添上郡月ヶ瀬村は2005年4月1日に奈良市に併合されて添上郡もろとも消滅しました。けしからん!
現在、月ヶ瀬という地名は字名の前に付けて「奈良市月ヶ瀬桃香野」のような形で残っております。もともと月ヶ瀬村は「月瀬村」であり、月瀬というのは一つの字名です。ですから現在は「奈良市月ヶ瀬月瀬」というわけのわからん地名が存在するのですね。多くの合併自治体において旧村名を残すためにこういう地名の付け方が行われていますが、強い違和感を覚えるのは自分だけではないでしょう。
月ヶ瀬といえば月ヶ瀬梅林が有名ですが、現在月ヶ瀬という独立した地域は存在しないのですから、この呼び名もおかしい。地名というものは簡単に変えてはならぬという実例がここにあります。

かなり古い建物ですが、まだ使われているようです。(笑)
このアングルはあまり見慣れないかもしれません。桃香野の上の方から撮りました。
(写真:奈良市月ヶ瀬)
コメント
梅林で有名な月ヶ瀬…、独特の美しい風情が好きですね。華やかな都の奈良とはまた違った趣がいいんですね。
政治家のやることは訳が分かりませんが、それに文句も言わない人々も問題なのでしょうか。
いずれにしても、自分が卒業した母校がなくなったり、生まれ育った町がなくなったりするって、ある意味許せないことですね。
自分の一族が絶滅するのと似たような状況と思えるのですが…。
@KAY.T さん
都から30キロくらい離れた月ヶ瀬が同じ奈良市というのが無茶苦茶です。
そんなに市になりたいんですかね?
目先の利益だけにとらわれず、長い目で考えなければ、日本の地方はますます廃れていきます・・