竹内街道は大和と難波を結ぶ街道として開かれ、現在の国道166号にほぼ沿っています。二上山と葛城山の間を越えていくわけですが、奈良と大阪を結ぶ峠の中では比較的低い部類に入ります。したがってサイクリストの間でもよく利用されるルートではあります。
しかし僕はこれまでここを一度も訪れたことがありませんでした。なぜなら同じ奈良盆地にありながら、非常に行きにくいイメージがあったからです。直線距離では近いのですが、電車にしろ車にしろ真っ直ぐ行く方法がなく、ずいぶん大回りしないと行けないんですよね。県東部に住む者にとって最もなじみの薄い地域と言えるでしょう。同じことは斑鳩や生駒についても言えますが・・
ですが、知らないところへ行った方が写欲も刺激されるだろうということで、先週の日曜日、ポカポカ陽気の日に初めて當麻へ行ってきました。もっと遠いかと思いましたが、京奈和道と高田バイパスのおかげで50分もかかりませんでした。拍子抜けするほど近かったですね。當麻町役場に車を停めて竹内街道から當麻寺まで歩きました。
カラフルなマンホール蓋!
やっぱり知らない町はええですね。こんなに近くてもちょっとした旅気分です。
(写真:奈良県葛城市)
コメント
近鉄南大阪線古市近く、日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀った前方後円墳「白鳥陵」の近くが自分の実家です。
細くて狭い、いかにも街道と呼ぶにふさわしい道が続きます。ちょっと足を伸ばせば、仁徳天皇陵に継いで大きな応神天皇の古墳もあったりします。羽曳野市も堺市も古墳銀座と呼ばれるところなんですね。
@KAY.T さん
その辺もまったく馴染みのない地域なのですね・・
いまいち地理関係がつかめていません。(^^;
でも街道を通じて歴史はつながってるんですね。