登山

明神平から笹ヶ峰・奥ノ迷峰へ

投稿日:1999 年 5 月 8 日 更新日:

■コースタイム
林道終点=1:15=明神平=0:20=明神岳=0:15=笹ヶ峰=0:30=奥ノ迷峰=0:40=笹ヶ峰=0:20=明神岳=0:20=明神平=1:15=林道終点【total 4:55】

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 休日ごとに雨にたたられた4月とはうって変わって、5月に入って晴天続き。今日も朝から青空が広がり、昨年から持ち越しになっていた奥ノ迷峰に挑戦する。この山は千石山という名称も持っているが、個人的には奥ノ迷峰の方が好きである。何となくロマンをかき立てられる名前であり、以前から憧れていたピークである。午前8時過ぎに大又林道終点に到着したが、少し手前の路肩に2台駐車しており終点には置けそうにないのでその前に止めた。

 登山口には「明神平登山禁止」の看板があるが、それを無視して午前8時25分に林道終点を出発。あしび山荘まで20分で到着し、問題の崩壊箇所にさしかかる。ホームページでも見ていたが、確かにひどい状況だ。前の状況が思い出せないほど荒れていて明るくなっている。何本か木をくぐったり乗り越えたりしながら慎重に進む。この倒木地帯はかなり長く、もう一つの小屋の前まで続くが、倒木は枝が払われていてかなり歩きやすくなっている。幸い大した時間のロスもなく倒木地帯を脱出できた。明神滝を高巻く地点は以前通りにくい箇所があったが、改修されて歩きやすくなっている。その先にも小規模な倒木があった。木の橋を渡ってジグザグ道に入ると以前と何ら変わらない自然林となった。この辺まで来るとまだ木々の新緑が芽吹いておらず、冬枯れのままである。山肌には山桜も見られる。ここで先行の親子二人連れに追いつく。例年見られる現象だが、ゴールデンウィーク明けの土曜ということで人出は少ない。途中大きなヒメシャラの木が一本だけ倒れていた。水場で水筒の水を補給し、最後の一上りで明神平に到着した。やはり人は少なく、先ほどの親子連れ以外、誰もいなかった。

 10分休憩して三ツ塚に向かう。今年もバイケイソウは元気がなく、すでに茶色く枯れてしまっているものが多い。三ツ塚まで10分、さらに明神岳まで10分で到着した。山頂のブナの森はまだ冬枯れで、昨年見た新緑の頃とはずいぶん雰囲気が違う。明神岳は素通りし、桧塚奥峰への分岐を左に見ていよいよ未知のルートに入る。少し下ると笹原が広がる美しい尾根となった。思わず歓声が上がるような、こんな雰囲気が大好きである。振り返れば明神岳が三角形の美しい姿を見せている。途中小さなピークを一つ越えるとブナ林の中の広い尾根となる。落ち葉が打ち敷かれて実にいい感じだ。こういうところは道が錯綜して迷いやすいが、黄色いテープが短い間隔で巻かれているので全く迷うことはない。やがてうっとりするようなブナ林の中を登り、笹ヶ峰の山頂に着いた。特に展望は得られないが、広くて明るい感じの山頂だ。


笹の稜線


ブナ林の広い尾根


笹ヶ峰山頂

 とりあえず先を急ぐので5分だけ休憩して奥ノ迷峰を目指す。広い尾根を5分ほど下ると、右手に迫り出した岩があり、そこに立ってみると薊岳と木ノ実ヤ塚が仲良く並んでいるのがよく見える。稜線はまだ冬枯れだが、すぐ下まで新緑がはい上がってきているのがまた対照的で美しい。よく見れば山肌には山桜も咲いている。再び広い尾根を下っていくと小ピークを乗り越え、そこから一転してかなり痩せた狭い尾根となる。ここまで来ても誰一人として出会わず、静寂そのものだ。まさに台高の核心部に入っていく思いがする。もう一つくらい小ピークを越えたところから正面に奥ノ迷峰のギザギザした山頂部が見えてくる。意外に近いと思ったが、実はここからかなり長かった。倒木があって少しわかりにくい箇所もあったが、赤いテープに導かれて鞍部に下っていく。少し登り始めたところでアケボノツツジを発見。小振りながらもピンク色の美しい花を咲かせている。こんなところで見られたのは感激だった。奥ノ迷峰の直下は再び笹原となり、かなりの急勾配で登っていく。ここまで来ると桧塚奥峰や大普賢岳がよく見えるようになる。鋭峰だけにこの登りはかなりきつい。はやる気持ちで急いで登り、11時5分憧れのピークに立った。山頂には三等三角点があり、「千石山」、「奥ノ迷峰」の2種類のプレートがある。狭い山頂で展望もさして利かないが、木の間越しには大台ヶ原や赤嵓山、仲良く並ぶ桧塚奥峰と桧塚を望むことができる。ここで昼食にして11時50分まで休憩。その間誰も来ることがなかった。


笹ヶ峰付近より薊岳・木ノ実ヤ塚を望む


ヤセ尾根を行く


奥ノ迷峰山頂

 奥ノ迷峰を後にして来た道を引き返す。この先はテント泊で池木屋山まで縦走しない限り無理だろう。帰りは写真を撮りながらであったので行きよりも時間がかかった。また笹ヶ峰、明神岳の登り返しはかなりつらかった。やはり往復の縦走で3つも山を越えるのはつらいものがある。1時5分、明神岳到着。結局この間誰にも会うことがなかった。明神岳以南は全く人の流れが途絶え、まさに秘境の趣がある。静寂なる台高主稜の縦走を少しだけ楽しめた。1時25分に明神平に戻って休憩していると、何とグッドタイミングで囲炉裏のメンバーの方と遭遇した。まさかこんなところで会うなんてと驚き、写真やホームページの話などしながら1時50分まで大休止。帰りはまた倒木を越えなければならないので気が重いが、3時5分に無事林道終点に到着。例によってやはた温泉に寄って帰ったが、やはり今日はとても空いていた。

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