写真

名松線廃止につき

投稿日:2009 年 12 月 8 日 更新日:

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伊勢奥津にて。ここを列車が走ることはもうないのだろうか?

名松線は以前輪行で一度だけ乗ったことがありましたが、急峻な山間地を単行の気動車が行く情緒あふれる路線です。その終点は奈良県境にほど近い伊勢奥津にあり、こんな山奥まで鉄道が来ていることに驚いたものです。しかし今年10月の台風18号による災害の復旧が見込めないため、JR東海は名松線家城~伊勢奥津間を廃止し、バス転換する方針を打ち出しております。認可が下りれば廃止ということになります。今日は気になっていた名松線の「その後」を見に行ってきました。そして廃止されればいずれ取り壊されるであろう駅舎を写真に収めてきました。

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2009年5月伊勢竹原にて。奇しくもこれが最後の写真になってしまいました。

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伊勢奥津駅にあった張り紙。現在のところ家城~伊勢奥津間は運休の扱いになっており、バスで代行輸送されています。

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この給水塔はたぶん永久保存されるのでしょうね。伊勢奥津駅自体は集会所を兼ねた建物なので取り壊されることはありません。

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比津駅。以前は木造の古びた駅舎(というより待合所)だったのですが、いつの間にか建て替えられてました。

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伊勢八知駅。ここも集会所を兼ねた建物なので取り壊されることはありません。でもこの看板はなくなりますね。

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伊勢鎌倉駅。名松線の駅はあまりにも小さすぎて見つけるのが難しいですが、ここは特に苦労しました。県道のすぐ横にあるにもかかわらず行き過ぎてしまいました。付近には数軒の民家があるだけで、いったい何人が利用するんでしょうね? 桜の頃に撮りたかったなぁ・・

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伊勢竹原駅。この区間で現在残る唯一の旧木造駅舎です。やはりここが一番風格があります。そしてたとえ廃止されなかったとしても建て替えられる可能性が最も高いです。今のうちに写真に残しておかなければなりません。

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家城駅。ここが現在の終点になっております。主に高校生が利用しているようです。ここはちゃんと駅員さんがいるんですねえ。

この中で実質的に取り壊される可能性があるのは、比津、伊勢鎌倉、伊勢竹原の3駅だけでしょう。今日は久しぶりにポジフィルムで撮ってきました。一瞬で消えてなくなるデジカメなんぞ使ってはいけません。現在の姿を後世まで残すことが写真を撮る者の使命です。

普通、廃止が決まると鉄道ファンが殺到してにわかに活況を呈するものですが、今回の場合はそんな余裕もなく突然の出来事でした。急峻な山間地を通るため、これまでもたびたび災害に見舞われており、一年近く不通になったこともあるそうですが、道路が未整備だったことからかろうじて廃止を免れてきた経緯があります。しかし昔に比べれば道路事情も格段に良くなっており、今回ばかりは大義名分が成り立たないのだろうと危惧します。本音は廃止したくてしょうがなかったのでしょう。しかしいくら復旧の目途が立たないとはいえ台風に便乗して廃止とは、トラブルに便乗して閉鎖した某ド○ログとやってること同じとちゃうんかい?

廃止と聞いてもっと荒れてるのかなと思いましたが、全然そんなことはなくて今にも列車が来そうな雰囲気でした。駅舎もきれいに掃除されていて、地元の方が大切にされているのがうかがえます。時間が止まったかのような静けさに包まれるこの場所が好きで、いつ来ても懐かしい感じがします。できることならここにもう一度列車が走ることを願っています。

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