久しぶりに開通した林道小匠小森川線

スポンサーリンク
ライド記録自転車

2日目は古座川町へ移動して、滝ノ拝から林道小匠小森川線を走ってきました。いつからかよくわかりませんが、この林道は土砂崩れのため長いこと通行止になっていました。ここが通れないと古座川から那智勝浦へ抜けるには色川を回るしかなく、非常に不便だったのですね。ところが昨年の11月頃に開通したとの情報があり、今なら通れるということで行ってきました。

GPSログはこちら↓


スタート地点はWAKAYAMA800のチェックポイントにもなっている道の駅「虫喰岩」です。今日のポイントゲットはとりあえずここだけ。土曜日でもガラガラの道の駅は珍しい(笑)。


県道227号から県道38号へ進み、川口の交差点を右折して県道43号に入ります。


滝ノ拝までは何度も走っているので見慣れています。いつも撮る小川のビューポイントでお約束の写真を撮る(笑)。


道の駅がある「滝ノ拝」に着きました。ここまではよく来てますが、この先へ踏む込むのは2008年以来のことです。ここからは電波も届かない無人地帯に突入します。


古座川の支流・小川に沿って進みます。川床がきれいだなぁ。


めちゃくちゃ澄んでますね~


ところどころ苔生した杉木立の中を走ります。いい感じ。ゆるやかに上ってますが、ほとんど平坦に近いです。


小森川までの間に唯一ある集落・西赤木に到着しました。滝ノ拝からずいぶん走ったような気がしてましたが、まだ半分しか来てないのか。ちょっと気が遠くなりました(笑)。


やっと小森川分岐にある橋まで来ました。長かった! この川の奥に小森川集落があるようです。


橋を渡ってすぐ、右へ折り返すように林道小匠小森川線が分岐します。通行止の看板は置いてないな。


これが林道の案内板です。こちら側が終点になるようです。


分岐から高野小森川トンネルまでは1.2km程度、約80mのアップです。最大勾配10%でそれほどしんどくはありません。あっけなく着く感じ。トンネルは林道にしては2車線で立派ですが、照明は薄暗くほぼ真っ暗に近いです。明るいライトが必携ですね。写真はトンネルを抜けて那智勝浦側に出たところ。


トンネルを抜けるとあっという間に籠方面との分岐に出てきます。右の道は林道高野川線で、2年前に走っています。その頃は左の道が通行止で封鎖されていました。写真とは逆方向へ下っていきますが、新たな土砂崩れが発生したようで通行止の看板があって嫌な予感。しかし迂回路ありと書いてあるので何とか通れそうです。


これが問題の崩落箇所。派手に崩れてますね。2年前は何ともなかったですよ。しかし左側に迂回路が設置されているので大型車以外は通れます。


迂回路はグラベルですが、ロードバイクでも十分走れます。距離にして150mほどなのでどうってことはないです。


崩壊箇所を過ぎていったん標高60mまで下った後、小匠第二トンネルまでもう一度約90mの上り返しがあります。これが結構きつい。高野小森川トンネルまでの上りよりもこっちの方がしんどいです。2つめの小匠トンネルを抜けるとやっと下りになります。


小匠の集落まで下りてきました。ここまで来てやっと電波復活。ずっと無人地帯を走ってくると何だかホッとしますね。


県道45号を走って下里からR42に入りますが、古座川までは結構アップダウンがあってしんどい。そこでサイクルトレインを利用したいと思っていました(笑)。南紀の方は本数が少なくてなかなか利用しづらいのですが、この区間は80分に1本くらいの頻度であるので割と利用しやすいんですね。列車の時刻を確認すると次は下里発13:33です。もともとは下里駅から乗ろうと思っていたのですが、それだとまだ1時間以上もあります。太地方面へ走って平見台園地のポイントを取ってこようとも考えましたが、往復9km、しかも急な上りがあるため自分の足では1時間かかりそうです。そうするともう一本後の電車になってかなり時間が遅くなってしまいます。そこで次の紀伊浦神駅まで走って時間稼ぎをすることにしました。幸いこの区間は海沿いで上りがないのです。


海なし県民にとって、海が見えるコースはやっぱりいいですね(笑)。


紀伊浦神駅に着きました。次の列車は13:38なんでまだ45分ほどありますが、駅舎でのんびりしていきます。時間的には走った方が早いんでしょうけど、体力温存が目的なんで(笑)。


13:38発の紀伊田辺行き普通列車が入ってきました。駅によっては跨線橋を担ぎ上げる必要があって大変ですが、この駅は平面だったので楽チンでした。


自転車を持ったまま電車に乗り込みます。この背徳感がたまらない(笑)。ワンマン電車なので一番前のドアから乗って整理券を受け取ります。田舎モンはわかってるけど、都会の人はちゃんと予習しとかないと面食らいますよ(笑)。乗客はそこそこ乗っていて、ママチャリのおばちゃんもいましたね。すっかり定着している感じ。一応、今年の12月31日までが期限なんですが、10月1日から特急「くろしお」も利用できるようになったことだし、たぶん期間延長されるんでしょうね。というか、恒久運用にしてほしいですが。


たった2駅なので13分で古座駅に到着しました。それでも効果は絶大です。峠を登るよりしんどいR42はできるだけパスすべきです。


古座川を渡り、平坦路をのんびり走って道の駅に戻ってきました。輪行で体力温存したので余裕でした。

片雲の風に誘われて

コメント

  1. nonki より:

    この辺をずっと走りたいと思い続けています。貴重な情報ありがとう!
    それにしてもお天気に恵まれてベストなライドですね。羨ましい。
    いつか走りに行きたいです。nonki
    (^^)

  2. SORA より:

    滝ノ拝の奥は秘境感がありますね。
    ハードですが、県道43号をまっすぐ行って色川を回るのも面白いですよ。
    古座川は林道の宝庫ですが、通行止も多いので事前確認が重要ですね。