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ナニワカラーキットのまとめ

投稿日:2011 年 3 月 14 日 更新日:

自分でカラーネガの現像ができるナニワカラーキットを使い始めてすでに6本処理を行い、2ロット目に突入しました。とりあえず原価は回収しましたが、コストを低く抑えるためにはできるだけ多くの本数を処理することが必要です。と言いますのも、カラー現像液はモノクロに比べて劣化が早いため、早く使い切らないと無駄になってしまうからです。

では実際にはどのくらいの期間保存ができて、何本くらい処理できるのか?というところが気になります。説明書によるとカラー現像液の使用期限は調合後わずか10日、処理本数は24EXのフィルムで10本(500mlあたり)となっています。ネット情報では1ヶ月はもつとされていますが、250mlでの使用実績は見当たりません。実際のところはどうなんでしょうか? 1ロット目が終了しましたので、参考までに自分で検証した結果を載せておきます。

■前提条件

ナニワカラーキットは1L用の薬剤を500mlずつ分けて使えるようになっているが、それでは約1ヶ月で10本処理しないと無駄になるので、たくさん撮る人以外には向かない。自分はさらに1/4に分けて250mlずつ調合している。ただし、この方法が使えるのは35mmフィルム1本用のステンレス製現像タンク(容量250ml)を使っている場合に限られる。

現像の結果が良好であるかどうかはフィルムスキャナで読み込んだ結果で判断している。スキャナが自動的に色補正を行うため、厳密な意味でカラーバランスが崩れていないかどうかはわからない。しかし最近では写真屋に持って行ってもデジタルプリントになってしまうので、少々のことは気にしなくても実用上問題ないと想われる。

処理温度は標準の30℃を採用している。標準の現像時間は5分30秒である。

カラー現像液は空気が入らないように密栓して冷蔵庫に保管している。

■保存期間

調合から36日経過後に不要な期限切れフィルムを使って現像能力がまだ残っているかを実験した。すでに5本処理した後であるため、現像時間は6分30秒とした。その結果、現像能力は十分に残っており、カラーバランスも特に問題ないように見えた。空気に触れないように密栓し、冷蔵庫で保管すれば1ヶ月半はもつと思っていいだろう。

■処理可能な本数

説明書によると、500mlあたり処理可能な本数は24EXで10本、36EXで8本とされている。単純に250mlに当てはめれば24EXで5本ということになる。24EXを5本処理した後、さらに実験でもう1本処理してみたが、像はしっかり出ており、カラーバランスも特に崩れていない。したがって、1ヶ月以内であれば24EXで6本は十分処理可能と思われる。まだ余裕はありそうなので7本いけるかもしれない。コマ数に換算すれば144コマだから、36EXなら4~5本といったところである。1本処理するごとに現像液は着色して、5本も処理すればかなり濃い褐色になっているが、見た目ほど現像能力は失われていない模様である。

■現像時間の延長

カラー現像液は繰り返し使用するため、処理するごとに疲労が進む。そのために現像時間の延長が必要で、説明書によると、500ml使用の場合、2本処理するごとに15秒延長して最終的には7分まで延長するように書かれている。ただ説明書に書かれている現像時間はかなり余裕を見たものと思われ、実際はそこまで延長しなくても十分像は出ている。むしろ過現像はコントラストの低下や粒子の荒れを招き良くない。250mlでは1本処理するごとに10~15秒延長して試行錯誤してみたが、ほとんど変化はないように見える。したがって、1本処理するごとに10秒ずつ延長し、6本目で6分30秒に達するようにすれば問題ないと思われる。

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