ありそうでなかったGARMIN互換サイコンマウント

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GARMINのeTrexシリーズには専用のハンドルバーマウントも用意されているのですが、非常に使い勝手がよろしくないため、その代わりに3Dプリンタで製作された特注のアダプターを用いてEdgeマウントに変換し、GARMINのサイコンで一般的なブラケットを利用していました。以前紹介した記事はこちら。

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GARMINのeTrexシリーズはGARMINの創生期から存在しているロングセラーモデルで、もともとは登山・トレッキング用という位置付けですが、自転車用のハンドルバーマウントもオプションで発売されていて、ロングライド系のサイクリストには愛用...

この方法で使用したのはRECマウントから発売されているライトブラケット用の変換アダプタです。これはキャットアイのライトでよく使われているH34NというブラケットにGARMIN互換ブラケットを取り付けるための製品です。キャットアイ独自のフレックスタイトが利用できるため、工具不要でガッチリと取り付けられるのが利点でした。


従来の方法の問題点

ニッチな製品を取り扱っているRECマウント製ですから精度も良くて使い勝手は良かったのですが、大きな問題が一つありました。それは背が高くなってしまうということです。


このようにキャットアイ製のブラケットの上に変換アダプタを取り付けています。


eTrexを取り付けると、もともと変換アダプタでかさ上げされていた上に、アダプタが2段重ねになってしまうため、さらに背が高くなってしまうのです。

まず見た目がよろしくありませんが、問題はそれだけではありません。サイコンが上に出っ張っているとサイクルラックに引っかけるときに当たってしまうことがあるのです。サイクルラックの高さは規格がないようで、当たったり当たらなかったりいろいろですが、そもそも背が高すぎることが問題です。

画期的な製品が登場!

これはもうあきらめるしかないと思っていたのですが、最近画期的な製品を見つけてしまいました。簡単に言うとフレックスタイトとGARMINマウントを合体させたような製品なのですが、何で今までこういうものがなかったのだろうと不思議に思うくらいです。まさにありそうでなかった製品です。たぶん特許の問題でできなかったんだろうと思いますが(笑)。

中華ですからお値段は999円と格安です。従来の方法では合計2,500円くらいかかりましたからね、それに比べれば圧倒的な安さ。



商品はこういうものです。まさにフレックスタイトのパクリですな(笑)。非常にシンプルな作りですが、ハンドルバーに当たる部分には滑り止めのゴムが付いており、お辞儀したりすることなくしっかり取り付けられます。しかもバンドの長さに余裕があるため最大径40mmまで対応し、扁平形状のエアロハンドルにも利用可能です。


ハンドルバーに取り付けてみると2段重ねのゴチャゴチャ感がなくなってスッキリしました。


eTrexを取り付けてみるとこんな感じ。確実に背が低くなりましたね。サイクルラックに当たるかどうかは未確認ですが、ほぼギリギリのラインだったので大方はいけると思います。

使用感ですが、金属製のRECマウントに比べるとチャチな感じで精度や剛性は劣るものの、ぐらつくことなくガッチリ取り付けられるので実用的には問題ありません。あと樹脂製のブラケットすべてに言えることですが、経年劣化で割れてサイコンが落下する恐れがありますので、命綱は必ず付けておくことを推奨します。

片雲の風に誘われて