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悪化するツーリング環境

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何もこんな暑いときに走らなくても・・と思いつつ、荷物の少なさからこの時期のツーリングは楽でもある。仕事がヒマで趣味がなく(本当に仕事が趣味なのだ)、毎日何もしないまま一日が過ぎていく・・。こんなことじゃいかんと気合いを入れるためにツーリングでも行ってみるかと思ってみたものの、なかなか気分が盛り上がらない。勤め人ならわずかの休みに「さあどっか行くぞ」とハイテンションになるのだが、毎日が日曜日だと何するのもめんどくさくなって、「や~めた」となる。世の中そういうものだ。
それでも重い腰を上げてツーリング計画を考えてみたものの、どうにもうまく行かない。その原因は、年々悪化する交通事情にあるように思う。とにかく輪行を前提にするならば鉄道かフェリーの利用が最も楽なのだが、それが年々不便になってきているのだ。
その中でも最も痛いのが昨年の大阪高知特急フェリーの廃業だ。大阪南港を夜のうちに出発し、朝6時に高知に着いて早朝から走り始められるというツーリングには願ってもない便であった。しかもわずか5000円で高知まで運んでくれるありがたい存在だった。それがなくなった今は早朝高知に着く手段がない。徳島から出発して高知へ抜けて帰るというプランもとりにくくなった。二回利用したことがあるが、フェリーは結構乗客も多くてそんなに状況が厳しいようには思えなかったのだが・・・。
それともう一つは急行「だいせん」の廃止だ。夜大阪を出発して朝のうちに出雲市に着くというエコノミーで便利な列車だった。これがなくなったおかげで隠岐へのアプローチや中国山地を横断するプランがとれなくなった。特急でもいいから代替する列車があればまだいいのだが、今や直通で出雲まで行く特急は一本もない。新幹線と特急を乗り継いで行くしかないのだ。つまりべらぼうに高くつくということだ。
鉄道がこれほど貧乏人に厳しくなったのは何も今に始まったことじゃなくて、国鉄がJRに変わった頃からじわじわと進行しているけれども、ここへ来ていよいよ壊滅的になってきた。急行「きたぐに」が消えるのも時間の問題ではないだろうか?
このような状況を招いた原因は、何と言っても高速道路網の整備や航空の自由化の影響が大きいと思われる。今や全国各地に格安の料金で高速バスが走っているし、飛行機もさまざまな割引料金が設定されてリーズナブルな料金で遠くへ行くことができる。もはや鉄道は時間的にも価格的にもそれらに対抗できなくなってきているのだ。しかし悲しいかな、高速バスに自転車を載せることはできない。飛行機に載せるのも不安が一杯だ。サイクリストはどうしても鉄道かフェリーのお世話になるしかないのだ。鉄道の経営状況が厳しいのは理解できるが、他の交通手段に比べて割高感は否めない。高いから利用しない、利用しないからますます不便になる・・という悪循環を繰り返して客離れに拍車をかけているとしか思えないのだ。鉄道も飛行機並みに思い切った割引料金を設定しないと、ますます先細りになっていくことは必至だと思われるのだが・・・
さて悪化する一方のツーリング環境だが、一つだけ朗報が見つかった。和歌山と徳島を結ぶ南海フェリーだが、これまで駐車場のなかった和歌山港に新しく駐車場が開設された。有料だが一回500円。これで今までできなかった深夜便で早朝徳島発が可能になった。さらに南海電車の深夜接続便も開始され、電車でも深夜アプローチが可能になった。これで四国へのアプローチがぐっと楽になったのは確かだ。しかし徳島から出発して徳島に戻るのではあまり面白味がないなぁ・・・

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