大和高原北部

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写真

いつも漠然とした写真を撮ってしまうのは、一つには広角レンズの使いすぎが原因であると思われます。本来、広角レンズというものは広い範囲を写すためのものではなく、被写体に近づいて遠近感を強調したり、デフォルメさせるために使うのが正しい使い方です。しかし自分はほとんど「広い範囲を写すため」という間違った使い方をしています。こういう使い方をすると、主役となる被写体がない限り、漠然とした写真になってしまうのは必然と言えます。

こういうクセを直すにはレンズを換えてみるのが一番です。ただしズームレンズはいけません。単焦点一本でそれしか使えないようにしてしまいます。そうすれば必然的にそのレンズに合った被写体を探すようになり、ものの見方が変わることが期待できます。

そこで今回は標準レンズ50mmだけを使用しました。自分的には50mmは「準望遠」くらいに思えて苦手だったのですが、ずっとそればっかり使ってると、全体を撮るのではなく、切り取る感覚がだんだん掴めてきました。結局、36枚撮り全部を50mm一本で撮りきってしまいました。


といいつつ、こんな漠然とした写真を撮ってしまいましたが(^^;、一応この川と道がいいと思ったからです。いつものように35mmで撮ればもっと漠然とした写真になったと思います。



奈良市柳生町にて。白地に青い文字で書かれた案内標識は「白看板」と呼ばれてマニアの間では大事にされてるそうです(笑)。それより今となっては「月ヶ瀬」の表記が貴重です。


奈良市興ヶ原町にて。春は桜がきれいなところですが、こういう枯れ枝もまたいいですね。カラーで撮ると平凡な眺めですが、モノクロだからこそ生きたと思います。しかし斜めにスジが入ってしまったのは現像の失敗?


これも興ヶ原にて。よくやらせ写真が撮られる沈下橋ですが(笑)、モノクロで撮ると何だかかっこいいような・・(^^;


こういうの好きだよなぁと思いますが(^^;、この道がいいと思ったからです。(笑)

(写真:天理市山田町・奈良市柳生町・奈良市興ヶ原町)

片雲の風に誘われて

コメント

  1. KAY.T より:

    標準レンズを使いこなせてこそ写真の大家でしょうね。

    去年の旅の間、自分はコンデジも持っていたのですが、ほとんどエクスペリアのカメラで撮ってました。

    二種類のカメラで撮るとあとの整理が面倒なので…。

    でも3000枚近く撮っていまだに整理しきれてません。撮りっ放しって言うのもね…。

    いろんなところがだらしない人間になりつつあります。

    SORAさんは写真データはどのように保存されてますか?

    自分はHDとCD-Rの二箇所にバックアップ取ってますが。

  2. SORA より:

    @KAY.T さん

    やっぱり標準レンズは基本中の基本ですね。最初にズームから入ってしまった人はどうもその辺の感覚が掴めてません。
    考えようによっては携帯のカメラも標準レンズみたいなものですね。(笑)

    写真データは現在外付けのHDDに入れっぱなしです。ほとんどバックアップも取ってません。(^^;
    以前データを全部飛ばしてしまったことがあり、やばいとは思ってるのですが、面倒すぎてほったらかしです。
    そのうちやろうと思ってると決まって壊れるのですね・・