道後山は中国山地のほぼ中央、鳥取県と広島県の境にそびえる標高1269mの山です。実は今から24年前に一度来たことがあるはずなんですが、写真もほとんど撮っていなくて記憶も薄れています。道後山はいったん下ってからまた上りになるので、たぶんそのときは道後山まで行かずに手前の岩樋山で引き返したと思うんですよね。でもこのあたりの山は広々としていてとても気持ちが良いので、また行ってみたくなりました。
登山口はスキー場を抜けて広島県側の月見ヶ丘になります。駐車場とトイレが完備しています。たぶん昔とは変わってると思いますけど、全然記憶にないなぁ・・。後ろに見えている山が手前の岩樋山です。
登山コース図
最初は林道のような幅広の道が続いた後、よく整備された登山道になります。新緑の中を歩くのが気持ちいいです。
スミレがたくさん群生しています。
岩樋山の直下まで登ると東屋があります。
東屋のあたりからやっと展望が開けます。こちらは西方向、たぶん比婆山・吾妻山のあたりですね。ここも昔登りました。
東屋からもうちょっと登ると分岐点に出ます。岩樋山へ直接登る道と山腹をトラバースする道に分かれますが、岩樋山は帰りに登ることにして先に道後山へ急ぎます。
この時期の新緑は最高に美しいですね・・
岩樋山から下ってくる道と再び合流です。
そして次の分岐では、道後山に直接登る道と山腹をトラバースして大池経由で登る道に分かれます。とりあえず行きは大池を回っていくことにします。
笹原の中の気持ちいい道が続きます。
どこの山かまったくわかりませんが、中国山地はどこまでも山並みが続きます。
おっ、ショウジョウバカマ発見！
大した上りもなく、大池に着きました。名前の割に小さい池ですけど（笑）、新緑がとても美しいです。
大池を過ぎ、いよいよ道後山の登りに取り付きます。おっ、伯耆大山が見えてきましたよ。
もう頂上かと思ったらまた分岐が・・。持丸山から来る道と合流したようです。地図には載ってませんけど、たぶん道後山の北側にある山がそうかなぁ？
もうすぐ頂上です。広々とした笹原が気持ちいいですね。
そして道後山山頂に到着！ まったく記憶にないのでたぶん初登頂だと思います。ほぼ360度の展望が得られます。いかにも中国山地らしい広々とした穏やかな山頂です。しかし、風がむちゃくちゃ強い！ じっとしてると冷えてくるので、休憩もそこそこに退散。
一応、一等三角点をゲット！
ところで道後山には二つのピークがあって、西側のこのピークの方がわずかに標高が高く、1271mあるようですね。三角点はないんですが・・
西側のピークを越え、鞍部まで下りてきました。これから正面に見える岩樋山に登ります。しかし、だんだん空模様が怪しくなってきましたよ。今日の予報では夕方頃まで晴れると言ってたのに、朝からすでに曇り始め、時々パラパラと雨粒が落ちてくる始末。いったいどうなってるねん！
新緑がきれいやなぁ。中国山地は自然林がとても多い！
岩樋山までの登りはやや急ですけど、大したことはありません。こちらは標高1271mあります。昔、一度登っているはずですが、そのときの小さな山名板はなかったなぁ・・。まあ24年も経てば当然か？
岩樋山から見る道後山はこんな感じです。こちらも360度の展望ですが、やはり風が強いので早々に退散。
岩樋山直下から駐車場が見えました。結構登ってたんですね・・。あとは同じ道を下るだけ。
下り道で。これはキケマンですかね？ よく思い出せたわ・・（笑）
行きに通った東屋で早めのお昼を食べました。ここなら風を凌げます。そうしているうちに雨がパラパラとちょっと強く降ってきましたよ。すぐ止みましたけどね、全然当てにならん天気予報ですわ。降水確率0%だったのに・・。お昼前になって登ってくる人とたくさんすれ違いましたけど、これから登っても雨でっせ！（笑） 駐車場まで下りてきたら本格的に雨が降ってきました。ぎりぎりセーフ！
