瑞牆山はしんどかった

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登山

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黒森集落から見る瑞牆山

久しぶりの登山ネタでございます。実は7月末から信州方面へ行ってました。それで前から狙っていた瑞牆(みずがき)山へ登ってきました。特に関西方面の方は名前も聞いたことがないと思いますが、日本百名山にも数えられる山梨の名峰です。この漢字は読むのも書くのも不可能ですけどね・・(笑)


登山コース図

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登山口は瑞牆山荘のそばにある駐車場になります。ここで標高約1500mです。100台くらい停められそうな広い駐車場がありますが、これでも土日は満車になってしまうそうです。まあ平日だし、朝早かったのでガラガラでしたけど。ちなみにここで車中泊しようと思ったんですけど、トイレは遠いし、夜真っ暗だし、アブ多いし、やめた方がいいです。いったん下って塩川ダムの畔にあるビジターセンター駐車場で車中泊しました。

駐車場の一番奥にある案内板のところから登山道に入ります。まだ7時前ですけど、続々と登山者の方が動き始めてました。たぶん金峰山へ登る人が多いんでしょうね・・

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登り始めてしばらくは遊歩道のような感じで、白樺の多い林の中を緩やかに登っていきます。

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そして一般車通行不可の林道と交差して、この階段を登り始めます。ここからジグザグの急登がしばらく続き、尾根に出たところでベンチがあり、瑞牆山の山頂がちらっとだけ見えます。

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40分ほど登って富士見平小屋に着きました。ここは金峰山方面との分岐点になっています。この道標にしたがって左のトラバース道に入ります。

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しばらく山腹を巻くトラバース道が続きます。

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沢へ下る手前のところで瑞牆山の山頂がはるか上に見えます。どうやってあそこまで登るのかと不安になりますね。

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そしてせっかく登ったのに、天鳥川と呼ばれる沢の上流部まで下らされます。これが帰りにつらい・・

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天鳥川を渡ってすぐ、真っ二つに割れた巨岩の横を通過します。そしてここから非常に歩きづらい岩場の急登が始まります。

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こんな感じで岩の積み重なったところをよじ登っていきます。要所にはロープが付けられてますけど、足場を確保するのがなかなか難しいです。こんなときトレッキングポールとカメラは非常に邪魔です。両手が空いていればどんなに楽でしょうか。これまで何の疑問もなく使ってきたんですけど、どうもトレッキングポールは持たない方が楽だということに最近気付きました。

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やがて大ヤスリ岩と呼ばれる巨岩の真下に出てきます。頂上の直下に見える岩がこれですね。ここまで来ると頂上はもう少しのはずなんですが、ここからが長かった・・

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大ヤスリ岩を右側から巻いて乗り越えます。ここが大変きつい! すぐ上に見えているようでなかなかその上には着きません。

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山頂へは北側から回り込む形で岩をよじ登って着きます。本当に長かった・・。標準コースタイムを大幅に超過。はっきり言って甘く見てました。(^^; 普通の歩きやすい道ならどんな急登でもどうってことはないんですけど、こういう岩場の登りは一番苦手なんですよね・・

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山頂からは金峰山や国師ヶ岳など奥秩父の山々がすぐ近くに見えます。関西人には馴染みがないだけに初めて見る山々です。

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さっき通ってきた大ヤスリ岩が直下に見えます。頂上は絶壁なので下を見るとマジ怖いです。(笑)

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これは北側ですね。平らに見えるところは川上村のあたりでしょう。帰りに瑞牆山が見えましたので・・。本当なら八ヶ岳が見えるはずですが、雲の中で見えません。富士山も南アルプスも見えませんでした。

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これは下山時に撮った写真です。大ヤスリ岩の最上部ですね。上りはそんな余裕なくて気付きませんでした(笑)。向こうに見える山は何というのかわかりません。

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下りも上りとほぼ同じくらい時間がかかりました。富士見平小屋まで下りてきて大休止。水場で水分補給しました。ここの水はすごく冷たくて、手ですくっては飲めません。

結局、7時前に登り始めて、下山したのが13時過ぎ。往復6時間もかかってしまいました。こういう岩場の登りは標高差以上に体力を消耗しますね。下山したら頭痛がしてヘトヘトでした。軽い熱中症のような状態だったのでしょう。

天気がいまいちで残念でしたけど、とりあえず日本百名山をまた一つ制覇しました。

片雲の風に誘われて

コメント

  1. kimotoshi より:

    おはようございます。
    信州旅行、お疲れ様でした。
    無事に戻られたようで何よりです。
    この難しい読み方の山(笑)、登山もかなり困難なのですね。
    岩場の上り下りってもの凄く消耗しそうな気がします。
    でも頂上の展望は素晴らしいですね。
    曇りでこれなら晴の時は想像を絶するほどの絶景が広がることでしょう。
    最近またまた山登りに興味を持ち始めてます。
    まずは簡単な山から登りたいですわ。

  2. SORA より:

    @kimotoshi さん

    岩場って足の上げ下げが大きいので疲れるんですよね。
    でもカメラとポールさえなければそんなに難しくはない気がします。
    とにかくカメラは邪魔! コンデジが一番ですね・・(笑)
    富士山見えなかったのが残念ですね。ここからだとかなり大きく見えるはずなので・・
    簡単な山はこの辺にいっぱいありますが、今は暑すぎて登れません。(笑)
    また山登りでも行きましょう。

  3.  おはようさんです.

     この山は25年少し前奥秩父に凝ってた頃に金峰山とセットで登りました。ゴールデンウィークに廻目平?に駐車し、金峰山へ登って富士見小屋へ宿泊し翌日登りました。この時の山行で一番覚えてるのは「富士見小屋の混んでたん。」と「横の登山者の他所のパーティーとの消灯後の雑談。」でした。
     この翌年はその横の小川山へ登りました。けど、こっちの方がいい山ですよ。樹林は綺麗で、空いてて、この山頂からの展望はいいし。

  4. SORA より:

    @ワシはGT。 さん

    こんなアクセスの悪い山に登られたことあるんですね。(笑)
    小川山って途中の沢のあたりから分岐がありましたね。
    本当は国師ヶ岳にも登りたかったのですが、天気が悪くて断念・・

  5.  当時、友人と2人で奥秩父に凝ってたんで、車で何度も行って登ってました。国師ヶ岳は軟弱にも峠からの往復でしたけど、ついでにその横の北奥千丈岳(奥秩父最高点)にも行ったんですわ。あそこは何とか庭園ていう遊歩道の木道があって高度感が感じられるように上手に作ってありました。

     今やったら大弛峠も含めて自転車で行きたいんですが、あそこはきついでしょうね。

  6. SORA より:

    @ワシはGT。 さん

    大弛峠はクルマで行ける日本最高所ですね。
    奥深い場所なのでそこまで行くだけで大変そうです。
    土日は激混みと聞いていたので、それも行けなかった理由です。