雑記

シンプルライフ

投稿日:2011 年 1 月 8 日 更新日:

今年の目標は「断捨離」に決めたのですが、相変わらずうちの中はがらくたで埋まっております。もうどこから手をつけていいのかわからない状態ですが、それでも捨てていかなければモノはいつまで経っても減りません。こういうのは一遍にやろうとするから大変なのであって、一日一つずつでもいいから何か捨てるものを見つけ出していけばいいんですね。「捨てることが楽しくて仕方ない」と思えるようにならなければなりません。

そもそも捨てること自体がしんどいのではなく、捨てるものと残すものを選択することがしんどいのですね。これがややもするとあれも必要、これも必要・・・ということになって結局何も捨てられなくなってしまいます。ここはもう「一年間使わなかったものはすべて捨てる」とか、「今の自分にとって役に立ってないものは捨てる」とか、自分なりの基準を決めてやるしかありません。

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断捨離という言葉が近頃流行っているようですが、こういう考え方自体は何も新しいものではありません。少し前に流行った「スローライフ」もそうであるし、日本人が古くから持っている「知足」という考え方がまさにそのルーツです。私たち日本人はもともと多くを持たず、与えられているものに感謝し、自然と共存する生き方を美徳としてきたのです。それがなぜこんなにモノで溢れかえる国になってしまったのでしょうか?

「飽食の時代」と言われて久しいですが、今の日本において飢餓で死ぬ可能性はまずあり得ません。それよりもむしろ食べ過ぎることによって肥満を招き、さまざまな生活習慣病の原因となっています。それと同様に、今の日本はモノがないことで不自由するのではなく、モノがあり過ぎることで不自由しているのです。ただ食べることと違うのは、多くの人がそのことに気付いていないということです。未だに多くの日本人が物質的に恵まれていることが豊かさであると信じて疑わないのです。

モノが多いほど不自由である・・・このことは一見逆説的に思えるかもしれません。しかしこれは旅に例えてみれば簡単に理解できます。旅慣れている人かそうでないかは、その人の荷物を見ればすぐわかります。旅慣れてない人は大きなボストンバッグに入り切らないほどの荷物を重そうに抱えて歩いています。一方、旅慣れている人は小さなリュック一つだけを背負って身軽に歩いています。旅を本当に楽しんでいるのは、言うまでもなく旅慣れている人の方です。旅の楽しさをスポイルするのは何と言っても荷物の重さです。旅慣れている人は何が必要で何が必要でないかを心得ているし、多すぎる荷物は自分を苦しめるだけであることをよく知っています。荷物が多すぎるとそれをいちいち宿に預けたり、コインロッカーに預けたりしなければなりません。そうするとまた同じ場所に戻ってこなければなりません。つまり多すぎる荷物が旅の自由を奪っているのです。また歩くのがしんどくてタクシーを使わなければならないこともあるでしょう。多すぎる荷物は余計なお金まで使わせるのです。一方、荷物が小さなリュック一つで済めば、それを背負ったままどこへでも自由に移動することができます。電車に乗り遅れそうになってもダッシュすれば間に合います。荷物が少ないことで不自由するのではなく、それを補って余りある自由を手にしたことになるのです。

人生を旅と考えれば、家の中にあるモノも全く同じです。たくさんのモノを所有することによって豊かになるのではなく、逆に自分を苦しめているのです。そのことに早く気付かなければなりません。第一に、モノが多すぎると引っ越しが容易にできなくなります。自分はまさにそうで、部屋を占拠しているがらくたの山を梱包することなど考えただけで憂鬱になります。事実上、引っ越しは不可能な状態です。多すぎるモノが自由を奪っている好例でしょう。またモノを多く所有するほど、それを維持するためのコストが余分にかかります。多すぎるモノはスペースを圧迫するだけでなく、経済的にも余分な負担を強いるのです。これらの多すぎるモノが知らず知らずのうちに自分の心まで圧迫し、人生を窮屈なものにしているのです。モノを減らせば減らすほど心は自由になり、人生がシンプルになっていきます。人生とは思っているほど複雑なものではないのです。モノを多く所有することが豊かさであるという間違った価値観を根底から覆さなければなりません。

実は減らすのは所有するモノだけでなく、人間関係とか仕事とか、人生に関わるあらゆるものに及びます。そこまで徹底して捨てることにより、あらゆる束縛から解放された真の自由な人生が得られるのです。人生で本当に大事なのは「得ること」ではなく、「捨てること」なのです。そこまで含めて、シンプルライフを実現するために何をすべきかまとめてみました。

●一年間使わなかったものは捨てる

季節が一回りして一度も使わなかったものはたいがい二度と使わないものです。特に服などはそうでしょう。二度と着ない服がいっぱいあるはずです。本も特にコンピュータ関係は古くなると意味をなさないものがほとんどです。こんなものは真っ先に捨ててしまいましょう。

●今の自分を幸せにしてくれないものは捨てる

がらくたを大事そうに取ってあるのは、高価だったから、いつか使うかもしれないから、特別な思い出があるから・・・などもっともらしい理由があるものです。しかしそれが今の自分にとって何らかの幸せをもたらしてくれるものかということを冷静に考えてみましょう。たいがいは何の役にも立たず、場所を取るだけの物体に過ぎないものです。

●本当に気に入ったものだけを少しだけ持つ

身の回りのものを見渡してみると、同じようなものがいくつもあることに気付くでしょう。しかしそれを満遍なく使っているわけではなく、たいがいは一つか二つしか使っていないものです。自分が一番好きだと思えるものだけ残し、それ以外のものは全部処分してしまいましょう。

●一つ買ったら一つ捨てる

家の中の収納スペースは限られています。収容能力を超えるモノを買うから部屋の中に積み上げられていくことになるのです。新しいモノを買うなとは言いませんが、「一つ買ったら一つ捨てる」というルールを徹底していかないとすぐ元の木阿弥になってしまいます。特に服などは絶対守らなければならない鉄則です。新しいモノを得るには何かを捨てなければならない・・・これを人生訓にすべきです。

●無理してでも一番良いものを買う

これは捨てる方ではなく、買う方の話ですが、後々ゴミにならないために重要なポイントです。モノを買うとき、貧乏性の人はたいがい欲しいモノではなく、値段の安さにつられて買いがちです。自分もその傾向があります。しかしそうやってほどほどのモノで我慢してしまうと結局もっといいモノが欲しくなってしまいます。特にデザインの気に入らないモノは絶対イヤになります。それなら最初から一番気に入った自分の欲しいモノを買う方が結局は安上がりなのです。たとえその時は高くて買えなくても、貯金してでも買うべきです。一見物欲を肯定しているようですが、一番いいモノを一つだけ手に入れればそれ以上はもう欲しくなくなります。実は一番お金を使っているのは思い切って買った大きな買い物より、何に使ったかも覚えていない細々とした買い物なのです。「安物買いの銭失い」という言葉は言い得て妙です。ただし、これはデジタル物には当てはまりません。デジタル物というのは一年もすればもっといい新製品が出て、すぐに欲しくなることが明らかだからです。

●デジタル物には金をかけない

モノが増える最大の要因がこれです。デジタル物というのは新しいほど高性能で値段も安くなりますから、常に物欲を刺激され続ける宿命を持っています。新製品を追いかけるのはメーカーの戦略にまんまと踊らされた最も愚かな行為と知るべきです。できることならデジタル物を一切持たないことが理想ですが、今の世の中すべてがデジタル化されて、デジタル物と無縁でいることはもはや不可能になっています。ならばせめて賢く付き合いましょう。デジタル物の賢い買い方は、新製品が出て値崩れした旧製品を安く買うことです。今どきの製品は新型と言っても大した性能の差はないものです。ほんのわずかな差のために倍近いお金を出すのはバカバカしいと思いませんか? 新製品もどうせすぐ旧製品になるのですから、初めから古いものを買っておけば新製品が出ても動じることはありません。3年も使ったデジタル物は売っても二束三文です。デジタル物は消耗品と割り切り、安い時に買って使い倒し、古くなったらポイポイ捨てる・・・これがお金を無駄にしないコツです。

●ベーシックなものを買う

これはデジタル物には無縁かもしれませんが、できるだけ余分な機能の付いていないベーシックなものを買うように心がけましょう。あれこれ多機能を謳ったモノは何をとっても中途半端で使い物にならないことが多いものです。自分が一生使わないような機能、あるいは使いこなせない機能に高いお金を払わされるのは無駄と考え、できるだけシンプルなものを選びましょう。

●小型軽量なものを買う

モノを買うときの基準として、大きなものではなく、できるだけコンパクトで軽いものを選びましょう。小さいほど収納スペースを取らないのは言うまでもなく、使い勝手も良く、気に入って長く使えるものです。たとえばカメラ。自分の経験から言うと、大きなカメラは結局使わないということがわかっています。高価で重たいカメラより、安くて小さいカメラが最も役に立つのです。もっと言えば、一眼レフよりコンパクトカメラの方がベターです。大きいカメラ、高価なカメラは結局「見栄」なんですね・・

●人間関係もシンプルに

長年生きていると人間関係もだんだん複雑になってくるものです。しかし、あちらも立てこちらも立て・・・では結局自分が疲れてしまいます。本当にいい関係だけを残し、そうでない義理だけの付き合いは思い切って捨ててしまいましょう。余分な人間関係が無用なストレスを増大させ、自分の時間を無駄に使っていることに気付くべきです。人生に与えられた時間は限られています。無制限に人間関係を増やすことなどできるはずがないのです。人間関係もモノと同じで常に新陳代謝が必要なのです。

●仕事も見直しを

これも避けては通れない問題ですが、現代人にとって仕事が最も大きなストレスになっているのは疑いようのない事実です。しかし本来仕事とは我慢してするものではなく、楽しんでするものです。そうでない仕事は苦痛でしかありません。今やっている仕事が本当に自分に喜びをもたらしているのかもう一度考え直す必要があります。そして自分にとって好ましくない会社は辞める、好ましくない取引先は切る・・・といった大胆さが必要です。仕事を辞めたらその後の生活はどうするのか?ということを考えてはいけません。辞めないことによって被る損失の大きさを知るべきです。人生は有限、好ましくない仕事を続けることは人生の浪費に過ぎないのです。自分は会社を断捨離しましたが・・(爆)

●趣味もリストラを

多すぎる趣味は人生が豊かになるのではなく、お金を無駄に使い、モノを増やす原因になります。人生に与えられた時間は限られているのですから、あれもこれも手を出しすぎると結局何もモノにならずに終わってしまいます。ですから趣味にもリストラが必要です。自分が本当に好きで楽しいと思えることを2つか3つに絞って集中的に取り組むべきです。多芸は無芸・・・このことを頭に入れておきましょう。

というわけで、これだけ実践できれば人生は相当シンプルになると期待できるのですが、うちはまだまだモノが多くて、趣味も多くて・・(^^; シンプルライフとはほど遠い生活を送っているのですね。まずは最も場所を取っている本と服の整理からです。そして一番頭を悩ませるのがカメラの処分。まだまだ悩みは尽きないようです・・(^^;

(写真:奈良県宇陀市大宇陀区)

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