登山

猫魔八方台から会津磐梯山

投稿日:2000 年 8 月 12 日 更新日:

■コースタイム
猫魔八方台=0:20=中ノ湯=1:00=弘法清水=0:20=山頂=0:25=弘法清水=1:20=中ノ湯=0:20=猫魔八方台【total 3:45】

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 朝6時半に会津野YHを出発するが、朝からどんよりと曇った天気に出鼻をくじかれる。天気予報は昼から晴れると言ってるので、とりあえず裏磐梯まで回って時間を稼いでいく。毘沙門沼で写真を撮ってるうちに晴れ間が広がってきたので、急遽磐梯ゴールドラインへ向かう。登山口の猫魔八方台に着いたのが9時20分頃と遅かったので、駐車場はすでに満車で置けない。さすがは百名山だ。約300m先にもう一つ駐車場があるので仕方なくそちらに移動する。ここは一台も置いていない。登山口までは徒歩約5分かかる。9時30分に登山カードを記入して出発する。

 中ノ湯温泉までは軽四輪が通れるくらいの幅広で歩きやすい道が続く。ブナを主体とした広葉樹林が美しい。勾配もゆるやかで自然にペースが上がる。途中「火山性ガスに注意」の看板があり、硫黄の臭いが立ち込めている。そこを過ぎればやや下りとなって沢を渡り、すぐ裏磐梯高原からの道と合流する。右手には中ノ湯温泉があり、こんな山の中にしてはずいぶん立派な建物だ。残念ながら現在は営業していないとのことである。


檜原湖と銅沼を望む

 中ノ湯からはいよいよ本格的な登りが始まる。樹林帯の中を20分ほど登ると左手に展望が開ける場所に出る。磐梯山の爆裂火口壁が間近に見え、はるか眼下には檜原湖が見下ろせる。そこからもう少し登ると尾根を乗り越えて道はいったん下り始める。斜面をトラバースしながら再び登りに転ずるとササの茂るややうっとうしい道となる。足元も木の根や岩石が多く、歩きにくい。右手に磐梯山の山頂が見えるはずだが、ガスの中で見えない。この単調な登りがかなり長く続き、ササが深くなってくる頃、ようやく「弘法清水へ0.3km」の道標があって、お花畑方面との分岐に出る。行きはとりあえず最短コースをとるが、弘法清水まであと10分近くかかる。中ノ湯からはしっかり1時間かかった。


弘法清水にて

 やっと弘法清水に着くと、今までガスに覆われて見えなかった山頂が急に晴れ、青空が広がった。時間を遅らせた甲斐があったというものである。弘法清水には2軒の売店が建っており、よい休憩ポイントになっている。豊富な湧き水があり、帰りもここを通るので水の心配はない。冷たくておいしい水である。今日はとても暑いのでこの水がなければ干からびるところだった。ここから見上げると山頂ははるか高くそびえており、実はここからが大変なのだと思い知らされる。最後の登りに取りかかるが、思いの外つらい。岩礫の多い歩きにくい道を一歩一歩踏みしめて登る。日照りも強く、汗が止まらない。急登に息を切らせながらも時々現れる展望や高山植物に心を弾ませる。最後は岩石の階段状の道を一気に登り、岩礫が累積する山頂に到着する。午前11 時15分であった。


人がいっぱいの磐梯山頂


猪苗代湖を望む

 山頂は大変な人で、弁当を食べる場所を探すのにも苦労するくらいだった。ちょうどいいタイミングでガスが晴れており、眼下に猪苗代湖や会津盆地を箱庭のように見下ろすことができた。猪苗代湖の湖面標高が514mだから、相当な高度感がある。独立峰だけに展望は素晴らしく、北には吾妻連峰、東には安達太良山を望むことができる。弁当を食べているうちに濃いガスに覆われてしまって何も見えなくなったが、それもあっという間に晴れて突然視界が開けるのに驚いた。今日は晴れたり曇ったり雲の流れが速く、ずっとこんな天気のようだ。本当に出発を遅らせたのは正解であった。山頂には岡部小屋という小さな売店があって飲み物やキーホルダーなどを売っている。ヒメシャジンやウスユキソウの仲間と思われる高山植物が咲いていて写真に収める。


お花畑と天狗岩

 展望を十分楽しんだ後、12時35分に山頂を後にする。帰りも同じ道をたどるが、写真を撮りながらであったので弘法清水まで25分かかった。この後、弘法清水で再び水を補給し、売店で登頂記念バッジを買う。山頂では600円もしたのにここでは400円であった。帰りは少し遠回りになるがお花畑を経由していく。ちょっと名前がわからないが、黄色い大きな花がたくさん咲いている。おそらくキク科の花だろう。お花畑は広々としていて見晴らしが良く、とても気持ちがよい。ここは絶対通るべきである。もとの道に戻っていったんカメラをしまい、中ノ湯までところどころで写真を撮りながら下る。こんな時間になってもまだ登ってくる人がいる。日が暮れるまでに下山できるのだろうかと心配になる。登りにも増して歩きにくく、つらい道であった。中ノ湯からは広くなった道を淡々と下り、14時50分に猫魔八方台に着いた。

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