冷水山と龍神本宮林道

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ライド記録登山自転車

奈良県十津川村と和歌山県田辺市の境に果無山脈と呼ばれる山域があり、その最高峰が冷水山(1262m)です。非常に奥深い場所なのでかつては登山が大変だったのでしょうけど、今は龍神本宮林道を利用すればわずかな登りで山頂に到達することができます。

ただここまでのアプローチが結構大変で、R311の小広峠付近から林道を14kmも走らなければなりません。林道にしては道幅広めで落石はそれほど多くありませんが、やはり陥没や洗い越しなどで荒れた箇所もあるので最後まで気を抜けません。登山口に着くまでに結構疲れます(笑)。

GPSログはこちら↓


冷水山の直下、梯子のある場所が登山口です。向かい側に6~7台駐車できるスペースがあります。先客はいませんでした。ここの標高が約1080mです。


最初から割と急な登りが続きます。少し登ると一本だけシャクナゲが咲いていました。


もう少し上にはヤマツツジも咲いていました。


最後は結構急な傾斜でフィックスロープが張られています。


あと一登りで山頂に到着しました。登山口から約25分くらいですね。ちょっと物足りないくらいですが(笑)。


山頂には堂々たる一等三角点が鎮座します。


三角点の後ろにある看板には廃校になった上湯川小学校のことが書いてあります。かつては学校登山が行われていたということです。ところで冷水山ってずっと和歌山県だと思ってたんですが、実は奈良県だったんですね。それも県境ではなく完全に奈良県内にあります。上湯川も奈良県十津川村にある集落です。


ここが奈良県だということは当然大峰山脈も見えます。釈迦ヶ岳から八経ヶ岳までくっきりと見えました。


南に見える一番奥の山脈は大塔山系と思われます。あそこも候補地だったんですけどね。


北に見える山脈は城ヶ森山から護摩壇山にかけての白馬山系です。双眼鏡で眺めてみると城ヶ森山の気象観測ドームや白馬林道がはっきりと見えました。その辺の山が見えるほどこの場所は北寄りにあるんですね。


写真には写りにくいんですが、南西方面の山が低くなったところの奥は海です。双眼鏡で眺めると田辺の市街がぼんやり見えて、その奥に海があることを確認できました。


山頂ではちょうどシロヤシオが満開になっていました。


山頂から縦走路を少し東へ歩いてみると、いい感じの森が続いていました。ここをずっと歩いて行けたら気持ちいいだろうなぁ。


山頂で1時間も長居していましたが、11時半頃にいったん下山して第1部終了。まだまだ時間が早すぎるので、そこから自転車に乗り換えて第2部スタートです。登山と自転車のコンボって初めてだなぁ(笑)。


龍神本宮林道を田辺方面に向かって進みます。幸いまだしばらく登りが続きます。下りだったら嫌ですからね(笑)。このあたりが一番展望良くて、南の大塔山系がよく見えます。


どうやらこの辺が林道の最高地点のようですね。GPSの読みで標高1178m。ここからは下りになります。


ここが安堵山の登山口みたいですね。車が3台停まってました。ここから稜線伝いに冷水山へ登ることもできるようです。


どんどん下っていきますので、あまり先まで行くと帰るのが大変です。こういう時はどこまで行くべきか迷いますが(笑)、キリの良いところで県境までとしました。尾根が大きく南へ張り出した場所、この太陽光パネルが目印で、これより先は和歌山県となります。


県境から引き返します。龍神本宮線の看板は初めて見ました。はっきり奈良県十津川村と書いてありますね。


このあたりは結構道がきれいですね。最近まで通行止めになっていたので舗装をやり直したのかもしれません。

往復約7km、獲得標高200mばかりを登って終了としました。

片雲の風に誘われて