ecoNetBatteryとSetCPU

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Androidデジタルガジェット

このところF-12CとL-01Dを日替わりで持ち歩いてます(笑)。L-01Dはとにかくバッテリーの保ちが悪すぎるのでF-12Cの方が安心感があるのですが、メモリーが少ない影響でアプリがよく落ちるんですよね・・。結局どっちがいいのかまだ決めかねています。

そこでL-01Dのバッテリー保ちを少しでも良くするため、アプリを二つ入れてみました。一つはecoNetBatteryというアプリで、スリープ時に3G通信を切断することによって節電を行います。

ecoNetBatteryの設定は非常にシンプルで、たったこれだけです。
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これの良くできているところは、最短15分から定期的に3Gを接続したり、充電中は切断しない、テザリング中は切断しないなど、実際の使用状況をよく考えた細かい設定ができることです。完全に3Gを切ってしまうとメールが着信しても気付かないわけですが、定期的に接続してやれば多少のタイムラグはあるものの、メールに気付かない問題は避けられます。

なお音声通信は切断しないということなので、電話の着信には影響がありません。ただし僕はIP電話を使ってますので、3Gを切れば電話も着信しないことになります。まあ誰にも番号教えてないので、かかってくることはないのですが・・(笑)

ecoNetBatteryには有料版と無料版があって、機能的にはまったく同じですが、無料版では「端末起動時に有効化」が機能しないので、再起動のたびに手動でスタートさせなければなりません。まず無料版で機能が正常に動作していることを確認してから有料版を購入するのがいいでしょう。値段もたったの110円ですから、買って損はないはずです。ecoNetBatteryは純国産アプリですからサポートもきめ細かくて安心です。

ecoNetBatteryを入れてみたところ、確かにスリープ時のバッテリー消費は激減しました。1時間に1%減るか減らないかくらいです。やっぱり3Gが一番電力を喰っていたのですね。スリープから復帰するときもほんの2~3秒で再接続しますので、まったくストレスにはなりません。

3Gを切断することはスマホの使い勝手を大きく損なうことになるので本来なら避けるべき最終手段ではありますが、L-01Dはスリープ時のバッテリー消費があまりにも酷いのでやむを得ませんでした。

これでスリープ時のバカ喰いは阻止できたのですが、スマホを使っているときのバッテリー消費は相変わらず凄いです。本当に2分に1%の割合で減っていきます。これでは落ち着いてウェブ閲覧なんてやってられませんね・・

そこで禁断のCPUクロック変更に手を出しました(笑)。これはroot権限がないとできませんが、定番のSetCPUというアプリを使います。これも有料ですが、たかが149円なのでポチッと買っときました。

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これがメインの設定画面です。ここでクロックの最大値と最小値が設定できます。今のところこれは変更していません。変更したのはGovernor(ガバナー)の方です。Governorというのはクロックを最大値と最小値の間でどのように変化させるかという制御方法のことです。

Governorはデフォルトの状態ではondemandになっていて、もし何もアプリを入れなければOSのカーネルが自動的に制御しています。root権限がなければこの設定は変更できないわけですが、SetCPUを入れるとGovernorの変更が可能になります。選択可能なGovernorはOSのカーネルに依存するので、L-01Dの場合はondemandの他に、conservative, performance, powersaveが選択可能です。このうちperformance, powersaveはそれぞれクロックを最大値、最小値に固定するだけなので実用的ではありません。

ondemandとconservativeはいずれもCPUの負荷が高まったときにクロックを上げる動作は同じですが、その上がり方が異なっています。ondemandでは負荷がある値を超えると一気に最大値まで上げる感じですが、conservativeの方は時間をかけて徐々に上げていく感じです。負荷が下がってクロックを下げるときも同様です。これは実際に切り替えてみればわかるでしょう。ondemandでは最大か最小かほぼ2つしかないようですが、conservativeは中間のクロックが多用されています。

たぶんconservativeにすると負荷が増大したときのレスポンスが遅くなるので、スクロールが一瞬引っかかるなどの問題が出るかもしれませんが、理論的には平均クロックが下がるはずなのでバッテリー消費は減ると思われます。

とりあえずconservativeに設定して様子を見ていますが、今のところどのくらい効果があるのかはよくわかってません。

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次にprofileというものも設定できます。これは状況に応じてクロックを細かく制御する機能です。たとえば、スリープ時、バッテリーが減ったとき、充電中、特定のアプリ使用時など、それぞれの条件に応じてクロックを細かく設定できるので、トータルで見ればバッテリー節約になるでしょう。ここではスリープ時にクロックを最小値の384MHzに固定する設定をしています。

これだけアプリを導入しても、まあ劇的に改善したというほどではないですね。使用中にバカ喰いなのはどうしようもありません。そもそもLTEを無効化したり、3Gを切断したり、クロックを落としてまで使って何の意味があるのかと思いますね。せっかくのハイスペック端末が本末転倒じゃないかと・・(爆)

結局L-01Dのメリットって、画面が大きいことと、Android4.0が使えることしかないんです。ただそれだけ。あとせっかく買ったんで使いたいというのもあるか・・(笑)。それと引き替えにバッテリー保ちの悪さという代償が付いてきます。バッテリー保ちを少しでも良くするためにはパフォーマンスを犠牲にするしかないんです。はっきり言ってデメリットの方がはるかに大きいです。それでもL-01Dを使う意味があるのか? まだまだ悩みそうです・・(^^;

バッテリー保たないスマホは糞でしかない!(爆)

片雲の風に誘われて