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Huami Amazfit Paceのレビュー(総括)

投稿日:2019 年 5 月 14 日 更新日:

Amazfit Paceを購入して3ヶ月以上使ってきましたが、細かいクセや不満点も見えてきましたので、ここらで総括してみたいと思います。

バッテリーの保ちは十分

これまで使ってきた感触では、トラッキングを行わない状態でスマートウォッチとしての使用(通知や常時心拍計測など)をした場合、1日あたりのバッテリー消費は15~20%程度と推定しています。公称の連続使用時間は5日間ということですから、ほぼ公称通りと思って良いと思います。

常時心拍計測はしてもしなくてもバッテリー保ちにほとんど影響がないことがわかっています。

ただしスマホと同じで、本体で頻繁に操作を行ったり、スマホと同期を行うと結構な勢いで消費していきます。したがって、できるだけ触らないということがバッテリー保ちを伸ばす秘訣といえるでしょう。

さらにバッテリー保ちを伸ばすには機内モードにして一切の通信を遮断してしまうと効果があります。もちろん通知は来ないし天気予報も更新されませんが、純粋な活動量計としての使用なら1日あたり8~10%程度の消費であることがわかっています。したがって公称通り11日間の連続動作が可能であるといえるでしょう。

一方、GPSを動作させてトラッキングを行った場合、公称では35時間とされていますが、そこまでは保たないという感触を持っています。これまで最大5時間ほどしか使ったことがありませんが、それで20%程度の消費でした。したがってギリギリまで使うと実質的には24時間程度ではないかと推定されます。

ただ現行のスマートウォッチでここまで保つものは少なく、GARMINのランニングウォッチでも10時間程度しか保たないものが多いことを考えると24時間保てばかなり優秀といえるでしょう。少なくともGPSロガーとしては十分な持続時間を持っていることは確かです。

GPSロガーとしては優秀

何回かにわたって書きましたが、GPSの精度そのものはGARMINの専用機と比べても遜色なく、トラックロガーとしては十分な性能を持っています。本体だけでGPXを出力することも可能なので、PCへの取り込みも容易です。ただし高度だけは初期の測位精度に左右されるため、正確さを求めるには測位を何度かやり直すなど使いこなしが必要です。

ちょっと変な動作

これまで気付いたちょっと変な動作には次のようなものがありました。

心拍数が明らかに異常

激坂でゼーゼーハーハー言ってるのに心拍数が100を切ってたり、逆に下り坂で全くペダルを漕いでないのに最大心拍数付近に張り付いていることもありました。これらは明らかに異常な数値ですが、なぜか時間が経っても復帰せずそのままになってしまうことがありました。いつもそうなるわけではありませんが、稀に起こる現象です。

これはPaceだけの問題ではなく、光学式心拍計の宿命なのかもしれませんね。もしかすると汗の影響があるのかもしれません。やはり信頼性は十分でないので、正確な計測を求めるには心電式心拍計を使った方が良いといえるでしょう。

高度が更新されない

これは自転車ではなく登山の場合にあったのですが、相当な急傾斜を登っているにもかかわらず高度がまったく更新されないことがありました。Paceは気圧式高度計を持っているので、通常そういうことはないはずです。これはバグなのかよくわかりませんが、しばらくすると一気にガツンと上がるようなこともありました。

不満な点

これまで使ってきて不満に感じた点は次の3つです。逆に言えばそれ以外は特に不満はないということです。

ウォッチフェイスに高度を表示できない

これは前回にもちらっと書きましたが、最もよく目にするウォッチフェイスに高度を常時表示できない仕様は残念だと思いました。アウトドアウォッチとしては高度が非常に重要な情報なわけで、さすがにGARMINはよくわかっています。せっかく気圧式高度計を持っているのですからやろうと思えばできるはずですが、校正するのが難しいということでしょうか?

トラッキング中はウォッチフェイスに戻れない

Paceの仕様ではいったんトラッキングを開始すると終了するまでウォッチフェイスはもちろん、他のアプリを起動したり設定を変更することも一切できなくなります。ポーズ中も同じです。これがGARMINなら「後で再開」というメニューがあって、ポーズ中に一時的にウォッチフェイスに戻ることも可能です。これができないのはかなりのストレスなんですよね。トラッキング中も普通に時計として使いたいことはあるわけで、何とかしてほしいところです。

高度計の手動校正ができない

これも高度計絡みですが、Paceでは現在地の高度が正確にわかっている場合でも手動で校正することができません。正式な情報ではありませんが、おそらくトラッキングを開始した時点でのGPS高度をもとにして自動校正しているものと思われます。したがって、初期の高度がズレているとずっとズレたままになるわけですし、気圧の変動などがあっても再校正してくれないのでだんだんズレが広がっていくこともあります。GARMINでは手動で高度を校正することもできるので、この辺は見習ってほしいところです。

結局のところ、スマートウォッチは必要か?

これを言っちゃうと身も蓋もないようですが(笑)、少なくとも自分の場合、スマートウォッチの必要性というものを全く感じません。なぜなら家から一歩も出ない超インドア人間なので(笑)、時計というものも必要がないのです。というか嫌いです。常にPCの前に張り付いていますからメール着信の通知を受ける必要性も全くなく、PCを見た方が早い(笑)。家の中で歩数を測ってもせいぜい数百歩ですしね(笑)、心拍を常時計測しても別に意味はない。時計なのに電源を切るって変な気がしますが、余計なバッテリー消費を防ぐために家にいるときは常に電源をオフにしています。

要は外でサイクリングとか登山などをしたときにトラッキング目的でしか使わないんですが、それもGARMINの専用機があれば要らないんですよね。当然、地図を表示できる方がナビとして便利だし、高度を含めたログの精度も優秀です。あえてスマートウォッチで二重にログを取る意味はないですね。強いて言えば心拍数が見たいだけなんです。それなら単なる心拍計で十分じゃない?(笑)

唯一スマートウォッチが役に立つケースとしてはスマホを持ちたくないランニングくらいに限られますね。でも僕はランニングしない人なので関係ありません(笑)。

結論として、自分のような特殊な環境ではスマートウォッチは何の役にも立たないということです。まあ事前に予想した通りではありますけどね・・(笑)

総括

買っても使い途がないことは初めからわかり切っていたんですが(笑)、スマートウォッチというものがどんなものか試してみたかったので買ってみただけです。まあ単なる物欲ですね(笑)。しかし買って後悔はしていません。せいぜい1万数千円ですしね、これだけ楽しめれば十分じゃないでしょうか? それでアクセスが増えたら儲けものですしね(笑)。

初めてスマートウォッチを買う人にこれを薦めるのはちょっと微妙ですけど、英語が嫌じゃなければ悪くない選択だと思いますよ。何と言ってもコスパ抜群ですし、常時表示ができて屋外で見やすい液晶画面ってそんなにないんですよ。GARMINと同じレベルとまでは行かなくても8~9割程度には迫れているのではないかと思います。要はGARMINに5万円以上出すか、1万数千円で済ませるかという価値観の問題です。僕はそこまでスマートウォッチに深入りできないので、安い方を選びました。

日本語に対応していないということが最大の障壁になっているようですが、最新バージョンではスマホアプリ側のAmazfit Watchがついに日本語化されました。これだけでも少しはハードルが下がったのではないかと思います。本体側もバージョンを追うごとに多言語化が進んでいますし、もしかしたらいずれ日本語化される日が来るかもしれません。

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