2千円で買えるスマート体組成計は使えるか?

雑記

ロードバイクの世界では100グラム1万円の法則という説がまことしやかに言われております。つまり100g軽くするのに1万円かかるというわけで、1kgなら10万円ですよ。これはほぼ間違いのない話でして、貧乏人は決して手を出してはいけない世界です。しかし自分の体重を減らすのはタダ、2kg軽量化すれば20万円の価値があるわけですよ。

というわけで新しい体重計を買ってみたのでレビューしてみます。体重計といっても最近のは進化しておりまして、体脂肪率が測れるのはもちろん、測定結果をスマホに転送して記録もできるんですよね。こういう製品をスマート体組成計と呼んでおります。

買おうと思ったきっかけ

もちろん体重計は前から持ってたので体重を測るだけなら買い換える必要もなかったんですね。


今まで使ってたのはオムロンのHBF-362という製品で、13年前に購入したものです。これは両手両足で測るタイプで、部位ごとの体脂肪率を測定できるかなり高級なものです。

ところがこれで測ると体脂肪率がいつも高く出るんですよね。だいたい17%前後、時には20%近くまで行ったりします。脂肪が多いのは自覚しておりますが、さすがにそれはないやろ? しかも測るたびにバラツキが大きく、平気で1%以上ぶれたりするんですよね。これじゃ何を測ってるのかわからなくなってきました。

普通に考えると手を使うタイプの方が精度高そうな気がしますが、もう古いので壊れてるのかもしれません。いくらダイエット頑張っても体脂肪率がどんどん増えるので腹立ってきました(笑)。それでついに買い換えを考えたわけです。

INSMART スマート体組成計

買い換えるなら次は何を選ぶか?ですが、オムロンはあまり良い印象がないので避けようと思いました(笑)。だったら定番のタニタか?ということになるのですが、スマートウォッチを使ってる関係でシャオミのMiスマート体組成計2という商品が気になってたんですよね。やっぱりスマホと連携してみたいわけですよ。ところが調べてみるとこの製品は精度が200g単位しかないということでイマイチだなと思いました。

それでAmazonのおすすめに出てくる商品を眺めてますと、中華のスマート体組成計って腐るほど出てるんですね(笑)。その中で異常に安い商品を見つけました。最初見たときは1699円って冗談かよ?と思いました(笑)。国内メーカーなら2万円以上する商品ですからね、とても信じられません。というか中華凄すぎやろ!

この商品は精度が100g単位なので問題なし。全部で13項目も測れるそうです。しかもユーザー評価がすごく高い。評価数が異常に多いのでサクラの可能性もありますが(笑)、書いてあることは結構まとも。まあ失敗したとしてもこの値段ならいいかということなので、早速ポチりました。


別モデル扱いになっていますが、カラーはホワイトとブラックがあります。たぶん中身は同じもので値段も同じ。通常価格は2099円ですが、どちらかのカラーが値引きされていることがあります。僕が買ったときはブラックが安かったのでそちらにしました。

商品レビュー

外観


本体は薄型でコンパクト。重さは1.1kgしかないのでとても軽いです。クソ重かったオムロンとえらい違い(笑)。上面には強化ガラスが張られており光沢があって高級感があります。とても2千円しない商品とは思えません(笑)。表示は赤色LEDで見やすいです。なぜか50g単位まで表示されます(笑)。ただし本体で確認できるのは体重のみ、その他の項目はスマホアプリ内での表示となります。

電源

電源は単4電池2本を使用します。もちろん付属しています。電池が2本だけというのはいいですね。他の商品では3本だったり4本だったりします。

初期設定

使用する前にスマホ側に専用アプリFitdaysをインストールしておく必要があります。このアプリは中華系の体組成計でよく使われていて、ちゃんと日本語化されていますので問題ありません。

Fitdaysをインストールしたら最初にアカウントを作成して身長・年齢などの個人情報を登録する必要があります。初期設定で性別の選択がなかったような気がするのですが、なぜか女性になってました(笑)。性別を間違えると体脂肪率がめちゃくちゃになりますので注意して下さい。あとアスリートモードというのがあって、週に3日以上継続的に運動している人は選択するとデータの計算式が最適化されるということです。ただこれを選択すると体脂肪率が10%くらいになったので、さすがにそれはないなと思って通常モードに戻しました。

スマホとのペアリングはBluetoothさえONにしてあれば特に何もする必要はありません。FitDaysの測定画面を開いたままにして体重計に乗るだけで自動的にペアリングが行われます。

使用方法

計測の前にFitdaysを立ち上げて測定画面を開いたままにしておきます。

本体に電源スイッチというものはありません。体重計に片足乗せると自動的に電源ONになり、いったん降りて表示がゼロになるのを待ってからもう一度乗ると測定が開始されます。

10秒ほどで測定が完了し、スマホにデータが転送されます。体重以外の詳細データはアプリ側で確認できます。

測定項目

体重/BMI/体脂肪率/除脂肪体重/皮下脂肪/内臓脂肪/体水分率/骨格筋率/筋肉の重さ/骨量/タンパク質/基礎代謝/体内年齢

測定詳細データ


これが詳細データ画面です。


各項目をタップすると自分の数値が正常かどうかを判定できます。


グラフをタップすると各項目の変化を確認できます。これがスマート体組成計の真骨頂で、ダイエットのモチベーションが上がること間違いなしです(笑)。

測定データの検証

これだけ安いと測定値が合ってるのか気になりますが(笑)、一応検証のためにオムロンと比較してみました。ただしオムロン自体が正しいとは限りませんので、あくまでも相対比較ということをご了承下さい。また測定項目は同じではないので、共通する項目だけ比較します。

体重


なぜか250gの誤差がありましたが、50g単位は当てにならないので四捨五入すると実質200gでしょうか? 体重でこのくらいの差が出るのは不思議ですが、オムロンはもともと100gほど多めに出る傾向があったので、まあこのくらいは許容範囲とも言えます。

体脂肪率・皮下脂肪率・骨格筋率


体脂肪率はオムロンでは17.7%を示しています。INSMARTでは13.2%と出ました。166cm/55.1kgなら17.7%はおかしいでしょ? オムロンは許しがたいので強引にINSMARTが正しいとします(爆)。

皮下脂肪率はオムロンが12.0%、INSMARTも12.0%です。これはピッタリ一致。

骨格筋率はオムロンが31.9%、INSMARTが56.1%です。全然違いますが、たぶん定義そのものが違うんでしょうね。

基礎代謝


基礎代謝はオムロンが1374kCal、INSMARTが1402kCalでした。まあ誤差の範囲内ですね。

測定値は非常に安定している

この製品の特徴として、測定ごとのバラツキが非常に少ないです。何度測り直してもほぼ同じ値を示します。これは大きな美点です。一方、オムロンは毎回コロコロ変わったので、まったく信用できません。絶対値はともかく、日変化を追跡するには測定値が安定していることが何より重要だと思います。

まとめ

これまで3週間ほど使用しましたが、まったく不満はありません。アプリを立ち上げて体重計に乗るだけであっという間に測定できます。とても簡単。肝心の体脂肪率が正確に測れればそれでいいんです。

強いて不満を言えばFitdaysの方ですね。アプリの機能自体はシンプルで良いんですが、唯一残念なのは一度測定したデータを消せないこと。測定をミスったので消したいと思ってもずっと残ってしまいます。これはアップデートで何とかならないものか?

総じて言えば、間違いなく値段以上の価値はあります。今までなら日本製が良くて、中華はダメみたいな風潮がありましたが、もはやそんな時代は終わったと思います。最近の中華はものすごく進化していて日本製の上を行っています。価格的にも日本製は到底太刀打ちできません。多くの中華製品を試してみてそう実感します。高価で低機能なものを売っているだけの国内メーカーはもう終わったと言っていいでしょう。

コメント

  1. ys より:

    体組成計に関係ないコメントですみません。
    STRAVAの推定パワーのことを調べていて、こちらのブログにたどり着きました。
    ブログを書かれている方が最近ツーリング用の15kgのバイクを買われていつもロードバイクで走っているところをツーリングバイクで走ったら頑張っても随分遅かったというような内容の記事です。
    そこに載っていたSTRAVAの走行結果ではスピードはもちろん推定パワーもいつもより低く出ていました。STRAVAでは自転車の重さは考慮されないのでいつもどうりの頑張りで漕いでもこうなるんだろうなと思いました。
    そこでSTRAVAの推定パワーとパワーメーターのパワーについて考えてみました。
    合ってますでしょうか?
    ◆stravaの推定パワーは登録した体重をA地点からB地点(GPS情報)に測定された時間で移動するのにかかるであろうパワー(自転車の重さは無しまたは一定として算出)?

    ◆パワーメーターのパワーは足でペダルを押し込むパワー?下り坂で勢いをつけて上り坂にかかった場合、速度を基に高いパワーが算出されてしまうことは無い?

    ヒルクライムでパワーを増強せずに速く上る方法として、前輪蛇行(コンタドール走法)が最近試してみて有効ではないかと思っています。
    脚力パワーだけでなく、サドルやハンドルにかかっている体重がハンドルを切った方に進む推進力になっているのではないかと思っています。
    物理の見識のある方にお聞きしたいと思ってコメント差し上げました。
    もしよければご教授ください。

  2. ys より:

    写真にあるような体重計もパワーメーターと同じように金属のひずみで体重を算出しているらしいですね

  3. SORA より:

    ysさん、こんばんは。

    まずstravaの推定パワーは自転車の重さを考慮しています。ちゃんと設定項目がありますので、そこを設定されてないだけだと思います。正確に設定すれば推定パワーはその分だけ上がります。

    パワーメーターはペダルを踏み込む力を直接測定していますので、いかなる場合も正確なパワーを表示します。速度には関係ありません。

    走法についてですが、体重とパワーが同じであればどのような走り方をしても物理的にはタイム差は現れません。ただし人体の構造上、走法によってパワーを最大限出しやすくなるということはあると思います。

    おっしゃる通り、体重計も金属のひずみセンサーで重さを測定していますね。

  4. ys より:

    回答有難うございます。
    ストラバ自転車の重さ入力してみました。

    添付のURLの動画を見ていただけませんか
    https://www.youtube.com/watch?v=_ksAzDFd_Wo
    自転車を漕がずに進ませるこの原理
    どう考えたらよいのでしょうか?
    クランクを回す以外のエネルギー(シーソーみたいに重量を左右に移動)が
    推進力になっていると思いますが、蛇行も重要なポイントになっていると思います。

  5. SORA より:

    「エネルギー不変の法則」という物理学上の大原則がありますので、物理的にはどのような走り方をしてもパワーが増えることはあり得ません。

    この動画のような走り方では体重移動を推進力に変えているのだろうと思われますが、体重をかけるためには上体を持ち上げなければならないわけで、そのためにエネルギーを使っています。決して無からエネルギーが生まれるわけではありません。

    通常のペダリングに加えて、上体の体重移動も加味できればその分パワーは増えると考えられます。それは物理的ではなく運動生理学的な話です。ただしそれだけ大きなエネルギーを消費するので持続できる時間は短くなると思われます。

  6. ys より:

    ありがとうございました。

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