登山

長岳寺から竜王山へ

投稿日:1998 年 1 月 17 日 更新日:

■コースタイム
長岳寺=0:30=石不動=0:20=林道出合=0:10=竜王山=0:10=林道出合=0:15=石不動=0:30=長岳寺【total 1:55】

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 午前11時過ぎに自宅を出発して国道169号線を南下するが、柳本の手前から渋滞してなかなか動かない。いつもは渋滞なんかしない場所なのに変だと思っていたら、やっぱり「あの」せいだった。そうあの大量の鏡が出土した黒塚古墳の一般公開のせいなのである。古墳へ通じる道路は一般車が入らないように警察官が交通整理しているわ、空には3機のヘリコプターが飛び回るわで大騒ぎ。付近の空き地という空き地はすべて車で埋まっており、1台が入り込む隙間もない。これでは駐車地を探すのにも苦労しそうだ。大変な時に来てしまったものである。とりあえず長岳寺の駐車場に停めようと思っていたが、そこへ行くまでもズラリと路上駐車の列で、対向車とすれ違うこともままならない。ようやく長岳寺の駐車場に着いたが、案の定満車状態で場外まで車があふれ返っている。幸い5分ほど待って一台出ていったのでそこへ停めることができた。

 正午前に出発するも、いきなり登り口がわからなくて迷う。長岳寺の前を行ったり来たりしながらようやく「竜王山」と書かれた道標を見つけ登り始める。しばらく柿畑の中の軽四輪が通れるくらいの舗装路が続く。舗装が途切れると田んぼの横を通って山の中に入っていく。ここまで来ると通る人もなく、あの喧噪は嘘のように遠のいた。時々長岳寺の鐘の音が響いてくる。このところの雨続きで道はかなり濡れている。ただ道はかなり整備されていて特に歩きにくい箇所はない。途中下りてくる人に2回すれ違い、先行者を1回追い抜いた。結構登る人はいるものである。だんだん勾配がきつくなってきて、ロープが渡されている箇所もある。そこからもう少し登ると石不動に着いた。道の左側に石に彫られた不動尊が立っている。ずいぶん登ったような気がするが、ここでまだ3分の2くらいだろうか。ちょっと休憩して一息入れる。

 石不動を過ぎてもまだきつい登りが続く。この辺は植林の中となり、階段となっているところが多い。今日はかなり気温が高く、暑い暑い。冬だというのにまた大汗をかいてしまった。冷えて風邪をひかないか心配である。途中、三輪山がよく見える場所があった。まだかまだかと思いながら登っていると、ようやく舗装された林道に出た。ここは一度車で来たことがある。

 そこから林道を少し登ると終点となり、「南城本丸」の道標にしたがって山頂への山道に入る。ちょっと登ると奈良盆地の展望が開ける場所があるが、そこはまだ頂上ではない。そこからは階段を何回も登り、ずいぶん登らされた気分になる。かつて城が建っていた平らな場所があり、そこからもう一段登ってようやく二等三角点のある山頂に着く。標高わずか586mとはいえ、ほとんど正味の登りだから標高差は結構なものである。


竜王山山頂

 山頂はほぼ円形の平らな広場である。林道には1台も車がいなかったが、山頂は結構人が多かった。西側の展望が素晴らしく、眼下には奈良盆地の全容が一望のもとだ。今日の奈良盆地は朝から11時頃まで深い霧に包まれていて、この時間になってもまだ白いもやのようなものが薄いヴェールのように広がっている。そのため下界は霞んでほとんど見えない。しかしその上に金剛山や二上山が島のように浮かび上がり、大変素晴らしい景色である。南に見下ろす三輪山はまるで墨絵のような世界だ。思いのほか展望は良く、北西には生駒山はもちろんのこと、はるか六甲山までくっきりと見える。そして南側には木の間越しだが竜門山塊、そしてその後ろに見える高い山は山上ヶ岳ではないか。さらに少し東へ行くと高見山から国見山、薊岳までの台高山脈もはっきりと見える。伊勢ヶ辻から国見山にかけての稜線にはかなりの積雪が見られる。高見山にも雪があるが、思ったより少ないようだ。


金剛山・葛城山・二上山を望む

 山頂で昼食をとっていると、どう見ても山を登ってきたようには見えない格好の人が10人ほどやって来た。車で林道を上がってきたのだろう。黒塚古墳の「立ち止まらないで下さい」というマイク放送の声がここまで聞こえてくる。そろそろ冷えてきたので午後2時に下山を始める。この山は地元ながら思いのほか展望が素晴らしく、大峰まで見えたのは意外であった。霧の降りた朝などは素晴らしい雲海が撮れるかもしれない。林道を利用すればわずか10分で山頂に立てるので、また来てみたいと思う。


三輪山を望む

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