歩いて行きます。さほどアップダウンはなかった気がします。


稜線の東の端にある小ピーク、登山道が直角に折れ曲がる地点に観音堂があります。


観音堂から急降下を始めますが、100mほど下ったところで道標のない分岐に出くわしました。ここは右の道の方がはっきりしているので当然右へ行きたくなるのですが、なぜか左の道にピンクリボンがあるのが気になって悩みました。いったん右へ行きかけてやっぱり左へ行ってみると、割としっかりした道に見えます。しかもコースマップでは尾根上を下るようになっているのでいかにもそれっぽい感じ。しかし100mほど進んだところで次第に道が不明瞭になり、ただの林の中みたいになってしまいました。これはやっぱり違うと思い分岐まで引き返しました。改めて右の道を下っていくとすぐ道標が出てきたので合っていることがわかりました。まあ普通の人は迷わないと思いますよ。余計な知識が邪魔して迷うこともあるということ(笑)。


あとは淡々と下っていくと大滝川の畔に出ました。ここから先は車道を歩いて森林公園まで戻るだけです。だいたい2キロちょっとでしょうか。


和歌山は桜が早く、ソメイヨシノはもう終わってましたが、満開の山桜が見られました。


大滝川沿いにはわずかながら集落もあるので、道沿いに作られたチューリップの花壇がきれいでした。

山頂以外からの展望はほとんどなかったですが、コースもバリエーションに富んでおり期待通り良いお山でした。

片雲の風に誘われて