eTrex30xのマウント方法を改良しました

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GARMINのeTrexシリーズはGARMINの創生期から存在しているロングセラーモデルで、もともとは登山・トレッキング用という位置付けですが、自転車用のハンドルバーマウントもオプションで発売されていて、ロングライド系のサイクリストには愛用者が多いようです。何と言っても地図がインストールできて乾電池で動作するというところが人気のポイントなのですね。

ところがこの純正マウントの出来が非常によろしくなく、長いこと使ってると振動で摩耗してユルユルになってくるのですね。そうなると簡単に外れるのでマウントを新品に交換するしかないのですが、最近は半年もしないうちにダメになります。問題はマウント側だけでなく本体側も削れてくるので、いくらマウントを交換しても改善しないようになります。

昔は補修パーツとして裏蓋だけ売っていたみたいですが、最近は手に入らなくなったのでどうしようもありません。自分のも度重なる酷使で相当削れており、マウントを新品に交換してもガタガタです。こうなると走行中の振動でカタカタうるさいのです。そして自分みたいに林道・酷道・険道がメインフィールドだとしょっちゅう本体ごと吹っ飛びます。もちろん命綱を付けてあるので落下はしないのですが、突然ガシャンと吹っ飛ぶのは心臓によろしくありません。

この解決方法はあるにはあるようで、GARMIN Edge系のマウントに変換するレックマウントのアダプターを使うとEdgeシリーズのように90度ひねって装着する方式になるので、吹っ飛びは防止できます。ただこのアダプターは裏蓋に直接ネジ留めするため、裏蓋への不可逆的な加工が必要になります。失敗する可能性も考えると何とかして予備の裏蓋を入手しない限り、手を出すのは躊躇されました。

これはもうあきらめるしかないのかと思ってましたが、Twitterのフォロワーの方から耳寄りな情報をいただきました。下のサイトの方がEdge変換アダプターを3Dプリンターで自作されていて、それをDMM.makeというサービスで販売されているそうなんですね。

eTrexをEdgeマウントに装着可能なアダプター二種を出品

購入先はリンクの中にあるので見て下さい。これは制作者の方が3Dデータを登録されていて、注文するとそのデータを使ってオンデマンドで物品を造形し、発送してくれるシステムです。なぜか色によって価格が違うのですが、一番安い白なら送料込みで1,298円です。ちょっと割高感はありますが、純正のハンドルバーマウントが1,680円もすることを考えるとまあ妥当と言えますね。納期は9~10日程度かかると書いてありますが、実際には注文から5日ほどで届きました。


実際のパーツはこんな感じです。Edgeシリーズと同じ形状になっています。3Dプリンター特有の筋は見られますが、業務用の機械で作っているだけあって、かなり精度の高い作りです。


裏はこのようになっていて、真ん中の突起が裏蓋の窪みに引っかかるようになっています。


本体裏蓋には後ろ側からスライドさせて装着します。若干きつめに作られているので、すでに削れた裏蓋でもガタつくことなくきっちり入ります。純正マウントは後ろ側の窪みにはまりますが、このアダプターでは手前側の開閉レバーのところにある窪みに引っかかるところがポイントです。この構造のおかげで、Gがかかっても前に飛び出しにくくなっています。取り外すときは爪を持ち上げて後ろに引っ張ると簡単に外れます。

これでeTrex側の準備はできたのですが、これだけではまだ取付できません。今度はEdgeシリーズに対応した自転車側のマウントも必要です。実は以前XOSS用に購入したものがすでにあったので、これを使おうと思っていました。

ところが樹脂製のパーツでよくやるミスで、ネジをきつく締めすぎてネジ穴をブチ抜いてしまいました。あ~あ、ぶっ壊してしもた(笑)。結論として、このような樹脂製で1本締めのタイプは固定力が弱く、すぐクルクル回ってしまうのでいただけません。

そこでまたAmazonで新しいのを探しました。やはり金属製でないとダメみたいです。本来ならレックマウントの両持ちタイプがしっかりしていて良いんでしょうけど、かなり高価ですね。まあいずれはそこへ行き着くような気がしますが(笑)、とりあえず中華で安そうなやつを探してみます。そこで見つかったのがこんな製品でした。

これは一応金属製みたいなんですが、割と最近出たみたいでレビューが少ない。商品説明も不十分で、ハンドル径がΦ31.8に対応しているのかもよくわからない。でも写真を見る限りは何となくいけそうな気がする。これがいいと思ったのは、2本締めタイプでしっかりしてそうだからです。まあ値段も安いので、もしダメだったら仕方ないと割り切って人柱覚悟で買ってみました(笑)。


プライム扱いなのですぐ届きました。いかにも中華らしい雑なパッケージですね(笑)。


中身はこれだけ。工具も付属しています。本体はオールアルミ製でガッチリしている割に軽量です。


これはハンドルクランプ部のスペーサーですが、よく見ると窪みが2段になってますよね。これは内側がΦ25.4で外側がΦ31.8にフィットするということです。ボルトもハンドル径に合わせて2種類用意されていました。これで懸念の一つは解消。


右側はアタッチメントのベース部で、これも金属製です。この上にブラケットをネジで固定します。左側にあるブラケットはGARMIN用とブライトン用が2種類付属しています。このブラケットだけが樹脂製でした。


ハンドルバーに取り付けてみるとこんな感じになりました。よくあるGARMINマウントと違ってハンドルの真ん中には来ませんが、この方がライトと干渉しないので好都合です。やはり2本締めなので非常にガッチリしていてビクともしません。ただ気になるのはこの可変ボール部分ですね。自由に角度を変えられるようにはなっていますが、こういうのってちょっとした衝撃ですぐ「おじぎ」してしまいそうな懸念が残ります。昔よく買ったアクションカメラ用のマウントはそうでした(笑)。


eTrex30xを実際に取り付けるとこんな感じになります。もともと高さがあるのに加え、Edgeアダプターの厚みも加わるのでさらに高くなってしまいますね。見た目的にはイケてない感じです(笑)。マウント自体はしっかりしていますが、やはりEdgeアダプターが脱落しないとも限らないので、念のため命綱は付けておいた方が良いと思います。

そしてこれを付けて一度実走でテストしてみました。まず純正マウントで気になったカタカタという不快な音鳴りは完全になくなりました。やはりハンドルバーに直接付けるのと違って前に出る分、視線の移動が少なく見やすいですね。高さがあるので見た目は良くないですが、距離が近くなった分、見やすさ的にはプラスです。

最大の懸念事項である「おじぎ」ですが、わざと荒れた路面を走ってみても全くありませんでした。もちろんブルブルという感じの微振動はありますが、衝撃でグイッと曲がってしまうようなことはありません。さすがに全てが金属製だと非常にガッチリしてますね。


ちなみにXOSSともマウントの互換性があるので、地図が不要なケースではXOSSだけでライドすることも可能です。これでようやく日の目を見そうですね(笑)。

というわけで、ようやく長年の不満が解消されました。このマウントは中華とは思えない精度の高さでグラグラ感が全くなし。珍しく当たりの製品だったと思います(笑)。Edgeアダプターも良いものでしたので、eTrexのマウント方法で悩まされている方は試してみる価値があると思いますよ。

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