古座川から大鎌椎平林道を経て見老津へ

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ライド記録自転車

今年初の紀南遠征に行ってきました。1日目はどこ行くかよく考えてなかったのですが、泊まる場所の関係でいつもの虫喰岩から出発。海側まで出て帰りはサイクルトレインで戻ってこようと思いました。古座川から海側へ抜けるにはいろんなルートが考えられますが、最もポピュラーなのは矢鱈坂かコカシ峠。ただこのルートは何度も走ってますので新鮮味が全くない。

そこで大鎌から大鎌椎平林道というグラベル林道を通って江住近くへ下りてくるコースを思いつきました。せっかくグラベルロードもあるので、こういうところで使っとかないと使い途がないでしょう(笑)。これだけではあまりにも距離が短いので、さらに海岸線を走って見老津まで行き、サイクルトレインに乗る計画を立てました。

ちなみに大鎌椎平林道についてですが、ネットを検索しても10年以上前の情報しか出てきません。海側で崩落があるため4輪は通行不可とされていますが、オフロードバイクは結構入っているようです。ただ現在も通行できるのかは何ともわかりません。万が一、崩落して通れなかったら引き返す覚悟で林道調査をしてきました。

GPSログはこちら↓


前夜から道の駅 虫喰岩で車中泊して、午前8時に出発しました。今どき土曜でもガラガラの珍しい道の駅です。まあ何もないですからね(笑)。


古座川の清流を眺めながら県道38号を西へ進みます。


鶴川橋を渡ってR371に入り、一枚岩方面へ向かいます。古座川はどこを見ても美しい。


一枚岩手前の橋から。道の駅からは近すぎて写真に入らないので、ここから見るのが一番きれいだと思います。


その橋のところから見える嶽ノ森山。あそこへ登りましたよ。


一枚岩トンネルを抜けると天柱岩が見えてきます。


どんどん古座川の奥へ入っていきます。古座川はいつ走っても気持ちいい!


三尾川で県道39号との分岐に来ました。ここを左へ入ります。何度も走った道ですから特にどうと言うこともなし。


新里川トンネルに向けて緩やかに上り、比曽原の標識を見て右の道へ入ります。この道はおそらく町道と思われます。


この道を通るといつも気になるのが和深小学校里川分校の廃校跡。いつなくなるかわからないので、生存を確認しておかなければなりません(笑)。ちょっとわかりにくい場所にありますが、道路からはすぐ近くです。


一応何とか持ちこたえてますが、前来た時よりだいぶ崩壊が進んだ気がします。これは倒壊するのも時間の問題だろうなぁ。


比曽原にはわずかながら民家があり、一応人は住んでいるようです。この立派な石垣が特徴的ですね。この先は大鎌まで一軒の民家もなく、深い山の中に入ります。


この道は過去に二度走ってますが、非常に道が悪く、よくロードバイクで走ったもんだと思います(笑)。めちゃくちゃ嫌でした。一度楽なもんに慣れたらもうロードバイクには戻れません(笑)。


古座川を走っていると道端でよく見かけるこれ、何かわかりますか? 最初は何か宗教的なもの?と思ってたんですが、何とミツバチの巣箱なんですよ。こうやって仕掛けておくと勝手に巣を作って蜂蜜が採れるらしいです。


川沿いにしては最後は結構急な坂を登りましたが、やっと道の悪い地帯を抜けて大鎌の集落に出てきました。小さな集落ですが、なかなか雰囲気の良い神社があります。


ここにも大鎌小学校の廃校跡があり、やっぱり生存確認をしておきます(笑)。


見た感じ、あまり変わってないですね。


植物はよく育っておりました(笑)。


さてここからメインイベントの大鎌椎平林道に入ります。情報によると、全長7.5kmでうち6.1kmがグラベル区間らしいです。


最初のうちは舗装路です。先ほどの大鎌への道よりずっときれいで拍子抜けするくらいでした。まさか車は来ないだろうと思っていたら、向こうから木材トラックが来たのでビックリしました。崩落して通れないはずなのに? どうも林道の本道ではなく、途中で分岐している伐採場の方から来たようです。


舗装路は1キロほどで終わり、いよいよグラベル区間に突入します。それほど急勾配はありません。ガレているところは無理せず押し歩きますが、9割以上は乗車可能です。


峠近くには少しだけ展望の開ける場所がありました。


峠の手前はわずかな距離だけ舗装されていました。


この辺が林道ピークのようです。標高約350m。


ネットの情報通り、海側に越えるとオーシャンビューが得られるスポットがありました。


海側の方が荒れているという情報がありましたが、それほどでもなかったですね。締まったフラットダートとガレ場が交互に現れる感じ。いかにも昔ながらの未舗装林道という雰囲気です。


新緑が眩しい。


出ました、問題の崩落箇所です。これがあるために4輪は通行不可とされてるんですよね。軽自動車ならギリギリ通れそうな気もしますが、路肩が崩れたらアウトだよなぁ。もちろん自転車は何の問題もなく通れます。


こういうガレ場がところどころ点在します。こういうところは無理せず押して歩きましょう。


ここから舗装に変わりました。右の空き地はメガソーラーでもできそうな感じだよなぁ。グラベルの6kmって想像以上に長いですね。初めて本格的なグラベルを走ってグラベルロードの走破性を試せました。結論として、このくらいのグラベルを走るには最低限38Cは必要で、これより細くすると厳しいですね。


舗装路を下っている途中でまた海の見えるスポットがありました。42号線も見えますね。


舗装路を1kmほど下って、すさみ町里野でR42に出てきました。これが反対側の入口です。


R42を2kmほど走って江住のローソンに着きました。ここでお昼を食べながらゆっくり休憩。


江住から見老津に向けて出発します。途中から海岸沿いの旧道に入り、江須崎島というところに寄り道しました。江須崎島は周囲2kmほどの陸続きになった島です。


島へ渡る橋の上から。なかなか豪壮な風景です。


島へ渡ってみると遊歩道があり、暖地性の植物が繁茂するトンネルになっています。


そのすぐ隣にある日本童謡の園にも立ち寄りました。ここは童謡にちなんだ銅像がいくつかあり、遊歩道が設置されています。そしてボタンを押すと童謡が流れる仕組みです。


童謡の園からは海の眺めも素晴らしい。


さらにR42を走って見老津漁港を見下ろすポイントまで来ました。


そしてあっという間に見老津駅に到着。この先は周参見まで駅がないので、ここで終了にするしかありません。駅に着いたのが14時頃。次の新宮行きは14:35なので、しばらく駅で時間を潰します。このために時間調整して来たんですよね(笑)。これを逃すと次は17時台までありませんので。


定刻通り新宮行きが入ってきて自転車はそのまま乗り込みます。何て便利なんだ(笑)。


これまで1駅か2駅しか利用しませんでしたが、今回は乗車時間44分と最も長い区間利用しました。車窓風景も楽しめます。


15:19に古座駅に到着しました。ここから道の駅まで3.5kmを走って本日のライドは終了です。

片雲の風に誘われて

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