FARNA SL2 ホイール交換しました

投稿日:2021 年 3 月 7 日 更新日:

パーツ 自転車

前回の記事でポタラーには軽量ホイールは無意味という結論を導き出しましたが、「買わない」とはひと言も言っておりません(笑)。あくまでも「高級ホイール」は猫に小判と言っただけです(爆)。だからコスパが大事なんですよ。ポタラーが買っても無駄にならないくらいの値段ならね、という条件付きです。

だいたいロードバイクに興味のない一般人からすれば、タイヤに1万円、サドルに3万円、ホイールに5万円って言ったら「アホか?自転車買えるやん!」って言われるに決まってます。もちろんそういう人の基準はママチャリであることは明らかですが、ホイールに5万円はさすがの僕でも許せませんでした。だって5万円出したらそこそこいいクロスバイクが買えるじゃないですか。ホイール変えて数十秒速くなるのと、クロスバイク買って遊ぶのとどっちが楽しいかと言われたら、間違いなく後者ですよ。それが価値観というものです。

金銭感覚がぶっ壊れてない人にとって、ホイールに5万円はあり得ません。よくホイール交換するなら最低5万円は出さないと効果を実感できないよと言われますが、その5万円でさえとても出せる金額ではない。でも2万円なら買ってもいいと思えるホイールがありました。もちろんそのくらいの値段では重さも大して変わらないし、交換しても効果は実感できないことは初めからわかってますが、変に期待しないからこそ落胆もないのです。要は見た目さえかっこ良くなればそれでいいんですよ。

シマノWH-RS300を買いました

ぶっちゃけた話、これを買ったのは安かったからです(笑)。前後合わせて18,005円。完全に条件に合致してますし、この値段なら我慢しろという方が無理(笑)。重さはWH-R501とほとんど変わらないですが、ポタラーには十分すぎるほどの性能です。コスパ最強のホイールと言ってもいいでしょう。

もう一つ事情がありまして、Amazonで買えることが条件だったんですね。貯まったギフト券を消化したかったというのが理由だったりします(笑)。現金ではほとんど支払っておりません。

ただAmazonでは価格変動が結構ありまして、単品で最大2千円ほど違います。実は前後同時に買ったのではなくて、先にリアの方を買いました。というのは、値下がりのタイミングが必ずしも同じではないので、安いうちに買っておくのが得だからです。一応購入金額を書いておきますと、フロントが8,908円、リアが9,097円でした。おそらくこの辺が底値だろうと思います。

軽さより剛性が重要

ホイールの値段って、軽さの2乗に比例する法則があるんですよね。だいたい200g軽くなるごとに値段が2倍に跳ね上がるって感じです。よく鉄下駄から買い換えるには最低でもゾンダと言われますが、要は1600g前後でないと軽量化の効果は実感できないということなんですね。でもそのクラスになると4~5万円が相場だから、とてもそこまで出せません。

でもホイールについて研究しているうちに、軽さだけが全てではないということがわかってきました。加えた力がロスなく推進力に変わるためにはホイールの剛性が重要なんだということをあちこちで聞きました。軽量化よりその方が効果が高いかもしれません。だから軽さはあきらめてもいいから剛性を高める方向へ考えが変わっていきました。

WH-RS300を買った理由

第一の目的は11速化対応

完成車付属のWH-R501は8~10速用のホイールなので、そのままでは11速化できません。もし11速化したいなら嫌でもホイールを交換する必要があります。しかし11速化するとなるとコンポ載せ替えになるので、パーツ代だけで5万円はかかってしまいます。それに加えて同時にホイール交換もとなると出費が大きすぎるので、先にホイール交換だけしておけばいつでも11速化できる環境が整うわけです。まあ今のところ11速化する予定は全くありませんけどね(笑)。

剛性アップ

WH-RS300の最大の特徴はストレートプルスポークでしかもエアロスポークだということです。この値段でこのスペックは普通あり得ません。さすがは世界のシマノ。

ストレートプルスポークは首折れスポークよりテンションを上げやすいため、剛性が高くなると言われています。しかもワイドリム化によってさらにリムの剛性も高まることが期待できます。

ワイドリム化

現在ではほとんどのメーカーがワイドリムに移行していますが、なぜかシマノだけはワイドリム化に消極的で、ワイドリムを採用しているのはエントリーグレードのWH-RS300とWH-RS100の二つしかありません。

もともとワイドリムは25Cタイヤに最適化されたものです。僕も以前は23C派でしたが、悪路走行が多いことから25C派に鞍替えしました。ワイドリムに25Cタイヤを装着すると転がり抵抗が最小になると言われているので、一応それが望ましいわけです。

ただ一般論としてはワイドリムに23Cタイヤの使用は非推奨とされるのですが、シマノのスペックでは23C~32Cが推奨範囲となっているので23Cも問題なく使えます。僕ももう23Cを使うことはないかなと思いますが、一応選択肢としては残しておきたいのでそれも歓迎です。

最大の目的は見た目

性能うんぬんはまあどうでもいいことでして、最大の目的は見た目のかっこ良さです(笑)。見た目は裏切りませんから、必ずかけた金額に見合う効果はあります。

僕はホイールというものはスポークが少ないほどかっこいいと思っています。WH-RS300はフロントが16本、リアが20本で、このくらいが高級ホイールの証となります。しかも憧れのストレートプルスポークにエアロスポーク。シマノのホイールはどれも見た目が地味なので、デュラエースもアルテグラも見た目的にはほとんど変わらないんですよね。だからパッと見には高級そうに見えてかっこいい(笑)。

WH-RS500とWH-RS300の比較

WH-RS300の一つ上位にはWH-RS500というホイールがあります。これは以前アルテグラホイールと呼ばれていたWH-6800の後継に当たりますが、名前が変わっただけで実質的に同じものと言われています。

最低1600gの原則から言うと当初はこれを第一候補に考えていたわけですが、価格は前後で約46,000円もします。WH-RS300とは倍以上の開きがあります。当然、絶対的な性能はWH-RS500の方が上でしょうが、この圧倒的な価格差を考えるとそこまでの優位性があるかどうかが問題です。もしそこまで必要がないのなら、WH-RS300の方がコスパが良いということになります。

この2つのホイールは前後スポークがそれぞれ16本/20本のエアロスポーク、リムハイト24mmのオフセットリムという基本スペックは全く同じものです。見た目はほぼ同じと言っても差し支えありません。違う点をまとめますと下表のようになります。

WH-RS500 WH-RS300
フロント重量 705g 770g
リア重量 944g 1057g
ハブ材質 アルミ スチール
リム幅 20.8mm 23.2mm
リム構造 チューブレス クリンチャー

当然、一番大きな違いは重量ですが、前後でWH-RS500が1649g、WH-RS300が1827gとなります。その差は178g。この差を大きいと見るか小さいと見るかはその人の価値観次第でしょう。

前の記事に書きましたように、ホイールで最も重要なのはリムの重量です。それが慣性モーメントの大部分を占めるからです。リム重量というのは公表されていませんが、スペックから推定するとさほど大きな違いがないということがわかりました。

たとえばリアで比較しますと113gの差がありますが、それがそのままリムの重量差ではありません。なぜかというとハブの材質が違うからです。WH-RS500ではハブをアルミにすることで大幅に軽量化されています。アルミにしたらどのくらい軽くなるかは全く見当が付きませんが、リアハブの重量ってだいたい300g程度ですから、アルミにすれば少なくとも50gは軽くできるんじゃないでしょうか? ひょっとするともっと大きいかもしれませんね。するとリムの重量差としては60gもあるかないかなんですよ。

WH-RS500はナローリムですから若干軽いと思われますが、チューブレス構造で帳消しになる可能性もあります。いずれにせよリム重量の差はあってもせいぜい60gとかその程度と推定されます。ネットで見た情報ではWH-RS300のリム重量は550g程度と推定されています。ミドルクラスのホイールでは450g前後と言われてますので、それに比べれば100g程度重いわけですが、鉄下駄だとリムだけで700g以上あるのが普通なので、それに比べればはるかに軽い。僕には2倍を超える価格差だけの価値は見出せないのですね。

ハブは回転中心にあるため慣性モーメントにはほとんど寄与しませんから、スチールでも全く問題はありません。むしろ重い方が剛性が上がるので好都合です。

あと気になったのがWH-RS500はチューブレス構造だということです。一般論としてはチューブレスのリムにクリンチャータイヤは填めにくいと言われています。中には関係ないという人もいますが、やっぱりタイヤによって相性問題はあるはずでしょう。僕はチューブレスなんて一生使う気はないので、タイヤが填めにくいのは御免です。そうするとクリンチャー専用のWH-RS300が良く、さらにワイドリムなので25Cタイヤとも相性が良いのです。

WH-RS500って同じ価格帯のホイールと比較するとあまり軽くないことから、やっぱりチューブレスで使ってこそ価値のあるホイールだと思うんですよ。2倍を超える価格差を考えると、僕にはWH-RS300の方がコスパが良く魅力的という結論になりました。

簡単レビュー


これが交換した後の姿です。非常に地味ですが(笑)、シンプルなフレームにはシンプルなホイールが似合う。フロントは僕が最も美しいと思っている16本ラジアル組み。しかもエアロスポーク。見た目が高級になっただけで僕的には満足です(笑)。

交換作業

WH-RS300にはリムテープが初めから装着されており、10速用のスペーサーも付属しています。もちろんクイックレバーも。他に買うものは何もありません。旧ホイールからスプロケとタイヤを移植するだけ。箱から出してすぐ使えるっていいですね。

リア9速なのでフリーに10速用スペーサーを入れてからスプロケを取り付けます。裏表があるので注意。3ヶ所切り欠きのある方がスプロケ側です。

自分でスプロケ交換できない人はあさひに持って行きましょう。1500円払えば持ち込みでも嫌な顔せずにやってもらえますよ。

交換後、ディレーラーの調整は全く不要でした。ただしワイドリムのためブレーキシューの隙間が狭くなりますから、引き量の調整だけは必要です。

実測重量

料理用はかりでちゃんと計れてるかわかりませんが、リムテープ付き・クイックレバーなしの状態で、リア1095g、フロント810gでした。リムテープが公称15gなので、実質リア1080g、フロント795gくらいですかね?

シマノさん、だいぶサバ読んでますねぇ(笑)。WH-R501とも比べましたが、実質20gくらいしか違いませんでした。ほぼ誤差の範囲。やっぱり重量的なメリットはないに等しいです。

ただ付属のクイックレバーはWH-R501より12g軽かったです。前後で24gの軽量化!

タイヤ幅の変化

ワイドリムに装着した場合、タイヤ幅は若干広がります。ただ25Cタイヤで実測25.5mmでしたので、ナローリムより0.5mm広がっただけでした。見た目にはほぼわからないレベルです。最近ETRTO規格の改定があり、今後はワイドリムに装着した時の幅を公称値とするらしいです。

初期振れ

通販でホイールを買う時に一番心配なのは振れがないかですね。ちゃんとした自転車屋で買えば振れ取りくらいはしてくれるでしょうが、Amazonで買うと間違いなく倉庫から出してくるだけですからね(笑)。

ただシマノ製ホイールの場合、箱出しで振れがあることは滅多にないらしいです。購入した製品も目に見える範囲の振れはありませんでした。海外製だと振れはよくあることみたいですが、シマノの品質は素晴らしいです。さすがはジャパンクォリティー!

各部の外観


フロントのハブフランジは剛性を確保するため大きなブロック形状になっています。いかにも剛性ありそうなルックスが頼もしい。エアロスポークがかっこいい!(笑)


リアハブも同じくブロック形状になっています。組み方はオーソドックスなクロス組みで、左右とも10本です。


11速用ではフリーが延長されたため、スポークの角度が大きく左右非対称になります。それを補正するためリアのリムは中心より少し左に寄ったオフセットリムとなっています。リムの塗装はつや消しの黒で、ザラザラした手触りがあり、高級感があります。


付属のクイックレバー。シマノのクイックは動きがとても滑らかで固定力がしっかりしてるんですよね。見た目もスリムでいい感じ。

走行感

まだ1回走っただけなので、大したことは言えません。まあ重量がWH-R501とほぼ同じなのでそんなに変わらないだろうと初めから期待はしていませんでした。だから落胆もない(笑)。

ただ剛性感はやっぱり違うんですよね。何と言うか、ペダルを踏んだときのダイレクト感がはっきりしています。そのせいかスピードの乗りが良い感じ。上り坂でもいつも使っているギアでは軽すぎる気がして1枚上げたくなるんですよね。もちろん重さは変わりませんからそのせいではない。やっぱり軽さより剛性の方が大事なんだと実感した次第です。

ラチェット音はWH-R501より若干大きい気がしますが、外を走ってるとほぼ聞こえないレベル。シマノらしい静かさです。チリチリという感じの高級な音がします。僕がシマノを選ぶ理由は音の静かさが大きいんですよね。音のない山の中で自分で音を出すのが嫌なんです。この気持ちわかるかな~?

気になるタイムですが、stravaの記録から比較してみました。天理ダムヒルクライムの最近の平均が24~25分程度だったのですが、WH-RS300に変えてから23分15秒と出ました。これは自己新記録ではないですが、まあまあ速い方の記録です。

こういうとプラシーボだろ?と言われるのを覚悟してますが(笑)、意識的に頑張らないようにしたつもりです。時計を見ると絶対頑張っちゃうので一切見てません。決して全力は出さず、8割くらいの力で登ったつもりです。心拍数が普段より上がったということもありません。いつもと同じようにゆるゆる登ってたら何となく速くなった、そんな感じです。信じる信じないはあなたの自由です(笑)。

総評

WH-RS300って全く注目されてないホイールですが、かつてコスパ最強と言われたWH-RS21の後継に当たるんですよね。ナローリムとワイドリムという違いはありますが、基本的な構造は同じものです。決して軽くはないけれどもよく走ると言われたWH-RS21の特徴は引き継いでいると思って間違いありません。

実質2万円でエアロスポークの完組ホイールというのは他にはないので、コスパから言うとやっぱり最強なんですよね。シマノだからこそ実現できた価格設定でしょう。

重量が1900gに近いことからWH-R501から交換してもさほど違いは実感できないかもしれませんが、2200gクラスの鉄下駄から交換すればかなりの効果は期待できるはずです。ホイールに5万円も出せないと思っている人にとって、鉄下駄卒業の有力な候補になり得ると僕は思っています。最低でもゾンダとか言ってる人は無視でいいです(笑)。

関連記事

-パーツ, 自転車
-,

Copyright© 片雲の風に誘われて , 2021 All Rights Reserved Powered by STINGER.