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清水峠と矢頭峠

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昨夜の雨からは想像もできなかったが、一夜明けて今日は爽やかな秋晴れに恵まれた。掲示板にポツリと書き込んだら滋賀在住のN氏から反応があり、三重県の一志方面を走ることになった。これまで清水峠と矢頭峠という二つの峠が気にはなっていたが、どうもアプローチが悪く、長年行きそびれていたところである。せっかくの機会なので一志町役場を起点に県道30号・県道29号・県道43号で清水峠・矢頭峠を一気に攻めるプランを考えた。一志は遠いと思っていたが、名阪国道とR163を使えば1時間40分で到着することができ、思ったより近かった。9時半頃一志町役場でN氏と合流し、10時前に出発した。
県道58号は交通量が多いので並行する旧道に入るが、1kmほど走ったところで車に弁当を忘れたことに気づく。N氏に先に行ってもらってあわてて取りに戻る。早く気づいてよかった・・。伊勢自動車道の下をくぐり、片野から再び県道58号に合流して調子よく走っていたら中村川を渡って伊勢中川駅前まで行ってしまった。宮古西の交差点で右折するはずだったのが、標識も何もなく気づかなかったのだ。引き返してみたが、どうやら新道ができているようで、そちらは坂を上らされるため避けて農道風の狭い道に入り、名松線を渡ったら無事県道58号に合流した。約2kmのロス、コースミス申し訳ない・・。
そこからは順調に県道58号を走り、下之庄で右折して無事県道30号に入った。あとは一本道、やれやれである。ここから中村川に沿って走っていくが、強い向かい風に苦しめられる。N氏は向かい風を物ともせず快調に飛ばしていくが、追いつけなくてどんどん引き離される。矢下あたりまで来るとのどかないい風景である。矢下橋の分岐で初めての休憩をとる。
ここからは中村川に沿っていよいよ山間へ分け入っていく。大久保で進行方向が変わったところでようやく向かい風から解放された。渓谷の眺めが美しく、気持ちのいい道だ。合ヶ野の集落では古びた民家が軒を連ねている。そして落合で県道45号と分岐するが、ここは右に進路をとる。さらに中村川に沿って渓谷を上り詰めるとやがて開けて小原地区の集落に出る。このあたり宇気郷と呼ばれているようだ。

嬉野町下出付近
そしていよいよ羽根田で県道29号と分岐し、清水峠の上りにさしかかる。覚悟はしていたが、約2kmで標高差180mを上る激坂である。さすがにきつかったが、途中5~6回休んで何とか押さずに漕ぎ上った。峠越えは自転車で登ることをポリシーにしているので、歩いて越えたら価値が下がってしまうのだ。清水峠は美杉村との境となっているが、薄暗い林の中でパッとしないところ。
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清水峠
写真を撮りながら5分少々待っているとN氏が自転車を押し上げてやって来た。ここで昼食にしようかと言っていたが、座れる場所もないのでとりあえず下まで降りてからということになった。美杉側は比較的緩やかなようで、長く下りを楽しめた。そして下之川で今度は八手俣川沿いに出る。見覚えのある風景だが、ここへ来るのはずいぶん久しぶりだ。川沿いをのんびり走りながら食事できそうな場所を探すが、やはり何もない。そうこうしているうちに山口で県道43号との分岐まで来てしまった。

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県道43号分岐(右が矢頭峠方面)
12時半を過ぎてだいぶ腹が減ってきたが、こうなったらもう一気に矢頭峠まで越えてしまおうか・・。県道43号は5万図では黒線道になっているが、最近拡幅されて2車線の立派な道に変わっていた。これはちょっと興醒めであった。しかし途中からはまた1車線の細い道に変わり、杉林の中の感じの良い上りとなった。勾配はかなり厳しいが、先ほどの清水峠に比べるとだいぶマシである。このくらいなら休憩しなくても漕いで登れる程度だ。結局、途中1回だけ休憩して写真を撮った以外は峠まで一気に登ってしまった。それにしてもこの上りは昔ながらの峠道らしくてなかなか気持ちが良かった。矢頭峠付近は狭い1車線となっていて薄暗く湿っぽい感じである。10分少々待ってN氏が到着し、やはりここも食事には適当ではないのでさらに進むことにする。
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矢頭峠
峠を越えたところに「矢頭の大杉」があるので、その辺に公園などあるのではないかと思われた。すごい急坂をそろそろと下って500mほど行くとログハウス風の建物が現れて、お誂え向きにベンチやテーブルがあった。狙い通りでうれしくなる。1時を過ぎてしまったが、やっと遅い昼食となった。矢頭の大杉は周囲が10m近くもある巨木で圧倒されるような迫力がある。もちろん御神木となっていて、鬱蒼とした林の中で盟主の風格を漂わせている。
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矢頭の大杉
昼食後しばらく休憩して2時前に出発。矢頭峠の下りは爽快そのものであった。しかしこれを逆に上るのは相当大変だ。そのためにコースを右回りにしたのである。上っているときは暑かったのに、下りは寒いくらいである。室ノ口まで来てやっと民家が現れ、波瀬の大きな集落へと入っていく。このあたり立派な蔵が多く、民家も古風な佇まいで何か落ち着いた雰囲気がある。
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波瀬の古風な町並み
波瀬を過ぎてからは波瀬川沿いの2車線路を快走する。わずかながら下りになっていて30km/h前後の心地良いスピードで走れる至福の時間だ。そして名松線の下をくぐると井関で県道15号線に出て、まもなく出発地の一志町役場に着いた。まだ2時半だから十分余裕がある。ここでN氏とお別れして帰途に着いた。帰りも1時間40分で順調に帰宅。久しぶりに新しいコースと峠を開拓できて満足な一日であった。本日の走行48.5km、アベレージ16.7km/h。

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