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都介野(2)

投稿日:2011 年 1 月 15 日 更新日:

モノクロというのはカラーに比べて難しいと思いますね。色でごまかしが効かない分、頭を使わないと撮れません。カラーで撮るのと同じ気持ちで撮ってると実につまらない写真になってしまいます。自分は色でしかものを見ない悪い癖があるので(これもネイチャーフォトの習性)、それを矯正するには良い訓練になります。

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一つはモチーフがはっきりしていること。何が撮りたかったのかはっきりさせないと漠然とした写真になるのですね。キレイな色の花があったから・・・これはモノクロで何の意味も持ちません。しかし自分はここが弱い・・。以前は赤や黄色など派手な色のものしか撮らない傾向がありました。色ではなく、形や質感に注目して見るクセを付けなければなりません。

もう一つは、光をよく読むこと。カラーなら順光で撮るのが一番キレイに写りますが、モノクロでは色の区別が付かないので、明暗のコントラストがないと平板でつまらない写真になってしまいます。モノクロではできるだけ明暗差が大きく、カラーなら絵にならないような強烈な逆光こそ向いています。

いずれもモノクロだけでなく、カラー撮影にも応用できる基本中の基本なんですね。でも自分はこれができてない・・。何でも便利になりすぎると基本を忘れてしまうのですね。あえて不便を受け入れることにより、もう一度基本に立ち返るチャンスが得られます。

実は自分ではこの写真が一番美しいと思っています。これ全面結氷してるんですよ。氷に反映する光の滑らかなグラデーションはやはりモノクロならではのものです。これはカラーで撮ったら逆につまらない写真だったと思います。

(写真:奈良市都祁町)

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