登山

高見山手抜き登山

投稿日:1997 年 8 月 24 日 更新日:

■コースタイム
高見峠=0:40=高見山=0:25=高見峠【total 1:05】

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 このクソ暑い中長時間歩く気にもなれないので、短時間で登れて展望抜群の高見山に行くことにした。高見山に登るのは6年ぶりのことである。本当は6時に出発する予定だったのが、寝過ごして9時出発になってしまった。今日はドピーカンで暑くなりそうだが、10時20分に高見峠に着いたときには爽やかな風が吹いて意外に涼しかった。こんな真夏でも結構登りに来る人はいるようだ。


高見山登山口

 10時35分に鳥居をくぐって登り始める。山頂まで1100mの道標がある。距離は短いが、標高差360mを一気に駆け登る急勾配が続く。歩き出すとやっぱり暑くて汗が噴き出してくる。ここは奈良の山にしては珍しく植林でなく、ずっと背の低い潅木帯である。ジグザグの登りが続いて15分ほど登ると、休憩広場という名の開けた場所に出る。ここは展望がよく、ベンチが4つ置かれている。そこからまた潅木の中に入り、ずっとジグザグの登りを繰り返す。下ってくる人は結構多い。やがて潅木が切れて展望の開ける場所に出ると、国見山や薊岳、大普賢岳を望めるようになる。そこから少し登ると小さな道標があり、頂上はまだかと思っていたらすぐその上が頂上であった。意外にもあっさりと40分弱で着いてしまった。


高見山山頂の祠

 山頂には立派な祠があり、その少し下に避難小屋兼展望台がある。着いたときは意外に人は少なかった。その展望台には6年前にはなかった大型の双眼鏡が設置されていて驚いた。東吉野村が設置したものだが、何と無料である。もっともこんなところで金を取っても集金に来る人の人件費の方が高いであろう。覗いてみたが左側のフォーカスリングが壊れていてピントが合わず、結局右目だけの望遠鏡になってしまっていた。しかしすごい高倍率なので、菟田野の町並みや肉眼ではとても見えないような建物まで見えて面白かった。山頂からの展望は素晴らしく、360度のパノラマが楽しめる。さすがに関西屈指の名山といわれるだけのことはある。北側には室生の特徴ある山々を眺め、南側には伊勢辻山・国見山・明神岳といった台高主稜の山並みがうねうねと続く。池木屋山は陰に隠れてちょっと見えないが、そこから東へ江股の頭・白倉山から迷岳へと続く支稜をくっきりと望める。双眼鏡で見ると加杖坂峠のトンネルもはっきりと見える。大峰山脈は大天井ヶ岳から大普賢岳までがくっきりと見え、その左に仏生ヶ岳が少し見える。東側には重量感のある三峰山が横たわっている。


国見山・薊岳を望む


三峰山を望む

 しばらくするとどんどん人が登ってきて、にわかに騒々しくなってきた。こんな暑い時期でもよく登ってくる物好きがいるものだ。わずか標高1200mそこそことは思えないほど山頂には冷たい風が吹いて、日なたにいても全く暑さを感じない。奈良盆地のクソ暑さからは想像もできない涼しさだ。空には真っ白な筋雲が広がり、秋の気配を感じさせる空模様である。わざわざ信州まで出かけなくても十分涼しさを味わえるのであった。13時前に下山を始めたが、まだまだ登ってくる人は多い。人に会うたびに「あと何分くらいですか」と聞かれる。にわか登山者が多いためか、すでにバテている人が結構いる。この下りは結構きつく、膝に来る。トレッキングポールがなければかなりつらい下りだ。下りはわずか25分で高見峠まで下山してしまった。このクソ暑い時期に登るにはふさわしいお手軽な山なのであった。

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