SLザウルスとForetrex101を接続するケーブルができたので、今度はログのダウンロードができるか試してみた。Linuxで利用できるログダウンロードソフトとしてはgpstransというものがあるが、これはソースパッケージなのでザウルス上でセルフコンパイルできる環境かPC上でクロスコンパイルできる環境が必要。環境をインストールするのがめんどくさいので、ここからコンパイル済みのバイナリを使わせてもらった。
gpstransはコマンドラインのツールなので、適当なディレクトリにコピーして、
./gpstrans -p/dev/ttyS0 -i
とタイプすると、GPSの機種名が表示されたら動作OK。シリアルポートはttyS1がデフォルトになっているので、-pオプションは必ず指定しなければならない。これが面倒なときは、
./gpstrans -s
とタイプすると設定モードに入るので、測地系その他の情報を対話式で設定していく。シリアルポートを指定する際は、 /dev/ttyS0 と入力しなければならないので注意。
すでに設定が済んだ状態であれば、
./gpstrans -dt >log.txt
などとタイプすることにより、ファイル”log.txt”にログが保存される。ただしログの形式はGarminフォーマットではなく、以下のような特殊な形式となる。
Format: DDD UTC Offset: 9.00 hrs Datum[095]: Tokyo
T 08/11/2006 09:52:36 34.6194930 135.7669566
T 08/11/2006 09:52:43 34.6194715 135.7672784
T 08/11/2006 09:52:54 34.6193213 135.7677505
T 08/11/2006 09:53:05 34.6193213 135.7682870
T 08/11/2006 09:53:18 34.6192998 135.7688450
まあこれはperlなどのスクリプトを書けば変換できるだろうけど、重大な問題が一つ。よーく見ると高度情報が含まれていない。というわけだから完全なログは取れないのだ。まあどうせGPSの高度はあまりあてにならないので、カシミールから取った方がいいかもしれないけれど・・
gpstransを試してみた

コメント
リナザウはログ取りがややこしそうですねぇ。なんかMS-DOSプロンプトを思い出してしまいました(^-^;
「ログ取り」と書けば誤解されそうですけど、ログを記録するんじゃなくて、メモリにあるログをPDAにダウンロードするってことですね。
ログの記録なんかGPS単体でやった方がよっぽど簡単です。(^_^;
まあ長期旅行する人以外、必要はないんでしょうけどね・・
なるほど、いわゆるログのバックアップってわけですね(^-^; てっきりリアルタイムのログ取得かと思ってました(笑)