Twitterって

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雑記

twitterを始めて1ヶ月と少し経ちましたが、ようやく独特の用語とかにも慣れてきたところです。それまで何がいいのか皆目わからなかったものが少しは見えてきた感じかな?

世間では「社会を変える可能性を持った革新的なツール」と評されたりしていますが、正直言って何がそんなに凄いのかまだピンと来ないところがあります。確かにブログとかHPとか全くやったことのない人にとっては情報発信手段として新鮮なのかもしれませんが、すでにそういうものを使いこなしている人間にはもう一つ理解できないのです。単なるブログの縮小版ではないのか? なぜブログではだめなのか? という疑問が湧いてきます。

ここでtwitterの特質である「140字以内」という小ささと「フォロー」という仕組みに限定して考えてみたいと思います。まず140字というと原稿用紙にして3分の1強くらいの分量ですが、これだけの文字数でまとまった文章を書くことはまず不可能です。そこで必然的に会話調になります。これは言い換えればリアルタイム性が強調されることを意味します。ブログであれば記事にするためには何らかのテーマがあって、それに対する題材を集め、何らかの結論めいたものを出すというステップが必要とされます(そうじゃない人もいるだろうけど)。またそれに対して何らかのリアクションを期待もしています。さらにはそれが書くに値するものなのか自問自答したり、論理の破綻や誤字脱字がないか推敲する作業が必ず入ります(そうじゃない人もいるだろうけど)。つまりブログの記事として公開されるまでには自分の中でさまざまな葛藤や検閲が渦巻いていて、その時点でもうリアルタイムではなくなっているわけです。言い換えれば「よそ行き」の文章になってしまってるんですね。それに対してtwitterではそういうステップを一切飛ばして、人の役に立つかどうか、ウケるかどうか、正しいかどうかなんてことには無関係に思いついたことがポンと出てくる、そこが違いだと思います。それは別に「お昼に何を食べた」とか他愛もないことでもいいんです。ほとんどはどうでもいいような独り言です。しかしそうやって出てくる言葉はその人の本性から出たものであることが多く、時として意外な一面を見ることさえあります。残念ながら自分はまだブログの延長的な使い方しかできてないんですけど・・

またフォローという機能について。フォローというのはブログで言えばRSSリーダーみたいなもので、フォローしている人の発言がトップページに常時表示されます。ただブログと違うのはフォローされていることが相手にもわかることで、たいがいの人はフォローされると相手にもフォローしてくれます。そうやって双方向のつながりができるわけです。たくさんの人をフォローしていればトップページ上で常に誰かがつぶやいているような状態になり、それはリアルタイムで流れていきます。ほとんどは他愛もない話であり、読み流すだけのものですが、時にはおや?と思うような発言に目を留めることもあります。今までならメールチェックとブログ巡回が日課でしたが、今ではそれに加えてtwitterのチェックも日課になっています。自分がフォローしているのはほとんど知り合いだったりしますが、いつも誰かが何かつぶやいているのは、役に立たないにせよ、それはそれで面白いものです。ブログというのは一度見なくなってしまうとそれっきりになってしまうことが多いものですが、フォローという関係で結ばれていると半ば強制的に相手のつぶやきが流れてくるわけで、疎遠になるのを防ぐ効果があると言えます。つまり、直接やり取りしていなくても何となく相手を意識せざるを得ないくらいの緩いつながりがその本質ではないかと考えられるのです。

まだ始めて間もないので、こういう理解が正しいのか確信はありません。それはいずれわかってくることでしょう。

片雲の風に誘われて