L-01D バッテリー寿命を検証

巷ではL-01Dはバッテリー保ちに関する不評が多いようですが、本当に保ちませんねえ・・。以前使っていたT-01Cといい勝負か？　使っている間に減るのは仕方ないとしても、何もしてない間にどんどん減っていくのだけは避けたいものです。

そこでバッテリーの使用状況を調査するためにBatteryMixというアプリをインストールし、さらにバッテリー寿命を延長するアプリも試してみました。この手のアプリは非常にたくさんありますが、最も良く使われているであろうBattery Doctorを入れてみました。

Battery Doctorではスリープ時にCPUクロックを下げたり、アプリを自動起動させない設定がありますので、それなりの効果があるのではないかと期待されます。

テストはスマホをスリープ状態にした上で9:00～18:00まで9時間放置することで行いました。この間、一切操作はしていません。また通信はWiFiをオフにして3Gのみとし、LTEは裏技を使って切断しています。もちろんGPSは切っています。自動同期はGmailやChromeなど最小限のものに限って行っています。

まずこれがバッテリーの残量グラフです。9時間で約12%減少し、平均消費率は1時間あたり-1.8%と出ています。保ちの良い機種に比べれば決して良い数字ではありませんが、まあこのくらいならスマホとしては普通のレベルじゃないでしょうか？　まったく使わなければ朝から晩まで十分保ってくれるわけですから、一応合格といえるでしょう。

次にアプリごとにプロセスの起動状況を調べてみました。この中で赤色の線が「電話」ですが、これは3G通信のことだと思います。約30分周期でピークが出ていますが、たぶん何かのアプリが自動同期を行っているためでしょう。とにかく通信が一番バッテリーを喰っているということはわかりました。

次に多いのが青色のGmailですかね？　スリープ中は完全に同期をオフにする設定もあるのですが、メールに気づかないと困るので、これだけは同期させないわけにはいきません。

オレンジ色はFacebookですが、自動起動をオフにしているにもかかわらず、なぜか勝手に立ち上がってバッテリーを消費しています。こういうのが困るんですよね・・

そして緑色がBattery Doctorですが、これ自身がバックグラウンドでかなり動いているんですよね（11.8%で2位に来ているのは最後に起動してしまったためです）。だからこの手のアプリは入れるとかえって消費が増えるという噂もあり、微妙なところです。それ以外のアプリはほとんど無視できるレベルでした。

今回は起動しませんでしたが、Twitterの公式アプリで自動同期をオンにすると盛大にバッテリーを消費してくれますので絶対やっちゃダメです。今はtwiccaを使っています。

これは設定画面で確認した使用状況ですが、ずっとモニターをオフにしていたにもかかわらず、なぜか40%も消費しています。理解不能ですね。もちろんモニターオンだと消費率はもっと跳ね上がります。

この中で注目したいのは「セルスタンバイ」の数値です。これはそれほど高くないようです。例のセルスタンバイ問題により、MVNOで使っているとこれが異常に高くなることがあるんですよね・・

セルスタンバイの詳細を表示してみますと、圏外時間は0%となっていますので、セルスタンバイ問題は起きていないようです。これがもし100%だとセルスタンバイ問題が起きていますので、バッテリー寿命は極端に短くなります（T-01Cがそうでした）。幸いL-01Dはこの問題は起きないようですが、OSとは無関係で機種によってまちまちなので、不幸にしてセルスタンバイ問題が起きたときはSMS機能付きのSIMに切り替えることで解消できます。

まあ使っていない状態なら普通に保つということはわかりましたが、この機種はモニターの消費電力がダントツに大きいようなので、バックライトを明るくしているとあっという間にバッテリーが減ります。したがって、できるだけ照度を下げて、こまめにモニターを切るしか方法はありません。室内なら25%程度で十分ですが、明るい屋外では50%まで上げないと見えないのが辛いです。

それでも頻繁に使っていると半日くらいしか保たないので、安心のため予備バッテリーを購入しました。こういうものはあるうちに買っておかないと入手不能になる恐れがあります。すでにROWAの互換品は売ってないようで、これはLGの純正品です。ドコモの純正よりは安いですし、もちろん性能も同じものですから安心です。型番はBL-49KHです。Amazonで買いましたが、1,780円でした。